スイッチの受信側ポートの輻輳(ふくそう)のために、複数のトラフィックがたまっていくような状況下では、フレーム受信のためのキューがあふれてしまうことが考えられる。このような状況下では、Random Early Detectionなどでフレームなどを破棄することが一般的であるが、この連載では最初から触れている通り、I/Oネットワークにおいてはフレームの破棄は大きな影響をもたらすため、これは行えない。したがって、Priority-based Flow Control(PFC)により、フレーム送信のPAUSEを要求するわけである。 前回も触れた通り、PFCではタイマが切れると送信側は自発的に送信を開始する。本来であればPAUSEタイマが働いている間にキューの処理が行われ、受信バッファが回復することが期待されるが、保証されるものではない。したがって受信ポート側から輻輳(ふくそう)を管理するか、もしく