【ソウル=門間順平】韓国外交通商省の金在信(キムジェシン)次官補は29日、日本の武藤正敏・駐韓国大使を呼び、自民党議員4人が竹島(韓国名・独島)に近い鬱陵島(ウルルンド)への訪問を計画していることについて、「入国を許容することはできない」との立場を日本側に公式に伝えた。 韓国政府は、4人の安全確保が難しいことや、日韓関係に否定的な影響を与えるとして、日本政府や自民党に訪問自粛を要請してきた。強行した場合は、韓国への到着時に入国禁止措置を取るという。 これに対して武藤大使は、「事態に冷静に対処し、入国が認められるよう再考を求める」としたうえで、「4人は日韓関係に否定的な影響を与える意図で訪問しようとするものではない」と説明した。 韓国では4人の訪問計画への反発が高まっており、4人が韓国入りする予定の8月1日にも市民団体の抗議活動が予定されている。