警察庁や国家公安委員会などが入った中央合同庁舎第2号館=東京都千代田区で2022年8月25日午後2時38分、北山夏帆撮影 警察が民間の「商業衛星」(商業目的の人工衛星)から地上を撮影した画像を販売事業者から購入し、犯罪捜査に活用していることが警察庁への情報公開請求で判明した。開示された文書によると、2016~20年度の5年間で購入は計179回、費用は計約1億950万円に上る。地上の防犯カメラをたどる“リレー捜査”は定着しているが、人工衛星を使った捜査の実績が明らかになるのは初めて。捜査で画像をどのように用いたのかは「非公表」とされ、識者からは運用の透明性を求める声が上がる。 【人工衛星見たことある? 満月を横切るISS】 警察庁によると、商業衛星の画像利用は01年に始まり、犯罪捜査の他に警備活動や災害対応にも使われている。都道府県警が画像が必要な日時や場所を記載して警察庁に申請し、同庁が該
2080年代に人類未踏の太陽圏の外から星間空間の観測情報を地球へ伝える探査計画を、NASAの次期大型探査に採択する審査がこの9月から始まる。米ジョンズ・ホプキンス大学応用物理学研究所(APL)が計画するInterstellar Probe(IP:インターステラー・プローブ)探査機は、太陽-地球の距離の1000倍の距離の星間空間へ到達を目標とする探査機。1977年に打ち上げられ現在も太陽圏の外へと旅を続けるNASAのボイジャー1号・2号の到達距離を越えて、太陽から吹き出すプラズマのガス「太陽風」の勢力圏外を観測する。中国も同様の探査計画を検討中だ。 Credit : Johns Hopkins APL インターステラー・プローブは、史上初の星間探査と2036年の打ち上げから50年以上の長期探査を目指す計画。NASAの太陽および宇宙物理学の10年計画(ディケイダル・サーベイ)に採択されることを
東京では18日、新たに2万7453人の新型コロナウイルスの感染者が確認され、お盆休み明けの感染拡大に警戒感が広がっています。コロナ禍でアウトドアが注目される一方で、混雑やゴミの問題が発生し、対策に乗り出すところもでています。 ◇ 焼きたてのお肉に、ビールを一杯。今月13日から24日までの期間限定で、キャンプ場がオープンしました。しかし、その場所は大自然のど真ん中ではなく、なんと、東京・秋葉原の高架下です。 コロナ禍でキャンプ人気が高まる中、JR山手線の秋葉原駅と御徒町駅の間に、ジェイアール東日本都市開発による実証実験としてつくられました。 “高架下でキャンプ”という、なんとも場違いな組み合わせの狙いは―― 高架下キャンプ練習場 北田綾さん 「高架下でキャンプの練習をやっていただいています。キャンプ練習場ということで」 駅から近いためアクセスがしやすく、忘れ物があっても隣のスーパーなどで購入
北海道大学の木村勇気准教授らはSCREENホールディングスと共同で、半導体ウエハーの洗浄時に微細構造が壊れる様子を撮影することに成功した。透過型電子顕微鏡の真空中で液体に濡れたナノ構造体を乾燥させる。わずかに残った水が表面張力で構造物を倒壊させた。先端半導体製造プロセスの課題解決につながる。 半導体の洗浄では洗浄液を表面張力の小さい2―プロパノール(IPA)に置換してから乾燥させる。それでもシングルナノ(ナノは10億分の1)と呼ばれる製造プロセスではナノ構造の倒壊が起きていた。そこで電子線を透過しやすい薄膜で溶液セルを作製し、液体とナノサイズの柱が林立するナノ構造体を電顕の中に入れて乾燥過程を観察した。 すると蒸発が進むと液面は下がるが、柱同士の隙間に表面張力で液体が残る現象が観察された。さらに蒸発が進むと隙間にのみ液体が残る。最終的にはIPAで洗い流しきれなかった水が柱と柱の先端を接着す
