By Oregon Department of Transportation 植物が葉緑素(クロロフィル)を使い、二酸化炭素を吸収して酸素を大気に放出していることは非常によく知られている現象ですが、この仕組みに化学による力を加えることで、従来の10倍もの効率で光合成を行い、燃料として使えるアルコールを生成する「バイオニック・リーフ(生体科学の葉)」が開発されています。 New "Bionic" Leaf Is Roughly 10 Times More Efficient Than Natural Photosynthesis - Scientific American http://www.scientificamerican.com/article/new-bionic-leaf-is-roughly-10-times-more-efficient-than-natural-photo
身体能力に欠損を生じた障害者の脳波を読み取って、パワードスーツなどに命令を送り、機能を補助する研究が進められています。脳波によるマシンコントロールのトレーニングにVR(仮想現実)を使ったところ、マシンコントロールを学習できるだけでなく、動かなくなった体の部位の感覚を取り戻し、回復不可能だと思われていた機能自体が回復した例が報告されています。 Brain training with exoskeleton and VR spurs recovery for paraplegics | Ars Technica http://arstechnica.com/science/2016/08/brain-training-with-exoskeleton-and-vr-spurs-recovery-for-paraplegics/ アメリカのデューク大学のミゲル・ニコレリス博士らの研究チームは、脊
IBMによれば、相変化メモリ(PCM:訳注)は飛躍的な進化を遂げ、コストはフラッシュに近づいたという。例えば、キャッシュやメモリとしてフラッシュやDRAMと併用することや、データベースのアクセスを高速化することも可能になる。 訳注:Phase Change Memory。相変化技術を利用した不揮発性メモリ。 2016年5月上旬にパリで開催された「IEEE International Memory Workshop」でこの飛躍的進化のデモが行われ、IBMはトリプルレベルセル(TLC)PCMをお披露目した。このPCMはセルごとに8レベルの抵抗を判別する。それにより、各セルが1/0ビットを3状態保持できる。 IBMの研究員エバンゲロス・エレフセリウ氏によれば、PCMは読み取り速度200~300ナノ秒、書き込み速度2~4マイクロ秒を実現するという。現在のフラッシュストレージの読み取り速度は数百マイ
by Thomas Kohler 空気中の二酸化炭素を太陽光だけで炭化水素燃料に変換できるという安価で革新的な太陽電池をイリノイ大学シカゴ校(UIC)の研究者が開発し、特許出願しています。 Nanostructured transition metal dichalcogenide electrocatalysts for CO2 reduction in ionic liquid | Science http://science.sciencemag.org/content/353/6298/467 Breakthrough solar cell captures CO2 and sunlight, produces burnable fuel | UIC News Center https://news.uic.edu/breakthrough-solar-cell-captures-
By Wladimir Labeikovsky 温室効果ガスのひとつ数えられる二酸化炭素(CO2)の排出削減は全世界的に取り組みが急務とされており、各分野で削減策の研究が進められています。なかでも電力を作り出す発電所からは多くのCO2が排出されているのですが、発電の際に排出されたガスに含まれる炭素を取り出してカーボンナノチューブを作ることでCO2の排出をゼロにして、さらに付加価値の高い物質を生みだすという研究が進められています。 Researchers assess power plants that convert all of their CO2 emissions into carbon nanotubes http://phys.org/news/2016-06-power-co2-emissions-carbon-nanotubes.html Thermodynamic asse
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます Googleのエンジニアは、同社の量子コンピュータ「D-Wave」をより大規模にし、複数の分野の問題を解く能力を持たせる方法を見つけた。 Natureによれば、Googleはアナログの手法とデジタルの手法を組み合わせて、スケーラブルな多用途量子コンピュータを作り出した。 断熱量子計算(Adiabatic Quantum Computation:AQC)は、Googleが数年前に購入した量子コンピュータD-Waveの基礎となっているアナログの技術だ。しかし、Natureに掲載された論文にも述べられている通り、AQCは、デジタル回路とは違って、システマチックにエラーを修正することができない問題を抱えており、この制約はスケーラビリティの問題を
スマホのバッテリーを35分間でゼロから80%まで充電可能なQualcommの「Quick Charge」を超える性能を実現し、わずか20分間でバッテリーをゼロから70%まで充電できる世界最速の急速充電規格「Pump Express 3.0」をMediaTekが発表しました。 Pump Express 3.0 http://i.mediatek.com/pump-express-3 MediaTekの「Pump Express 3.0」の詳細については、以下のムービーを見るとよくわかります。 Pump Express 3.0 by MediaTek - YouTube Pump Express 3.0は、20分でスマートフォンのバッテリーをゼロから70%まで充電可能な急速充電規格です。 ゼロから70%まで充電するまでにかかる時間を競合他社と比較した結果、競合他社Aは70%になるまで40分を要
