AMDの「AMD EPYC 7C13」は、価格が2000ドル(約30万円)前後とサーバー向けCPUとしては安価なのにもかかわらず、負荷テストで優れた結果を出したと、テクノロジー系メディアのServe The Homeが報じています。 AMD EPYC 7C13 is a Surprisingly Cheap and Good CPU https://www.servethehome.com/amd-epyc-7c13-is-a-surprisingly-cheap-and-good-cpu/ Serve The Homeは、通販サイト・Neweggでそれまで見たことがなかった「AMD EPYC 7C13」というCPUを搭載したサーバーを発見し、さっそく数台購入してその性能のテストしてみました。 lscpuコマンドを用いてCPUの情報を表示すると、AMD EPYC 7C13は64コアと256
MicrosoftはAIアシスタント「Copilot」をWindows向けに提供していますが、記事作成時点ではCopilotによる処理はクラウド上で実行されています。新たに、Intelの幹部が「将来的にAI PCには40TOPS以上の処理性能を備えたNPUが搭載され、Copilotがローカルで実行可能になる」と発言しています。 Intel confirms Microsoft's Copilot AI will soon run locally on PCs, next-gen AI PCs require 40 TOPS of NPU performance | Tom's Hardware https://www.tomshardware.com/pc-components/cpus/intel-confirms-microsoft-copilot-will-soon-run-loca
起業家であるイーロン・マスク氏の宇宙企業「SpaceX」が展開している「Starlink」は何千基もの人工衛星で構築したネットワークを介した通信インフラサービスで、世界中のどこにいてもインターネットに高速でアクセスできます。そんなStarlinkの人工衛星が今どこに飛んでいるのかをリアルタイムで把握できるマップ「STARLINKMAP.ORG」が公開されています。 STARLINKMAP.ORG - Real-Time Starlink Satellite Tracker https://www.starlinkmap.org/ STARLINKMAP.ORGにアクセスするとこんな感じ。画面右側に地球儀が表示され、おびただしい数の赤い点が描かれていますが、この点すべてがStarlink衛星を示しています。衛星の動きがアニメーションで表示されますが、デフォルトだと16倍速となっているので、右
Linuxで動くシステムで何か問題が発生した際の原因分析に役立つツールの一覧をNetflixやIntelでクラウドコンピューティングのパフォーマンス改善に取り組んできたエンジニアのブレンダン・グレッグ氏がブログにまとめています。 Linux Crisis Tools https://www.brendangregg.com/blog/2024-03-24/linux-crisis-tools.html ◆procps このパッケージには「ps」「vmstat」「uptime」「top」という基本的なステータス表示に役立つツールが含まれています。 ◆util-linux このパッケージには「dmesg」「lsblk」「lscpu」というシステムのログを取得したりデバイスの情報を出力するツールが含まれています。 ◆sysstat このパッケージには「iostat」「mpstat」「pidsta
カードキーシステムに存在する脆弱(ぜいじゃく)性を悪用してロックを解除する攻撃手法「Unsaflok」が発表されました。Unsaflokの攻撃対象となるカードキーシステムは日本を含む世界中のホテルで使われており、300万枚以上のドアが攻撃の影響を受けるとされています。 Unsaflok | Unsaflok is a series of serious security vulnerabilities in the Saflok brand of hotel locks. https://unsaflok.com/ ◆Unsaflokで解錠可能なドアの種類 Unsaflokはdormakaba製のカードキーシステム「Saflok」を対象とした攻撃手法です。Saflokを採用したカードキーシステムは複数の種類が存在していますが、すべてのSaflok採用システムが攻撃の対象となっています。 S
データベース管理システム「Redis」の開発を主導するRedis Ltd.が2024年3月20日にRedis 7.4以降のライセンスを従来の三条項BSDライセンス(BSD-3)からRedis Source Available License 2.0(RSALv2)およびServer Side Public License(SSPLv1)のデュアルライセンスに変更すると発表しました。 Redis Adopts Dual Source-Available Licensing | Redis https://redis.com/blog/redis-adopts-dual-source-available-licensing/ Change license from BSD-3 to dual RSALv2+SSPLv1 by K-Jo · Pull Request #13157 · redis
