社員は経営者視点を持つべきだ、という話をよく聞く。 「給料が当たり前のように出てくると思うな」 ってことなんだと思う。そういうジレンマのことを言いたいというのはよくわかる。 昔いた会社で、研修所に行って、会社の問題点を語り合うことで問題点を見つけて、明日に活かそうというマネジメント研修があった。 僕の結論としては、 「薄々問題じゃないかと思っていた、会社の問題点がはっきり理解できた」 と問題だけが可視化された研修だった。 結局、その会社はやめてしまったんだけど、その部分は最後まで解決できなかったな。 講師はリクルートから独立されている方だったのだが、そのセミナーで、 「問題があったら会社辞めたって良いんだよ」 という視点でハッパをかけていた。 合わないカップルは早いうちに別れた方がいいよねという本音視点だったと思うが、これこそが「経営者視点を持て」ということだったではないかと思う。 で、そ
「とにかくもっと考え抜いてほしい」――。 そう部下に望む上司は多いことだろう。ある部品メーカーのトップもその1人。次の世代に任せる準備を数年前から始めたものの、考え抜くことをしない部下にいらだちを感じているという。 「私も65歳を過ぎたんで、あとは若いやつらに任せたいと思っているんです。でもね、これが何とも難しい。考え抜くってことができない。考え抜くことができないから、決めることもできない。困ったもんです」 考えるという作業は実に骨の折れる、しんどい作業ではある。目の前にある問題と、その先に起きるかもしれない新たな問題が入り乱れる中、手探りで答えを出さなくてはならない。 考えれば考えるほど、「違うんじゃないか」と引っかかるし、不安にもなる。すると、ついつい思考停止ワードを使うことで、そのしんどさから脱却を図ろうとする。 「コミュニケ―ションを良くする」「グローバルに展開する」「リーダーシッ
IT系上場企業の平均給与を業種別にみてみた 2012年版 ~ ネットベンチャー、ソーシャル、モバイル、ゲーム編 IT系企業で給与が高いのはSIerなのか、それともネットベンチャーなのか、流行のソーシャルゲーム系なのでしょうか。今年も上場企業を主な業種ごと分類し、調査しました。 この記事は、Yahoo!ファイナンスの「業種別銘柄一覧:情報・通信」および金融庁の「EDINET」で公開されている企業の有価証券報告書から、従業員数、平均年齢、平均年収などの情報を収集、Publickeyが独自の判断で主な企業をピックアップして業種を分類。平均給与が高い順に並べてみたものです。年収の単位は千円です。 今回は前編として、ネットベンチャー、ソーシャル、モバイル、ゲームなどの業種に分類した企業を中心に紹介します。後編では、パッケージベンダ、SI/システム開発、ゲーム開発などに分類した企業を紹介します。 ネッ
なぜ世のITエンジニア向けの求人は、こんなにもイケてないのか私は今でもエンジニアなのか非常に微妙な立ち位置なのですが、つい最近までまちがいなくエンジニアだった人間の感覚として、世のITエンジニア向けの求人のほとんどが非常にイケてないなあと感じており、その状況を憂慮するものであります。なぜこんなにイケてないエンジニア向けの求人が世の中に氾濫しているのかというと、それは今の日本で一般的な求人票の作り方のスタイルに問題があるというか、時代に合わなくなってきているせいではないでしょうか。一般的な求人票の作成プロセスは、人事担当の人が業者に依頼すると、そこのスタッフがカメラマンを連れてきていい感じの写真を撮ってくれ、さらにインタビューに答えるとライターが美辞麗句を散りばめられた雑誌の記事感覚の文章を書いてくれ、見栄えのいいページが一丁上がりといった流れになっています。 企業によっては「ウチの○○君を
オーストラリアに行っていた中学時代の友人が、現地のWeb制作会社で働いて、この度現地の差別的な扱いに嫌気がさして帰って参りました。 同時に、「じゃぁ一緒に語り明かそうぜ会」を開いたところ、8人のむさくるしい男と3名の天使が集い、決して合コンではない同窓会を開いたわけです。そこでは製造業をする人もいれば銀行の受付をする人など、様々な業種の人が集まったわけですけど、まぁ私としてはオーストラリアのWeb制作が気になったものでその辺を熱く語り合ったお話をまとめさせて頂きました。 当たり前ですが日本は大きく違う メンバーのなかでWebに関わる仕事をしているのは天使2名と男2名(私含む)という状況で、そのへんの話がどうしても盛り上がってしまったのです。 オーストラリアと言えばコアラですが、そんなことよりBOSSがすごいという彼(以下;銀メガネ)。 彼は私におみやげを用意してくれていたようで、変な人形の
松井博 Brighture English Academy 代表。趣味はウクレレとかハイキングとかDIYとか旅行などなど。在米20年。シリコンバレーに住みつつ、日本とアメリカとフィリピンで会社経営しています。最近は英語教育がライフワークになりつつある。 詳細プロフィールを表示 先日「グローバル人材の幻想 - 青い鳥を追いかけるまえに、ファンタジーから目を覚ませ」という実も蓋もないブログを読んで吹き出してしまいました。 そうそう。英米の有力企業の幹部の多くは、高校あたりからボーディングスクールに行って、大学/大学院は英米の超一流大学を出ています。IT業界なんてマシな方で、もっと昔から確立されている金融業なんて本当にボーディングスクール→アイビーリーグの院卒ばっかりです。 そんな中で日本で大学まで通ったごく普通の日本人がこういう連中と押し合いへし合いやりつつ上級幹部にまで成り上がれるかと言った
