ブックマーク / yow.hatenadiary.jp (51)

  • 十三乙女漂流記 蠅の女王 - チャーチルのパラドックス「民主主義は最悪の政体である」を、図説&解読(下)-法の支配 vs 民主「主義」

    〜これは、「法の支配って何?」シリーズ1、2、3、4、5、6(上)からのつづきものです。〜 ★チャーチルのパラドックスとは?:脚注を参照下さい。⇒ *1 前回はパラドックスの1.についてやりました。今日は、2.の「この命題を最上級で定式化したとたん、民主主義もやがて「A集合においても最悪」となるだろう」について中心に、やっていきます。 マルクスによる、「イデオロギー信仰」分析 ―ヒューマニズムにおける問題 まずは、ごひいきさん掴むため、漫画から掲げることに。 この漫画では、<法>一般の効力の仕方の説明を、貨幣の話に置き換え描いてる。元々マルクスの論も、貨幣論として論じられている。(ていうか「法」だと絵に起こしにくいんだYO) また、「宗教」とか「イデオロギー」に内容すげ換えても「可」なくらい、一般性備えた論理、と知っていただきたい。 最初に、ある、テレビCM作りのパターンをイメージして欲し

    十三乙女漂流記 蠅の女王 - チャーチルのパラドックス「民主主義は最悪の政体である」を、図説&解読(下)-法の支配 vs 民主「主義」
    YOW
    YOW 2007/07/20
    >「直接の人間の関係性」から公的秩序の「崇高さ」を遡及的にとらえさせようとするのが、イデオロギー支配の常套手段。/しばらくこっちの更新に係っきりで、ブックマーク休業状態です。
  • チャーチルのパラドックス「民主主義は最悪の政体である」を、図説&解読(上)-法の支配 vs 民主「主義」 - 蠅の女王

    以下、選挙前に、代議制や議会制についての話と思っていただければ。 〜これは、「法の支配って何?」シリーズ1、2、3、4、5からのつづきものです。〜 民主主義という政体がはらむ堕落の可能性について、ウィンストン・チャーチルの有名な言葉がある。いわく、 たしかに民主主義はあらゆるシステムの内で最悪である(:B集合)と。 そこで問題なのは、 他のどのシステムも民主主義以上ではない(:A集合) ということである。 (1947年11月11日の下院演説で。英語文はこちら記載⇒ *1 図はYOWによる) B集合は、A集合に含まれる「全体」。ここで「最悪となった」とは、民主主義がB集合における他のシステムと比べると機能していない、未熟だ、ということ。加えて、A集合の歴史上試されてきたバリエーション群の中で眺めれば、民主主義よりマシなのは今まで無かった、というわけだ。*2 これが、なぜパラドックスと言われる

    チャーチルのパラドックス「民主主義は最悪の政体である」を、図説&解読(上)-法の支配 vs 民主「主義」 - 蠅の女王
    YOW
    YOW 2007/07/20
    選挙前なんで、代議制のことや議会制の「擬制」について、調べてみました。擬制をバカにしても、生活様式化しても駄目で、民主主義が最悪の政体となりうる。
  • 十三乙女漂流記 蠅の女王  - 非ハイエキアンによるハイエク思想地図 〜法の支配って何処?〜

    前回から1か月。4月に「ハイエク調べてまた書く!」と言って、その宿題感にこだわって、読みに必死になり過ぎておりました。いくら読んでもどうしても、 ボクはハイエクタンに惚れることが出来ませんでした。 宿題になってった経緯はhttp://d.hatena.ne.jp/YOW/20070425/p1の真ん中らへんにあるよ。(:「日国憲法と法の支配」について調べたもの) ↑つか、真ん中だけじゃなくって上から下まで、自由主義で先進国で近代化社会に住んでいるヒトは全員、読んでほしー。*1 んで、その日付け分で、調べててぶち当たった 「民主主義を貫徹させないがための、『法の支配』の仕掛け」 というハイエクによる「法の支配」の一文にずっとこだわっています。次回続きでハイエクからちょっと離れて「民主主義」問題やるつもりなんですが。ただ、こだわって、ハイエク著作の著述追いかけてても、個人的にしゃーないよ

    十三乙女漂流記 蠅の女王  - 非ハイエキアンによるハイエク思想地図 〜法の支配って何処?〜
    YOW
    YOW 2007/06/05
    俯瞰で思想の特徴を捉え、ハイエク「法の支配」論がどこらへんの位置にあるか、早分かり図解を作ってみました。 <こっちの更新にかかって、しばらくはてブ休眠しております。
  • 「まず、仲間の区別ありき」 - YOW’s blog

