菅義偉首相の長男正剛氏が勤める放送事業会社「東北新社」による接待問題で、市民団体「検察庁法改正に反対する会」が26日、正剛氏ら東北新社の4人を贈賄の疑いで、総務省幹部13人を収賄の疑いで東京地検特捜部に刑事告発した。 告発状によると、正剛氏ら4人は2016年7月以降、総務審議官だった山田真貴子内閣広報官ら当時の総務省幹部13人に対し、39回にわたり総額約60万8000円の飲食代を贈与。席上、東北新社が手がける衛星放送など個別事業の話題が出たとされることから、「現職の総理大臣の息子が、権力をふりかざして公務員に便宜を図ってもらおうとした可能性が高い」と主張している。 東京都内で記者会見した同会共同代表の岩田薫さん(68)は「官僚が利害関係者から何万円もの接待を受けることは、市民感情として納得できない」と批判。同じく共同代表の早川芳夫さん(68)は「このまま幕引きをさせてはならない。検察という