【ロンドン=近藤雄二】国際サッカー連盟(FIFA)は23日、倫理委員会を開き、6月の会長選をめぐる票の買収疑惑で暫定資格停止処分となっていたハマム理事を有罪と認定、サッカー界から無期限で追放することを決めた。 これにより、ハマム理事はアジアサッカー連盟(AFC)会長職も解かれることになる。AFCは29日に理事会を開く予定で、ここでFIFA理事とAFC会長の後任人事について対応が協議されるとみられる。 ハマム理事は、カリブ海地域の各協会会長に票集めの買収を行ったとされ、5月29日の倫理委で暫定処分を下されていた。理事は理事会直前にFIFA会長選からの撤退を表明、残る唯一の立候補者となったブラッター会長は6月1日の総会で4選が決まった。