    長文になったので、ダイアリーにて書きます。 mindさんの経歴に、恐縮しておりまする。 今、わたくしは、全力を尽くして福田歓一先生の超むつかしい岩波新書を読んでるのでありますっ というのは大袈裟で、一般向けだからなのか、想定外に分りやすい内容で良い教書でありました。青版と黄版と。 自分でたてたダイアリー構想のスケール感にヘタレて、はてブエントリーに目を通すのは後回しになってます。 又まとまれば、アップ&関連サイトをはてブして参ります。 ゲーム理論、論理学は、あまり勉強できてない領域なのですが、 ゲーム理論で『紛争の一般理論』(著者 ボールディング)というだけがなぜか、うちで長く積ん読状態にて待機していたことを、思い出しました。読んで話題にするには、まだ知識不足で。 提示したアガンベンの話のようなことが、ゲーム理論的にはどう解釈されるかは、わたしには未知数です。 ありそうだけど、実際に扱っ

    YOW
    YOW 2007/05/05
    言葉足らずでした。補記を:名前は「象徴」。ex.性別論→規格で漸次的に詰めれば「真の」規格の象徴を逆に生む。一致する実体は存在不可・各規格内容にて失敗した象徴化で表現される事に/「絶対性」を開く例外状態。
  • 十三乙女漂流記 蠅の女王 - 日本国憲法と「法の支配」の関係について調べてみた。(「法律の支配」て言ったら、トータリズムキーック!)

    この記事は、「法の支配って何?シリーズ」の1、2、3からの続きものです。 〜〜〜(今日書いた内容)〜〜〜 ●まず一つ目は、 id:YOW:20070404で参照した「法哲学学会」の概要にて、「しかし日国憲法上の法の支配が一体何であるのか、また何であるべきかについては、公法学者たちの間でもいろいろな議論がある」とされてあったのを、わたしなりにがんばって意識しつつ、このたびは「良い意味でオーソドックス」なと思われる解説を6つひろってきて、紹介していくつもり試み。 ●二つ目は、 「法の支配」の解説の中で、自然法の扱いについてどうだったか。・・・自然法という言葉ずばりは、見たの範囲では出てこなかったということ。 ●三つ目は、 わたしが参照にしたの紹介。 ●四つ目は、 そのの中で、“教育法改革問題と「法の支配」”について書かれた論考があったので、その内容の紹介を。〜〜〜〜〜〜〜〜 “日

    YOW
    YOW 2007/04/25
    「法の支配」と日本国憲法の関係は1,憲法の最高法規性の観念をもつこと(憲法自体の内部にというより)2.法的適正手続原則3.司法権の政治からの独立4.人権と。自然法ずばりが「法の支配」論で挙がってる箇所はなかった
  • 自然法は「自然」じゃないよヴァーチャルだよ (「法の支配」て何/「法律の支配」て言うたらマトリックス行き!) - YOW’s blog

    このエントリーの経緯ですが、 2chの法学板での『安倍が「法の支配」を「法律の支配」と間違えてる件』 *1 という、話題を先週たまたま見つけてにわか勉強で「法の支配て何1」「法の支配て何2」にてアップしたり。 (問題視されてた去年11月〜2月は、テレビあまり観てないので知らなかった) 前回やばいやばいと言いながら、あれから図書館まだ行ってなくて、「憲法」の課題は、ついでがあった時またチェックして書くとして、 今日は、前回の続きでないようで、続きでもあります。 もう既に今まで読んだやwebテキストから、今後自然状態、自然法について述べられてる部分をピックアップして、書き出していこうと思います。 今日のキーワードは、対「王権神授説」です。 自然法自然の権利といっても、今日のはどちらかというと、内心の自由とか。なぜころの問題は、次回のおかずにすることに。今どき「王権」てとか言わないで下され。

    自然法は「自然」じゃないよヴァーチャルだよ (「法の支配」て何/「法律の支配」て言うたらマトリックス行き!) - YOW’s blog
    YOW
    YOW 2007/04/14
    キーワードは、対「王権神授説」(から立ち上がった自然法の発想)←長いか。/z0racさん、mindさん、下さったコメント引用させてもらっております。natu3kanさんTezさんの指摘されたのは、う、あまり記憶になかったです。
  • 十三乙女漂流記 蠅の女王 - 日本で、「法の支配」って、なんだ?(「法律の支配」って言うな!)

    一夜明けて、わたしの他力願は天に届いてませんでした。だから「日で法の支配といったら、憲法のことかどうか」、自分で調べてみるよ。 昨日の『安倍が「法の支配」を「法律の支配」と間違えてる件』からピックアップ。「法の支配」って、何だろうなぁのエントリーで発現してしまった課題を、今日はやります。 6/22追記:「日の法の支配」について4月25日の記事の方がよく調べてから書いてあります。Google検索「法の支配」のワードで、この日付け記事がえらい上位なんですが、すいません。<追記以上> 【関連URL】法学板@2ch『安倍が「法の支配」を「法律の支配」と間違えてる件』:http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/jurisp/1160384786/ 上のキャッシュページ:http://proxy.bbsnews.jp/2ch/jurisp/1160384786/

    YOW
    YOW 2007/04/04
    ずっとプライベートモードから切り替えてなかったミスが。日付け改め。/記事内引用論文>法の支配は通常、法の確定生と結び付けて理解される事が多い→前提として予め内容が確定された法が必要だという事になる。
  • 十三乙女漂流記 蠅の女王 - 『安倍が「法の支配」を「法律の支配」と間違えてる件』からピックアップ。「法の支配」って、何だろうなぁ

