米海兵隊のステルス戦闘機F35Bが4日、米軍伊江島補助飛行場に初飛来した。強襲揚陸艦の甲板を模した着陸帯「LHDデッキ」が完成し、米軍が伊江村に12月からの運用開始を伝えていた。県と宜野湾市が普天間飛行場周辺で騒音測定したところ100デシベル近い数値が出ており、伊江島で訓練が本格化すれば騒音被害がさらに深刻になる恐れがある。 午後2時38分、米軍普天間飛行場を離陸した2機は伊江島上空に爆音を響かせて到着。LHDデッキに接近したが着陸はせず、約15分間、補助飛行場周辺を周回。その後普天間飛行場へ戻った。 補助飛行場に隣接する村西崎区の照屋善市さん(66)は、ごう音に驚き家を飛び出したといい、「ハリアー(F35Bの先代機)よりうるさいと聞いていたが本当だった。これからどうなるのか」と不安そうだった。 この日は午前8時すぎからパラシュート降下訓練が行われ、オスプレイ1機も飛来した。(沖縄タイムス