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ブックマーク / sorae.info (1,404)

  • 火星の空を4月8日以降に初飛行 火星ヘリコプター「Ingenuity」

    小型ヘリコプター「Ingenuity」を描いた想像図(Credit: NASA/JPL-Caltech)アメリカ航空宇宙局(NASA)は3月23日(現地時間、以下同様)、火星探査車「Perseverance(パーセベランス、パーサヴィアランス)」に搭載されている小型ヘリコプター「Ingenuity(インジェニュイティ)」の飛行が4月8日以降に実施される予定であることを明らかにしました。飛行に成功した場合、Ingenuityは地球以外の天体で飛行した初の回転翼機として歴史に名を残すことになります。 ■火星での動力飛行実証を目的とした小さなヘリコプターIngenuityは重量1.8kgの小さなヘリコプターです。高さは49cmで、幅1.2mのカーボンファイバー製ローター(二重反転式)を備えています。ローターの上には太陽電池が取り付けられていて、Ingenuity単体でバッテリーを再充電することが

    火星の空を4月8日以降に初飛行 火星ヘリコプター「Ingenuity」
  • 打ち上げ予定は2021年夏、ISTとTENGAの真面目な共同プロジェクト「TENGAロケット」

    Credit: TENGA / IST)インターステラテクノロジズ株式会社(以下IST)と株式会社TENGAは2021年1月26日、両社の共同プロジェクトとして2021年夏頃に「TENGAロケット」の打ち上げを目指すことを発表しました。 関連:インターステラテクノロジズとTENGA、「TENGAロケット」を宇宙へ打ち上げ 今年夏を予定 一般の人間にとってはまだまだ遠い「宇宙」を身近な存在にするべく宇宙開発を目指すベンチャーと、時にタブー視もされる「性」に関連したブランドを展開する企業とのコラボレーション。人によって受け取り方や意見がさまざまであることは想像に難くありませんし、思春期の子どもを育てる筆者としてもいろいろなことを考えるきっかけになった今回のミッションは、ISTとTENGAの双方にとって大きな意味を持つ取り組みのようです。 ■国内初、民間ロケットからのペイロード放出&回収を目指

    打ち上げ予定は2021年夏、ISTとTENGAの真面目な共同プロジェクト「TENGAロケット」
  • 間もなく31周年の「ハッブル」一時セーフモードに、現在は科学観測に復帰

    地球を周回する「ハッブル」宇宙望遠鏡(Credit: NASA)宇宙望遠鏡の代名詞とも言える「ハッブル」宇宙望遠鏡は、2021年4月で打ち上げから31周年を迎えます。長きに渡り天文学に貢献し続けているハッブル宇宙望遠鏡は幾度かのトラブルを乗り越えてきましたが、31周年を目前に控えた2021年3月にも一時セーフモードに入っていたことがアメリカ航空宇宙局(NASA)によって発表されています。 NASAによると、ハッブル宇宙望遠鏡は3月7日18時過ぎ(日時間、以下同様)、ソフトウェアエラーが検出されたためセーフモードに切り替わりました。運用チームがエラーの原因を分析したところ、ハッブルのシステムに最近追加された拡張機能の書き込み権限に問題があったことが判明したといいます。 ハッブル宇宙望遠鏡には望遠鏡の姿勢を制御するために複数のジャイロスコープ(リアクションホイール)が搭載されています。問題の

    間もなく31周年の「ハッブル」一時セーフモードに、現在は科学観測に復帰
  • ソユーズロケット打ち上げ成功 「アクセルスペース」「アストロスケール」の人工衛星を搭載

    青と白の特別な色をまとったソユーズロケット(Credit: GLAVKOSMOS)ロシアのロスコスモス社は、韓国の観測衛星と37の小型衛星をソユーズ2.1aロケットで打ち上げました。打ち上げは、日時間3月22日15時7分にカザフスタン共和国にあるバイコヌール宇宙基地で行われました。なお当初の予定は3月21日でしたが、ロケットの上段に問題が見つかったため2日延期していました。 韓国の観測衛星「CAS500-1」は韓国航空宇宙研究院(KARI)が開発を行いました。2017年に打ち上げを行うGK Launch Services社と契約を結んでいました。農場や森林、水源などの観測に役立つということです。今後は約半年、軌道上で試験を行い、今年10月の運用開始を目指します。 今回打ち上げられた小型衛星の中には日の会社が開発、製作を行った小型衛星もあります。 <アクセルスペース「GRUS(グルース)