チャットボットや生成AIの開発では、アメリカを中心とする欧米諸国が世界をリードしているという印象があります。ところが、アメリカ・シカゴのポールソン研究所にあるシンクタンクのMacroPoloが行った調査では、AI研究で世界の上位20%に入るようなトップ研究者のほぼ半数が、中国出身であることが報告されました。 The Global AI Talent Tracker 2.0 - MacroPolo https://macropolo.org/digital-projects/the-global-ai-talent-tracker/ In One Key A.I. Metric, China Pulls Ahead of the U.S.: Talent - The New York Times https://www.nytimes.com/2024/03/22/technology/ch
オープンソースのコンパイラ「GCC」にAMDが開発中のCPUアーキテクチャ「Zen 5」に関連すると思われるパッチが導入されました。 AMD Zen 5 "Znver5" CPU Enablement Merged For GCC 14 - Phoronix https://www.phoronix.com/news/AMD-Zen-5-Znver5-Merged-GCC14 AMD adds support for Zen 5 to Linux GCC compiler | Tom's Hardware https://www.tomshardware.com/pc-components/cpus/amd-adds-support-for-zen-5-to-linux-gcc-compiler AMDは、2024年2月に「znver5」と呼ばれるプロセッサを対象にしたパッチを提出していま
スマートホームの標準規格「Matter」の開発を手がけるConnectivity Standards Alliance(CSA)が2024年3月19日、IoTデバイス向けのセキュリティ標準規格「IoT Device Security Specification 1.0」とそれに付随する認証プログラムの「Product Security Verified Mark」の導入を発表しました。 The Connectivity Standards Alliance Product Security Working Group Launches the IoT Device Security Specification 1.0 - CSA-IOT https://csa-iot.org/newsroom/the-connectivity-standards-alliance-product-secu
by Nicolas Nova フィンランドに本社を構える通信端末メーカーのNokiaは、2011年まで世界最大の携帯電話メーカーでした。しかし、その後は低迷してしまい、2013年にMicrosoftに買収され、記事作成時点では通信インフラ設備の製造が主要事業となっています。なぜ世界最大の携帯電話メーカーだったNokiaが衰退してしまったのかについて、通信解析ソフトを開発するTextQueryが公式ブログで解説しています。 Nokia Made Too Many Phones https://textquery.app/2024/02/06/nokia-made-too-many-phones/ Nokiaはフィンランド系スウェーデン人の鉱山技師だったフレドリク・イデスタムによって1865年に設立されました。設立当初のNokiaは製紙に使うパルプ工場を営んでいましたが、事業が拡大するにつれ
パーソナルコンピューターなどの情報を記録する磁気ディスク「フロッピーディスク(FD)」は主に1980年代から2000年代半ばにかけて広く使用されました。そんなFDについて、プログラマーのジョナサン・パラント氏が解説しています。 JP's Website · 2023-08-28 · Everything I know about floppy disks https://thejpster.org.uk/blog/blog-2023-08-28/ FDは大きく分けて「8インチ」「5.25インチ」「3.5インチ」の3つのサイズがあります。このほかに「3インチ」「2.5インチ」「2インチ」なども存在していました。 8インチFDは最初に登場したFDで、1970年代初頭に開発されました。樹脂製の薄いディスクを同じく薄い樹脂製ケースで覆っており、ドライブの読み取り・書き込みヘッドはケースの一部に開い
宇宙の膨張率を示すハッブル定数は、宇宙の歴史と将来を調査するために重要なデータで、ハッブル宇宙望遠鏡による観測から求められています。しかし、別の観測方法から算出した値とずれがあったため、ハッブル宇宙望遠鏡の測定に誤りがある可能性が指摘されていました。しかし、2021年に打ち上げられたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の測定データから、ハッブル宇宙望遠鏡の測定に間違いはなかったことが示されました。 ESA - Webb & Hubble confirm Universe’s expansion rate https://www.esa.int/Science_Exploration/Space_Science/Webb/Webb_Hubble_confirm_Universe_s_expansion_rate 宇宙はビッグバンによって誕生した約138億年前から膨張を続けています。宇宙が膨張するこ
ゲームボーイやゲームボーイアドバンスといった任天堂ゲーム機のエミュレーターを開発するPizza Emulatorsが、すべてのアプリをGoogle Play上から削除すると発表しました。 Nintendo emulator Pizza Emulators pulls its apps from Google Play store | Eurogamer.net https://www.eurogamer.net/nintendo-emulator-pizza-emulators-pulls-its-apps-from-google-play-store Android向けにゲームボーイとゲームボーイアドバンスのエミュレーターアプリを配布していたPizza Emulatorsが、「アプリ開発よりも家族を優先する」として、アプリの削除を発表しました。 Pizza EmulatorsのDisco