by Andrés Nieto Porras ディスプレイを自由自在に折り曲げられることや省電力であることが特徴で、ヘルストラッカーやKindleにも採用されている電子ペーパーの開発元E Inkが、新たにフルカラーの電子ペーパーを開発したと発表しました。 E Ink Announces Advanced Color ePaper, a Breakthrough Technology for Color EPD Applications | Business Wire http://www.businesswire.com/news/home/20160524006209/en/Ink-Announces-Advanced-Color-ePaper-Breakthrough-Technology フルカラーの電子ペーパーはAdvanced Color ePaper(ACeP)と呼ばれています
「不気味の谷」越えた自然さ 「日本人の少女」は難しい もう一人、女子高生を制作中 昨年秋、一人の美少女「Saya」の画像がツイッターに投稿され、大きな反響を呼びました。実在の少女を写したような圧倒的にリアルな画像が、すべてコンピューターグラフィックス(CG)で描かれたものだったからです。あれから半年、Sayaの進化は止まっていません。街中での実用化に向けた研究も始まりました。 「不気味の谷」越えた自然さ 慶応大学日吉キャンパス(横浜市港北区)の研究室を訪れると、巨大なディスプレーが置かれていました。 シャープから提供を受けた超高画質の「8K」テレビです。幅1.8メートルの大画面には、等身大のSayaが表示されています。 「画面の前に立ってみてください」 杉浦一徳・准教授に促されて画面の前に立つと、視界が画面で覆われ、目の前に実在の少女が立っているような臨場感があります。微妙な色合いの肌、あ
複雑なラフスケッチを、まるで手でペン入れしたかのような線画に自動で変換してくれる新技術が早稲田大学の研究室によって発表されました。 シモセラ・エドガー ラフスケッチの自動線画化 http://hi.cs.waseda.ac.jp/~esimo/ja/research/sketch/ 早稲田大学のシモセラ・エドガー研究院助教らが開発したのは、鉛筆で描いたラフ画を一発で自動的に線画にしてくれる技術。例えば以下の画像でいうと、左側がラフ画スケッチ、右側がニューラルネットワークモデルで線画化したものです。 着物の女の子や…… お祭りっぽい雰囲気の女の子。 かなり線が重なっているように見えるお面のスケッチもこの通り。 複雑なスケッチでもかなりの精度で線画化しているのがわかります。 これまで、スキャンした鉛筆画など複雑なラフスケッチの線画化は非常に困難でした。しかし、新しい手法では3種類の畳込み層から
Magic Leapは製品を発表せず事業内容もほとんど公開していない段階でGoogleやKPCB、Qualcommといったベンチャーキャピタルから5億4200万ドル(約590億円)の資金を調達し、2016年2月にはアリババからIT企業史上最大規模の7億9350万ドル(約864億円)を調達したという驚きのスタートアップです。そのMagic Leapが開発中の技術および製品に関するムービーを公開し、プロジェクトの全貌が明らかになってきました。 A New Morning - YouTube 映し出されたのは1つのデスク。 そのデスクの上にスマートフォンの通知画面のようなものが映し出されました。なお、画面下部に「このムービーはCGを合成したものではありません」と表示されています。まるで、見えないディスプレイが空間に浮いているかのようです。 今度は通知画面の右側にグラフのようなものが映し出されまし
耐久性、硬いしソフト このタイヤ(季語なし) 脅威の万能物質グラフェンはバッテリーからロボットまであらゆる物を進化させつつあります。 今回グラフェンのおかげでグレードアップされたのは自転車のタイヤです。VittoriaのMezcalとMorsaの新しいグラフェン注入モデルは軽く、薄く、かつグリップ力に優れていると自転車乗りがタイヤに求めているものを全て備えているようです。 自転車乗りにとってタイヤ選びはかなり重要な問題。どんなコンディションで自転車に乗るかによって使うタイヤが全然変わってくるんです。大きいタイヤはグリップ力にすぐれて耐久性も良いとされていますが、車体に重みが加わってしまします。小さいタイヤは軽くて見た目も良いかもしれませんが耐久性も比較的低く、牽引力が小さいのがデメリットです。 しかしグラフェンをタイヤの素材に加えることでそういった性能がぐんと上がっているようですよ。グラフ
自分よりもはるかに重いものでも動かせる極小ロボット「MicroTug」が6体でチームを組み、自分たちより約1.8万倍は重い自動車を引っ張って動かしている、驚異的な映像が公開されています。 Modeled After Ants, Teams of Tiny Robots Can Move 2-Ton Car - The New York Times http://www.nytimes.com/2016/03/14/technology/modeled-after-ants-teams-of-tiny-robots-can-move-2-ton-car.html 実際に車を動かす様子は以下のムービーから見ることができます。 Let's all Pull Together: Team of µTug Microrobots Pulls a Car - YouTube アリは自身の体重の100倍
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