韓国初の月探査機を載せた宇宙開発企業スペースXの「ファルコン9」ロケットの打ち上げを報じるテレビ番組を見る人々。ソウルの鉄道駅にて(2022年8月5日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News 【AFP=時事】韓国政府は5日、同国初の月探査機となる月周回衛星「タヌリ(Danuri)」の打ち上げが成功したと発表した。 【図解】宇宙探査の歴史的瞬間 タヌリは米フロリダ州ケープカナベラル(Cape Canaveral)から、宇宙開発企業スペースX(SpaceX)の「ファルコン9(Falcon 9)」ロケットで打ち上げられた。 韓国の科学技術情報通信省は同日、タヌリは「無事に月に向かう軌道に入った」と明かした。全て問題なく稼働しているとみられるという。 タヌリの任務の一つに、人工衛星や探査機をつなぐワイヤレスインターネット環境の構築がある。 このネットワークを試験する際に、タヌリから韓国の人気音楽
7月10日に投票が行われた第26回参議院選挙。日本近現代史の専門家である憲政史家・倉山満氏は「3年前、NHK党が登場した時にも相当な「イロモノ」扱いされたが、参政党は比ではない。人によっては「トンデモ」と呼ぶだろうが、それは本質ではない。参政党は、『振り切ったトンデモ』なのだ」と参政党の本質について解説する(以下、倉山満氏による寄稿)。 知る人ぞ知る存在だった参政党が参院選で突如として1議席獲得 この人たち、深い知り合いか、知り合いの知り合いなので、非常に書きにくいと言うのはあるが……。 ただ、立憲民主党の真人間、日本維新の会、国民民主党には言いたい。参政党ですらこれだけできたのだから、貴方たちが参政党くらい頑張れば、自民党に勝利を献上するはめにはならなかったのでは? 知る人ぞ知る存在だった参政党が参議院選挙で突如として登場、一議席を獲得した。 その主張は、保守だと分類されている。重点政策
世界における新型コロナの新規感染者数が再増加しており、その要因の一つとしてオミクロン株の亜系統BA.4/BA.5の拡大が挙げられます。 BA.4/BA.5について、現時点で分かっていることをまとめました。 世界101ヶ国で新型コロナ新規感染者数が増加世界各国の過去7日間での症例数の変化率(WHO COVID-19 Dashboardより) 6月29日の会見でWHO(世界保健機関)は、世界101ヶ国で新型コロナ新規感染者数が増加していると報告しました。 この101ヶ国の中には日本も含まれています。 世界中で感染者数が増加している原因としては、ワクチン接種や自然感染からの時間経過による感染予防効果の減衰と、オミクロン株の亜系統であるBA.4/BA.5の拡大によるものと考えられます。 オミクロン株の亜系統BA.4/BA.5とは?BA.4とBA.5のスパイク蛋白の変異の特徴(DOI: 10.105
中国の軍事産業に携わる科学者が、米スペースX社が展開する「スターリンク」衛星通信網について、監視・破壊手段を確保する必要があると主張している。中国の科学ジャーナル『モダン・ディフェンス・テクノロジー』に掲載された論文のなかで、同国の防衛技術研究者らが論じた。 ●アメリカ軍より優れる──ウクライナ内製ソフトで砲撃20倍迅速に 論文は、米軍の軍事力をスターリンクが強力にサポートする可能性があると述べ、潜在的なリスクだと指摘した。中国として衛星の動きを監視する大規模な監視網を構築すべきだと提言している。さらに、スターリンク衛星を機能停止あるいは破壊する手段の必要性にも触れた。 論文を受け海外では、中国が今後そのような破壊兵器を開発するとの見方や、すでに開発中の可能性すらあるとの観測が広がっている。米技術解説誌の『インタレスティング・エンジニアリング』は、『中国はイーロン・マスクのスターリンクを撃
ソニー(現ソニーグループ)の社長や会長を歴任した出井伸之(いでい・のぶゆき)氏が2日、東京都内の病院で死去した。 【写真特集】追悼 2022~宮崎蕗苳さん、ギャスパー・ウリエルさん、水島新司さん~ ソニーグループが7日発表した。84歳だった。東京都出身。葬儀は近親者で済ませた。後日「しのぶ会」を開く。2000年から05年まで会長兼最高経営責任者(CEO)を務め、経営の多角化を進めた。 早大政経卒。1960年にソニーに入社し、95年社長就任。社長在任中、音響・映像(AV)機器とITの融合を目指して「デジタル・ドリーム・キッズ」をスローガンに掲げ、96年に家庭用パソコン「VAIO(バイオ)」を発売。映画、音楽事業を拡大させたほか、インターネット銀行に参入するなど金融事業にも注力した。 しかし、競争激化により薄型テレビなどは不振が続き、主力の電機事業は低迷。05年に業績不振の責任を取る形で退任し