    ソユーズロケット打ち上げ成功 「アクセルスペース」「アストロスケール」の人工衛星を搭載
  • NASA新型ロケット「SLS」エンジン燃焼試験に成功、初飛行に向け一歩前進

    2回目の燃焼試験で稼働する4基の「RS-25」エンジン(Credit: NASA)2021年3月18日(現地時間、以下同様)、アメリカ航空宇宙局(NASA)は開発中の新型ロケット「SLS(スペースローンチシステム)」を構成するコアステージのエンジン燃焼試験「ホットファイア(hot fire)」をミシシッピ州のジョン・C・ステニス宇宙センターにおいて実施しました。今回、コアステージの4基のエンジンは8分強の連続燃焼に成功。SLSの初打ち上げに向けて大きな前進となりました。 SLSは有人月面探査計画「アルテミス」などで用いるべく開発が進められている大型ロケットで、並行して開発中の新型宇宙船「オリオン」などの打ち上げに使用されます。その中核となるコアステージには2011年に退役したスペースシャトルに搭載されていた「SSME」の改良版である「RS-25」エンジンが4基搭載されています。 NASAが

    NASA新型ロケット「SLS」エンジン燃焼試験に成功、初飛行に向け一歩前進
  • 青と白の特別な塗装を施したソユーズロケット、打ち上げへ

    打ち上げ発射場へ運ばれる青と白の特別塗装をしたソユーズ2ロケット(Credit: GK Launch Services)ロシアでソユーズ宇宙船や多くの人工衛星を打ち上げてきた「ソユーズ」ロケット。通常はグレーとオレンジの塗装ですが、今回は青と白を基調とした機体の色になります。日時間3月20日(土)15時7分打ち上げ予定のソユーズ2ロケットでその打ち上げの様子を見ることができます。 2021年は旧ソ連の宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンが人類初の有人宇宙飛行を行ってから60年の節目に当たります。ガガーリンを乗せた宇宙船を打ち上げた「ボストーク」ロケットを参考にしてこの塗装が施されています。通常の機体でオレンジ色の部分を青色に、グレーの部分を白色に変更したということです。 発射台にそびえ立つソユーズロケット(Credit:GK Launch Services)機体の青色は、ソユーズロケットの打ち上

    青と白の特別な塗装を施したソユーズロケット、打ち上げへ
  • 日本の新型ロケット「H3」初めて姿を見せる 極低温点検を実施

    大型ロケット組立棟から移動するH3ロケット(Credit: JAXA)JAXAが開発を行う日の最新ロケット「H3」がついに姿をあらわしました。3月17日から18日にかけて「H3」ロケット試験1号機は極低温点検を種子島宇宙センターで実施しました。当日の種子島は雨でしたが、試験は無事に終了しました。 この点検は実際にロケットへ燃料を充填し、エンジン着火直前までカウントダウンを行うリハーサルで、打ち上げまでの作業や手順を確認するために行います。カウントダウンは7秒前で停止するため、実際にロケットを打ち上げるわけではありません。 極低温点検は機体移動、推進剤充填、カウントダウンの3つの手順に分かれます。まず、宇宙センター内にある大型ロケット組立棟から射点へH3ロケットを移動させます。その後、実際にロケットへ液体推進剤を充填させ、正常に作動するか確認します。また機体の様子を確認できるか機体と地上ア

    日本の新型ロケット「H3」初めて姿を見せる 極低温点検を実施
  • 福井県民衛星「すいせん」3月20日に打ち上げ 全国初の自治体主導人工衛星

    福井県民衛星のイメージ図(Credit: 福井県民衛星プロジェクト)福井県は「福井県民衛星プロジェクト」による超小型人工衛星「すいせん」の打ち上げを、日時間3月20日15時7分に実施します。「すいせん」はカザフスタンのバイコヌール宇宙基地からソユーズ2.1ロケットにより打ち上げられる予定で、その模様はYouTubeの福井県民衛星プロジェクト公式チャンネルからライブ配信されます。 「福井県民衛星プロジェクト」は、地方発の革新的なビジネスモデルの創出を目的に、県内企業が主体となり、超小型人工衛星の2020年度の打上げを目指してきました。このプロジェクトの大きな意義は大きく分けて「製造業の発展」と「衛星データの利活用」の2つであるといい、福井県の有する高度なモノづくり技術を活かした、”小型人工衛星の製造”や”部材開発”による収益の増加・市場の拡大、「すいせん」に搭載されたカメラから得られるデー