こんにちは。ディレクターの方の谷口です。 今回は、顧客対応の超基本について、話したいと思います。 【01】顧客対応の基本とは クライアントから発注を受けて成果物を作る場合、ディレクターはよく、顧客と開発側との板バサミに苦しむことになります。この顧客対応は、構成書などを書く等の見えやすい仕事と違い、非常にあいまいな作業で、なにをもってスキルがあるかはカンタンにいえません。 しかし、この顧客対応のもっとも基本としては、「○○はできます、しかし△△日かかります」というフレーズを覚えてもらうことかなと思います。 「○○はできます」だけだと、開発側の負担が強くなりますし、結局できませんでした、という最悪の展開を迎えることが多くなります。「○○はできません」だと、顧客との関係性が深まりません。こう書くと当たり前のような事ではありますが、お金をもらっている以上、断ったらそもそもこの発注自体がなくなるので
ITプロフェッショナルが仕事のマイナス面について不満を漏らすというのはよくあることだ。しかしながら、実はあなたがIT関連の仕事に「向いていないだけだ」ということはないだろうか? IT業界というのは厳しい世界である。この業界で働いた経験がある人であれば、その厳しさは身に染みて分かっているはずだ。そしてIT業界にとどまるべき理由はないとの判断に至る人がいる一方、IT業界に魅力を感じて身を投じようという人もいる。では、IT業界で新たに働くことを検討している人や、IT業界から離れることを検討している人は、どうすれば正しい判断を行えるのだろうか?多くの若者を魅了する一方で使い捨てにするこの業界に向いているかどうかを、どのようにして判断すればよいのだろうか?以下では、IT業界に向いていない人の特徴を10個挙げている。自分自身が当てはまるかどうかをチェックしてみてほしい。 #1:根気がない 根気というも
ビーサイズ(Bsize)は、神奈川県小田原市にある家電メーカーだ。同社が開発・販売する製品が、LEDデスクライト「STROKE(ストローク)」(2011年12月27日に発売)。既に、独「red dot design award 2012」「2011年度 グッドデザイン賞(GOOD DESIGN AWARD)」も受賞した。 STROKEのキャッチコピーは、「最高の光、最小の構造」。その筐体は、細いパイプ1本。作業者の視界を遮らず、あまり主張しないデザインとしている。光源はLEDなので省電力で、かつ6万時間持つ。演色性のクラスは1A(平均演色評価数Raで90以上)で、自然光を忠実に再現可能だ。 ライトが照らす範囲は広角になっている(以下の写真)。周囲を広く均等に照らせるため、従来のスタンドのように、「角度を変える」「高さを変える」あるいは「置く場所を変える」といったことを考えなくてもよい。また
Mark Zuckerberg / 青木靖 訳 2012年2月1日 Facebookは元々会社にしようと作ったのではありませんでした。世界をもっとオープンで繋がり合ったものにするという社会的なミッションのために始めたのです。 私たちにとってこのミッションがどんな意味を持ち、私たちがどのように決断し、私たちがどんな理由でやっているのかを、Facebookに投資される皆さんに理解していただくことは非常に重要だと考えています。このメッセージで私たちのやり方の概要を示せればと思います。 Facebookで働く私たちは、人々が情報を広め消費する方法に革命をもたらしたテクノロジーに触発されます。私たちは印刷術やテレビのような発明についてよく話します。単にコミュニケーションをより効率的に行えるようにすることで、社会の重要な部分の多くがすっかり変容を遂げることになりました。より多くの人が意見を言えるように
まだまだ勉強不足が目立つ輩ですが、DTPやWEBのデザイン及び製作をして生計をたてています。 最近、webで知り合った人と一つサイトを作ろうという話になりました。 それは3年程付き合いのあった方から声をかけてもらったのがキッカケで、 その方と、その方の友人を紹介してもらい、3人で立ち上げることになったのです。 趣味ということなので無償で、コジンマリした場にしようということでした。 色々クリアすべき課題はありましたが、良いものができれば・と、 製作をはじめるまでの必要な人集め・企画出しにも可能な限り力を尽くしました。 私以外のメンバーは特にwebや企画や製作に慣れているという訳ではないので、 自然、私がメインでやるような形になっていました。 実際のサイト製作に入るようになった頃には、 デザイン(アイディアラフ)に対し、立上げメンバー・上述の2人が遠慮なくダメ出しするようになっていました。 彼
分裂勘違い君劇場 - 優秀な人材に変身するキッカケに出会うか、未熟なまま老いていくかで述べられている内容について。 intelligent ではあるが wise ではないために今一アテにできない、という人にはいくつもの心当たりがあって、そういう人とうまく仕事をしていくことができなかった頃のもどかしさが蘇って来るようで、古傷に指を入れてこじ開けられるようで読み進めるのが辛かった。 一方で考えなければならないのは、物事を大きく変えるような提案というのは、実は往々にして、intelligent だけれども wise ではない人たちから出て来ている、ということである。 wise ではない人の意見は、第一印象として、マネージャや周囲の人たちから見てムッとする意見であることが多い。そのネガティブな反応の内訳は、ただでさえやることが山積みなのに新しい方法の導入を提案することに対する反発であったり、誰も問
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