Teedyはさまざまな種類のファイルの中身を読み取って検索できる状態にしてくれるドキュメント整理ツールです。受信したメールを自動で取り込む設定もできるとのことなので、実際にセルフホストして使い勝手を確かめてみました。 sismics/docs: Lightweight document management system packed with all the features you can expect from big expensive solutions https://github.com/sismics/docs TeedyのインストールにDockerを利用するので、下記のリンクから自分の環境に合った方法でDockerをインストールします。 Install Docker Engine | Docker Documentation https://docs.docker.com
イーロン・マスクの衛星通信サービス「Starlink」のアンテナは、有用な信号を捉えきれず、他の信号に受信を妨害されてしまうことがあります。これを改善するためのアンテナ改造方法をソフトウェアエンジニアのオレグ・クトコフ氏が解説しました。 Connecting external GPS antenna to the Starlink terminal – Oleg Kutkov personal blog https://olegkutkov.me/2023/11/07/connecting-external-gps-antenna-to-the-starlink-terminal/ Starlinkのアンテナにはいくつか種類があり、初代から順に「REV1」「REV2」などと呼ばれています。REV1とREV2は丸形、GIGAZINEでレビューした以下の四角いアンテナはREV3、2023年11
AIの進歩に伴って「AIによって人間の仕事の大部分が奪われる」という不安が現実的なものになりつつあります。人類はAIの登場以前から「蒸気機関の発明」「電気の発明」「コンピューターの発明」といった多くの技術革新に直面したわけですが、そのたびに数多くの職業が不要となり消えていきました。そんな「社会情勢の変化によって消えた職業」をまとめたページが英語版Wikipediaに存在しています。 Category:Obsolete occupations - Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Category:Obsolete_occupations 英語版Wikipediaの「社会情勢の変化によって消えた職業」をまとめたページには記事作成時点で183件の職業が登録されているので、いくつか興味深いものをピックアップしてみました。 ◆電話交換手 電話の発明から
半導体技術標準化団体のJEDECが、グラフィックボード向けの高速メモリ規格「GDDR7」の仕様を公開しました。 JEDEC Publishes GDDR7 Graphics Memory Standard | JEDEC https://www.jedec.org/news/pressreleases/jedec-publishes-gddr7-graphics-memory-standard GDDRはDDRと比べて高速な通信が可能なメモリ規格で、主にグラフィックボード向けのメモリとして使われています。例えばNVIDIAのRTX 40シリーズにはGDDR6やGDDR6Xといった規格のメモリが使われているほか、AMDのRX 7000シリーズでもGDDR6規格のメモリが採用されています。 JEDECの発表によると、GDDR7はGDDR6と比べて帯域幅が2倍になり、デバイス当たりの最大通信速度
2024年3月5日、画像生成AI「Stable Diffusion」などの開発を行うStablity AIが、3Dモデル生成AIツール「Tripo AI」を開発するTripoと提携し、画像を入力するだけで高品質な3Dモデルを生成できるAIツール「TripoSR」を発表しました。 TripoSRのご紹介:単一画像からの高速3Dオブジェクト生成 — Stability AI Japan https://ja.stability.ai/blog/triposr-3d-generation ????新リリース????@tripoAI とのコラボレーションにより、TripoSR をリリースしました。 TripoSR は、1秒以内に高品質なアウトプットを作成できる新しい image-to-3D モデルです。 詳細はこちら:https://t.co/3vts0AHAh6 pic.twitter.com/
NVIDIAの「DLSS」、AMDの「FidelityFX」、Intelの「XeSS」といった複数のゲーム超解像技術を単一のコードで有効化できるAPI「DirectSR」をMicrosoftが発表しました。 DirectX Innovation on Display at GDC 2024 - DirectX Developer Blog https://devblogs.microsoft.com/directx/directx-innovation-on-display-at-gdc-2024/ 「DLSS」「FidelityFX」「XeSS」といった超解像技術はAIを用いてフレームを生成したり解像度を向上させたりする技術で、GPUの負荷を抑えつつゲームの画質やフレームレートを向上させることが可能です。それぞれの技術は対応GPUさえ用意すれば使えるわけではなく、ゲーム側が各技術に対応し
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