    福井県民衛星「すいせん」3月20日に打ち上げ 全国初の自治体主導人工衛星
  • スペースX、ファルコン9ロケット同一機体で9回目の着陸に成功 スターリンク60基打ち上げ

    スターリンク衛星60基を搭載したファルコン9ロケット(Credit: SpaceX)スペースX社は3月14日、スターリンク衛星60基の打ち上げを行いました。衛星を搭載したファルコン9ロケットは、ケネディー宇宙センター39A発射台から打ち上げられ、約65分後に衛星の分離を確認。打ち上げは成功しました。ファルコン9ロケットの発射は2021年すでに8回目となりました。 また第一段目機体は大西洋上に待機しているドローン船「Of Course I Still Love You」への着陸にも成功しました。今回の打ち上げではすでに8回使用された第一段機体が使用されていたため、この成功により9回着陸したことになります。機体は2019年3月に行われた同社の有人宇宙船「クルードラゴン」の無人試験(Demo-1)で初使用。スペースX社は同一の第一段機体を約10回使用することを一つの目標にしてきました。この打ち上

    スペースX、ファルコン9ロケット同一機体で9回目の着陸に成功 スターリンク60基打ち上げ
  • 微生物の新しいエネルギー源が解明される 地球外生命探査のヒントに

    NASAは3月6日、NASAの宇宙生物学のプログラムによって資金提供されたジャスティン・ソヴァージュさん率いるロードアイランド大学の研究チームが、地球の海底堆積物のなかに生息している微生物が水の放射線分解により発生する水素(H2)をエネルギー源にしていることを明らかにしたと発表しました。NASAでは、この発見は、NASAが地球外生命を探査する上で、重要な意味を持つとしています。 深海底に堆積した海底堆積物のなかに海洋や陸上の土壌に匹敵する豊かな微生物の生息圏が広がっているのをご存知でしょうか?このような海底堆積物の微生物の生息圏は深海底下数キロにも及び、地球規模で広がっていることが知られています。 では、これらの微生物は何をエネルギー源にして生息しているのでしょうか? もちろん太陽光線は届きません。また、光合成によってつくられた海の表層から降ってくる有機物は深海底の表層部分で使い切られてし

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  • 中国、長征7号Aロケットの打ち上げを実施 初の打ち上げ成功

    文昌衛星発射センターから打ち上げられる長征7号Aロケット(Credit:CASC)現地時間3月11日、中国は長征7号Aロケット2号機の打ち上げに成功しました。試験衛星「試験9号」をのせたロケットは、文昌衛星発射センターから打ち上げられました。中国のロケット打ち上げを担うCASC(中国航天科技集団有限公司)によると、発射から40分後、所定の軌道への投入を確認したということです。長征7号Aロケットは2回目の打ち上げで、2020年3月に1回目の発射が実施されましたが、失敗。そのため今回が初めての打ち上げ成功となりました。 長征7号Aロケットは全長60m、直径3.35mの大きさで、4の固体ロケットブースターを装着。静止トランスファー軌道(GTO)に7tのペイロードを打ち上げる能力を持ちます。これにより中国でこれまで使用されてきた長征3Bロケットの5.5tを上回る能力を持つことが可能です。将来的に

    中国、長征7号Aロケットの打ち上げを実施 初の打ち上げ成功
  • はやぶさ2、帰還カプセルの公開始まる 津田PM「現物の重みを実感して」

    JAXA(宇宙航空研究開発機構)と相模原市は、「はやぶさ2」の帰還カプセルを初めて公開しました。はやぶさ2は昨年12月6日にオーストラリアのウーメラ砂漠へ小惑星「リュウグウ」のサンプルが入ったカプセルを投下。大気圏突入を経て、無事に回収され、日に届けられました。今回公開されたのは、「背面ヒートシールド」「搭載電子機器部」「インスツルメントモジュール」「前面ヒートシールド」「パラシュート」の5つです。 手前から前面ヒートシールド、搭載電子機器部、背面ヒートシールド、インスツルメントモジュール、パラシュートが展示されている(Credit: JAXA)展示に関して、はやぶさ2プロジェクトマネージャの津田雄一氏は「宇宙飛行をした現物の重みをできるだけ多くの皆様に実感してほしい。」と話しており、はやぶさ2の<生まれ故郷>である相模原市で展示ができることに対して感慨深い様子でした。 公開は3月16日

