昨季限りで広島を退団した梵英心内野手(37)が、今季から社会人野球に参入したエイジェック(栃木)で再出発することが28日、分かった。近日中に正式発表される。NPB(日本野球機構)の他球団や米国独立リーグなどに活躍の場を求めていたが、進展がなく決断した。新天地ではコーチ兼内野手としてプレーする。 【写真】2014年4月、サヨナラ弾を放ち、手荒い祝福を受ける梵 驚きの決断だ。昨季限りでカープを退団した梵の移籍先が判明した。人材派遣業などのエイジェック(本社・東京)が、栃木県小山市を拠点に発足させた企業チーム。正社員として近く契約を結び、6月中旬に合流するという。梵本人が語る。 「NPBでプレーしたい気持ちはあるが、比重は小さくなりつつある。社会人野球で育てられたので、少しでも恩返しができれば」 退団後は、出場機会を求めてNPBで現役続行を模索。今春は米国独立リーグでのプレーを視野に現地に出向い