<プーチン政権とロシアへの反感と抵抗を募らせる、「旧ソ連圏」の国々。今回のウクライナ侵攻には加担せず、餓死や粛清などソ連時代の残虐行為への責任も問う声が一般市民にも広がっている> 隣人と仲良くするのは難しいものだ。とりわけそれがロシアの場合には──。 ウクライナで戦争が始まって以来、かつて「衛星国」と呼ばれた国々が続々とモスクワの重力圏を離れようとしている。 【動画】「プーチン病気説」を再燃させた「決定的」動画 足元でロシアの脅威を感じるモルドバやジョージア(グルジア)から、ロシアに借りのある中央アジアのカザフスタンまで、多くの国がウラジーミル・プーチン大統領率いるロシアから距離を置き始めた。 ソ連時代の親密な関係を再検証する動きもある。かつてのソ連は「みな兄弟」と言っていたが、そんなのは嘘っぱちだと今は誰もが気付いている。みんな対等なんて話は、暴力でソ連が生まれた100年前から嘘だった。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナに送り込んだ部隊は敗北に向かって突き進んでおり、この敗戦がソ連崩壊後の凋落にとどめを刺し、大国ロシアは過去のものとなる──ウクライナの首都キーウ(キエフ)駐在の元中国大使がそう断言した。 プーチン病気説の決定打?どう見ても怪しい動画 この元大使は、2005~2007年にウクライナ駐在中国大使を務めた中央アジア専門家の高玉生。中国社会科学院主催の非公開のオンラインセミナーでの高の発言を、香港メディア・鳳凰衛視が伝えた。 高は習近平(シー・チンピン)主席の前任者である胡錦濤(フー・チンタオ)の下で大使を務め、現在は政府の役職には就いていない。彼の編集済みの発言は5月11日に公開された後数時間で削除された。 だが、10年間中国で勤務した経験を持つ元米外交官のデービッド・カウヒグが中国のニュースを英訳して伝える自身のブログで、高の発言を紹介している。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が13年ぶりに行っている宇宙飛行士の募集に、福井県鯖江市の小学生が“挑戦”した。応募資格は満たしていないが、宇宙への夢を伝えたいと書類を郵送。JAXAから将来へのエールやアドバイスのメールが届き、「応援されているような気持ちになった」と喜んでいる。 【動画】陽生くんの自宅を訪問!意外な特技も披露 児童は鯖江市神明小2年の大森陽生(はるき)君(8)。3歳のときに訪れた県児童科学館で宇宙に興味を持ち、2021年に中学生レベルの天文宇宙検定3級に全国最年少の6歳で合格。福井県が主導した超小型人工衛星「すいせん」の打ち上げも熱心に応援した。 宇宙飛行士の応募書類を送ったのは1年生だった今年1月。「生まれて初めて行われる募集。挑戦したいと思った」 エントリーシートの役職欄には「下校班の班長、算数班リーダー」、賞罰欄には「小学校のマラソン大会6位」。志望動機は「宇宙開発
連日の報道で目にするウクライナの戦場。上空から撮影した映像もめずらしくないが、それらの多くは家電量販店などで販売されているドローンで映したものともいわれている。民生品だけでなく、軍事用に開発されたドローンにも市販品のデジタルカメラが使われているケースがある。身近な製品が軍事用に使われている現状について、『ドローンの世紀-空撮・宅配から武装無人機まで』(中央公論新社)の著者で、軍事技術に詳しい井上孝司さんに聞いた。 【写真】プーチン氏の顔写真とともに「間抜けなプーチン」の文字が書かれた火炎 * * * 4月11日、ウクライナ国防省は鹵獲(ろかく)したロシア軍の偵察用ドローンを分解し、その動画をTwitterに投稿した。ウクライナ軍の兵士が手にしているのは「Canon」のロゴが見えるカメラだ。偵察の「目」としてドローンに搭載されていたという。 この動画のカメラについて、キヤノンに確認を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く