    はやぶさ2、帰還カプセルの公開始まる 津田PM「現物の重みを実感して」
  • 【宇宙医療コラム】宇宙での医療用画像機器について

    こんにちは、外科医の後藤です。 外傷や急性疾患を発症したとき、身体所見から診断を行うことは医療の基ですが、もちろん実際に身体の中で何が起こっているかを見ることはできません。 地上ではCT・MRIなど高解像度の大型画像機器によって、身体内部の病変を大部分描出することが可能となっていますが、宇宙で使用できる画像機器は大きさも種類も非常に限られています。 宇宙での医療に現在最も役に立つ画像機器は何か、また今後どのような画像機器が宇宙で求められるのか。 今日はそれについて考えてみます。 宇宙で最も有用な画像機器、超音波宇宙での医療用画像機器は、スペースや運搬上の事情から現状では「小型・ポータブル」であることが求められます。 現在、国際宇宙ステーションで唯一かつ最も有用な画像機器は、超音波=エコー(Ultrasound: US)です。 エコーは、プローベと呼ばれる部分を身体に当てることで、高周波数

    【宇宙医療コラム】宇宙での医療用画像機器について
  • NASA探査車「Perseverance」火星で初の走行テストを実施、着陸地点に命名も

    アメリカ航空宇宙局(NASA)は3月5日(現地時間、以下同様)、2021年2月に火星へ着陸した探査車「Perseverance(パーセベランス、パーサヴィアランス)」が初走行時に撮影した画像を公開しました。 ■アルミ製ホイールの走行痕と着陸時に露出した地面を捉える火星探査車「Perseverance」が走行テスト中に撮影した着陸地点周辺。2021年3月4日撮影(Credit: NASA/JPL-Caltech)こちらが今回公開された画像です。Perseveranceのマスト(“頭”とも表現される)に取り付けられている複数のカメラのうち、ナビゲーション用のカメラ「NavCam」によって3月4日に撮影されたものです。 この日、Perseveranceは火星で最初の走行を試みました。探査車を運用するNASAのジェット推進研究所(JPL)によると、Perseveranceはまず着陸地点から4メート

    NASA探査車「Perseverance」火星で初の走行テストを実施、着陸地点に命名も
  • はやぶさ2カプセルの展示内容と、一般からのメッセージ入りメモリーチップの往復航行達成

    3月5日、JAXAは記者説明会で「はやぶさ2」サンプル解析と地球帰還カプセルの現状について説明しました。サンプルはC室の観察に進み、カプセルの状態は良好で、内面は「新品のように見える」というほどの状態だとのこと。新型コロナウイルス感染症の動向次第ではありますが、一般への公開予定も発表されました。また、「星の王子さまに会いにいきませんかミリオンキャンペーン2」で托されたメッセージを収めたメモリーチップが、無事小惑星往復を成し遂げたという報告もありました。 小惑星リュウグウのサンプルはC室の観察へサンプルコンテナC室試料の重量測定と、光学顕微鏡による観察が始まっています。 3つの観察用容器に分けられたリュウグウの粒子は合計1.51gですが、別に取り分けた粒子もあるということで、実際の重量はこれより少し重くなります。 C室サンプルの一部(Credit: JAXA)カプセル展示について帰還カプセル

    はやぶさ2カプセルの展示内容と、一般からのメッセージ入りメモリーチップの往復航行達成
  • スペースX、スターリンク衛星60基打ち上げ ヴァージニア州の一部ではオンライン授業に使用

    スターリンク衛星を搭載して打ち上がるファルコン9ロケット(Credit: SpaceX)スペースXは現地時間3月4日、同社の「スターリンク」衛星60基の打ち上げを実施しました。人工衛星は、フロリダ州にあるケネディ宇宙センター39A発射台からファルコン9ロケットに搭載されて打ち上げられ、発射から約65分後に分離を確認。打ち上げは無事に成功しました。 ロケットの第一段目に使用されていたブースターは8回目の飛行となり、大西洋上に展開しているドローン船への着陸にも成功。先月2月15日のファルコン9の打ち上げではペイロードを軌道に乗せることができたものの、第一段目の着陸には失敗しており、成功の可否に注目が集まっていました。 スターリンク計画は、スペースXが運用する大規模インターネットサービスです。これまで電波が届かなかった地域でもインターネットに接続することが可能となります。またアメリカの一部地域で

    スペースX、スターリンク衛星60基打ち上げ ヴァージニア州の一部ではオンライン授業に使用
  • 米DARPAがブルーキャニオンテクノロジーズに衛星バス6基を追加発注 最大で2650万米ドルに相当