    法学板@2chで見つけたスレッドを、わたしの独断と合点だけで、レスのピックアップしてみます。スレッドのネタ元は、産経ウェブの【コラム・断】安倍首相は裸の王様か 「法の支配」と「法律の支配」からのようです。記事内容は、次の見出しd:id:YOW:20070402:p2にて、転載記録してます。 スレッドでは国際法とかの話も出てますが、ここではざっくり省いていきます。 レスの順序は、前後して書き出しております。 太字,赤字、等の強調はYOWによるものです。 ※、註のところは、YOWによる補記です。 法学板@2chよりhttp://academy6.2ch.net/test/read.cgi/jurisp/1160384786/ キャッシュページ:http://proxy.bbsnews.jp/2ch/jurisp/1160384786/ まずは、序というか前ふり。 安倍が「法の支配」を「法律の支

    十三乙女漂流記 蠅の女王 - 『安倍が「法の支配」を「法律の支配」と間違えてる件』からピックアップ。「法の支配」って、何だろうなぁ
    YOW
    YOW 2007/04/02
    昨日のエントリ※欄「『法の支配』とは日本では憲法の事」で良いのかどうか、もう少しあらい直す必要があるかもしれません。←4/3調べ中。「日本では」どうかが中々出てこない。欧米ではは出てくるが。すすいません。
  • 『パプリカ』レビュー ―<二つのギャップ>:妄想の言葉と絵、あっちゃんと時田君

    今敏監督映画『パプリカ』:http://www.sonypictures.jp/movies/paprika/site/home.html 先ずは今回の声優・林原めぐみさんを讃えたい。 パプリカ/あっちゃんが林原さんで、当に良かった、思うよ。 今の日では、ドラマの俳優よりも声優に、達者な役者さんが多いのかもしれない。 アニメーション映画でも、声の演技の訓練出来てない有名タレントでキャスティングしてしまう傾向があるけれど、そうすることによって一体どれくらい増しで集客見込めるからなのか、僕はいつも首を傾げてしまう。 アニメーションでは映像のみならず声の演技だけでも充分鑑賞にあたうようなキャスティングを、きちんとして欲しいと僕は願ってる。 妄想による言葉の与える「自由自在」な印象と、それを具現化した絵とのギャップは、避けられない 僕のポリシーとして、星いくつでした、何点でした、と点出して済ま

    『パプリカ』レビュー ―<二つのギャップ>:妄想の言葉と絵、あっちゃんと時田君
    YOW
    YOW 2006/12/19
    「ラカン的恋愛論」の正しい順序理解について。
  • 「フィクションの中に生きる」ということ:近代の精神

    現代政治の思想と行動 作者: 丸山眞男出版社/メーカー: 未来社発売日: 1964/05/30メディア: 単行 クリック: 65回この商品を含むブログ (40件) を見る 「現代政治の思想と行動」第三部三.「肉体文学から肉体政治まで」という、A氏とB氏の会話という形をとり1949年に発表された小論。この日記では、これをノートしていく。 というより、結構だだ写し状態になってしまった。 ――――――――――――――――――――――― 文より A. …フィクションの中に生きる事を心もとながり、これを直接的な感覚的現実の側に押しやろうという日人の態度だね。 時<中略>こいつはやっぱり例の、日社会の封建的性格という奴に関係あるのだろうね。<中略>B.…じゃそういう政治の問題を論ずるミニマムの前提として、という条件付きで、しかも思想史だけに限定して超特急に話を進めて行こう。 ⇒日の読者という

    「フィクションの中に生きる」ということ:近代の精神
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    YOW 2006/05/27
    >「フィクション」を信ずるとは、フィクションの自己目的化を絶えず防止し之を相対化すること<形而上への素養も要請する政治哲学
  • 西欧の視線に依る「変な日本」(ex.ラーメンズ「日本語講座」)と、『河と死』『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』の何処にも依らない「存在しないメキシコ」

    今回はブニュエル作品の中ではあまり知られてない『河と死』と、最近公開だった『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』を併せて取り上げます。 ルイス・ブニュエル DVD-BOX 1 (河と死/皆殺しの天使/幻影は市電に乗って旅をする) 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2006/03/25メディア: DVD クリック: 7回この商品を含むブログ (22件) を見る この『皆殺しの天使』や『欲望』シリーズと比較すると『河と死』は、作品の意が伝わりにくく出来てる。「分かりにくい」と言っても前衛映画でもない。平たく言ったら「抗争劇」ドラマ。 ただ内容に、先駆的なところがあったので、取り上げてみたい。これを観た時、ちょうど『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』が公開されて観てきた。この2作を並べることで、『河と死』の意が伝わりやすくなる。 知らないメキシコ 既に宮台真司氏もブログ等で

    YOW
    YOW 2006/05/23
    他者の視線経由する事で形成される日本人アイデンティティ「自分はどう見られてるか」⇔「自分達は他者をどう見てるか」文化的多元主義ハリウッド(ex.ポカホンタス←無垢な者の視点設定で、政治的関与の控除も発生)