    地球低軌道(LEO)に配備された安全保障用の衛星コンステレーションの想像図(Credit: DARPA)小型衛星および衛星に搭載する科学装置の製造を行うブルーキャニオン・テクノロジーズ社(BCT)が、米国・国防高等研究計画局(DARPA)の「ブラックジャック計画」で最大2,650万米ドルを調達できる契約をしたことが明らかになりました。 ブラックジャック計画とは、高度2,000km以下の地球低軌道(LEO)に安全保障用の高速ネットワークを構築するために必要な技術を確認するべく、小型人工衛星20基からなる「衛星コンステレーション」を構築し、デモンストレーションを行うプログラムです。 BCTは同社が開発した商用衛星バス「X-SAT」(約150kg)をブラックジャック計画用にカスタマイズし、高度な電気推進システムや発電システム、コマンドやデータの送受信および処理を担う「コマンド&データハンドリング

    米DARPAがブルーキャニオンテクノロジーズに衛星バス6基を追加発注 最大で2650万米ドルに相当
  • ロケットラボ、再利用可能な新型ロケット「Neutron」を発表 2024年の打ち上げ目指す

    先日発表された新型ロケット「Neutron」の全容(Credit: Rocket Lab)米国に社を置くロケットラボは、再利用可能な新型の大型ロケット「Neutron」を発表しました。コンステレーション衛星の打ち上げや月や火星などの深宇宙ミッション、国際宇宙ステーション(ISS)への物資供給、さらには有人宇宙飛行にも使用される予定です。LEO(低軌道)に8t、月に2t、火星や金星に1.5tのペイロード能力を持ちます。これは同社が現在運用中の小型衛星用打ち上げロケット「エレクトロン」のペイロード能力である300kgを遥かに超える性能です。 Neutronは二段式ロケットで全長40m、フェアリングの直径は4.5m。燃料はLOX(液体酸素)とケロシンを使用します。そして、再利用可能なのはNeutronの一段目です。海上に設置されたプラットフォームに着陸し、回収されます。再利用により、打ち上げ頻

    ロケットラボ、再利用可能な新型ロケット「Neutron」を発表 2024年の打ち上げ目指す
    YaSuYuKi
    YaSuYuKi 2021/03/05
    このサイズだとSpaceXと正面から競合する
  • ベテルギウスは何度? 赤色超巨星の表面温度を新たな手法で調べた研究成果

    赤色超巨星の表面温度を測定するイメージ図(Credit: 東京大学)東京大学大学院の谷口大輔氏らの研究グループは、オリオン座のベテルギウスに代表される赤色超巨星の正確な表面温度を調べる手法を開発したとする研究成果を発表しました。 ■ベテルギウスの表面温度は摂氏約3,338度と算出質量が太陽の8倍よりも重い大質量星はやがて超新星爆発を起こしますが、その前に赤く輝く巨大な恒星である赤色超巨星に進化すると考えられています。発表によると、こうした星の進化や超新星爆発の時期を予測する上では赤色超巨星の正確な温度を知ることが重要なものの、赤色超巨星の上層大気は構造が複雑であり、その下にある表面の正確な温度を観測によって測定することは困難だったといいます。 今回、研究グループは後述する鉄(Fe)の原子を利用した手法を用いて、太陽に比較的近いベテルギウスを含む10個の赤色超巨星の表面温度を調べました。従来

    ベテルギウスは何度? 赤色超巨星の表面温度を新たな手法で調べた研究成果
  • Indeed『全国一斉 宇宙仕事 適性テスト』を開始。野口宇宙飛行士と交信イベントも

    「全国一斉 宇宙仕事 適性テスト」「宇宙飛行士インタビュアー募集」公式Webサイトより(Credit: IndeedIndeed Japan株式会社は、JAXA協力のもと宇宙に関わる仕事の多様性や可能性を、多くの方に知ってもらうためのキャンペーンを、2021年3月3日(水)より開始しました。 キャンペーンでは、誰でも手軽に自分がどんな宇宙仕事に向いているか20個の質問で診断できる「全国一斉 宇宙仕事 適性テスト」や、3月30日(火)の夜には、現在、国際宇宙ステーションに滞在中の野口聡一宇宙飛行士とリアルタイムで中継を繋ぎ、宇宙仕事について対話できる「野口宇宙飛行士 リアルタイム交信イベント」を実施します。 また、野口宇宙飛行士に直接質問を投げかける参加者(インタビュアー)の募集も同時に開始しています。抽選で3名の方が選ばれる予定で、特設サイトより3月3日(水)~3月21日(日)まで受付

    Indeed『全国一斉 宇宙仕事 適性テスト』を開始。野口宇宙飛行士と交信イベントも