ブックマーク / d.hatena.ne.jp/aureliano (14)

  • きみが食べそこなったのそのブドウはけっして酸っぱくなどない - ハックルベリーに会いに行く

    「不幸とは何か?」ということを考えた時、ここ数年ぼくが思っているのは「自分に嘘をつく」ということだ。自分に嘘をつくという行為はとても危険である。不幸な人を見た時、たいていこれに当てはまっている。幸不幸は、けっして物質的な豊かさに左右されるのではなく、あるいはその人の身に降りかかった運命に左右されるわけでもなく、その人がどれだけ自分に正直か、その一点のみで決まるようにさえ思う。 ギリシア神話の「酸っぱいブドウ」の話は存外に重い。この話は、真の不幸は「ブドウを取れなかったこと」にはなく、それ以上に「ブドウを取れなかったことの悔しさを『あのブドウは酸っぱいからべなくても良かった』と自分自身に嘘をついてごまかしたことにこそある」と示唆しているように思う。 自分に嘘をつくというのは、文字通り麻薬のようなものだ。例えば、ほしかったブドウをべられなかったとする。するととても悔しいし、惨めだ。その気持

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    a-know 2009/07/22
    自分自身に嘘をつき、騙すことで、「ぼく」がどこにも存在しなくなってしまうような錯覚を覚える。そしてこの感覚は「不幸」以外の何物でもないだろう。
  • ブログはキャリア構築にとって必要なインフラとなるか? - ハックルベリーに会いに行く

    突然ですが、少し前からこのブログは新しいモードに入っています。それは、「ブログはキャリア構築にとって必要なインフラとなるか?」ということにトライしているということです。なぜそういうことにトライしているかといえば、以前に読んだ、梅田望夫さんのインタビューに刺激を受けたからです。梅田さんは言いました。日のネットはキャリア構築のインフラになっていない、と。ならば、それを実現してみたいと思ったのです。また、せっかくブログを書いているのだから、それを仕事に生かしたいとも思いました。ぼくは仕事が大好きなので、ブログも、色んな形で仕事にフィードバックさせたいと思ったのです。ただ、「キャリア構築」という言い方は、必ずしも正しくないかも知れません。なぜならぼくは会社員ですので、目指すところはただ単に個人のキャリアを築くだけではなく、それよりは会社のプレゼンスを高めたり、あるいは仕事をクリエイトするインフラ

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    a-know 2009/07/09
    僕は今、履歴書よりも雄弁に僕について語ってくれるものになることを期待して、ブログを書いている。キャリア構築にとって必要なインフラかどうかは、やはり今後の結果次第なんだろうな。
  • パワーポイントで作る企画書のデザインを美しくみせるための7つのポイント - ハックルベリーに会いに行く

    はじめにパワーポイントというのは、今や企画書作成用ツールとしてビジネスになくてはならない存在になった感があります。ぼく自身も、業は企画者なので、これまで数え切れないくらいの企画書をパワーポイントで書いてきました。そんな中で、最も気をつけ、また力を入れてきたのが「デザイン」でした。内容もさることながら、見た目の美しさや、読んでみたくなるような構成・演出、読みやすさなどに、何よりこだわってきました。なぜかといえば、企画書というのは、多くの場合、まず手に取ってもらうまでに大きなハードルがあるからです。その次に、実際に見て読んでもらうまでにまた大きなハードルがあります。 企画書というのは、書いたら必ず読まれるというものではありません。むしろ多くの企画書は、ほとんど読まれない運命にあります。なぜかといえば、企画書というのはたいていいくつも提出されるからです。一つの案件に対し、10個も20個も提出さ

  • id:kawangoさんは悩みがあるならぼくに相談しに来るといいんじゃないか? - ハックルベリーに会いに行く

    人間というのは、往々にして他者の中に自分を投影して見たがるものだ。特に、悩んでいる人というのはそうだ。人が、誰か他人の中に悩みを感得するというのは、往々にして自分に悩みがある時だ。「この人は、こんなことでこんなふうに悩んでるんじゃないか?」そんなふうに想像する時は、往々にして、自分がそのことで悩んでいるのである。 id:kawangoさんは悩みがあるのではないだろうか?そしてまた、いみじくもご自分で仰ったように、「逃避したい現実がある」のではないだろうか?だから、ぼくの中に現実から逃避している人物像を見た。kawangoさん自身をぼくに投影して、ぼくを媒介にして、kawangoさんご自身の内面をご覧になったのである。 そういうことは、往々にしてある。特にぼくに対しては、そういうことをする人が、往々にしている。人は、ぼくの中によく自分自身を見出す。多くの人が、ぼくを通してそこに自分を感得する

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    a-know 2009/06/13
    "損得抜きで自分の思っていることを発言するところがあって""何かを言う時、あるいは考える時、ぼくの頭の中には、ぼく自身の欲求はほとんど消え失せている"・・・これ、純粋にすごいなぁ。
  • ぼくが今日はてな東京本社にお邪魔して一言申し上げたこと - ハックルベリーに会いに行く

    ぼくは今日はてな東京社にお邪魔してこの前みたいにまた川崎さんとお話しさせて頂いた。何を話したかというと、それはもう色々話した。今日は結局ぼくが喋ってる時間の方が長かった。そこでぼくは今ぼくが思ってることを忌憚なく申し上げた。腹蔵なく、率直に申し上げた。すると川崎さんも、それを聞いてくれた。また川崎さんも話してくれた。川崎さんも、今思っていることを忌憚なく、腹蔵なく、率直に話してくれた。 それで結局ぼくは川崎さんから聞いた話をブログに書いていいかどうかの了解を得ることを忘れたので、ここにはぼくが言ったことしか書けない。書けないが、ぼくが言ったことをここに責任を持って書こうと思う。それはある一つのことについてだ。ぼくは川崎さんとの2時間にも及ぶ話し合いの中でもそのことを申し上げたし、その後はてなの東京社にお勤めの皆さんを前にお話しさせて頂く機会もあったので、そこでも一言申し上げた。あるいは

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    a-know 2009/06/13
    新しい技術・現象を怖がる、嫌悪してるだけの人っているよね/人に合わせた技術にする事も大事、でもそれで技術の良さを損ねては無意味。心配せずとも、集合としての「人」はどんどんこの技術に適応してってると思う
  • きみは「1Q84」を読むか? - ハックルベリーに会いに行く

    村上春樹という今日で最も真摯な小説家の一人が新作を発表した。タイトルは「1Q84」という。きみはこの作品を読むだろうか? 率直に言うならば、あるいは努めて正直に言うならば、きみにも読んでもらいたい。しかし無理にとは言わない。なぜならこれは、ぜがひでも読まなければならないという種類の小説ではないからだ。どうしても必要というわけではない。逆に、無理に読んではいけないタイプの小説だ。心から興味を引かれて、自発的に「読んでみたい」と思って読んでみるタイプの小説だ。でないと、きっと読めないと思う。面白くないし、あまりよく理解できない。しかし、自分から読みたいと思えば、その時が来たり、その気持ちになったりすれば、きっととても興味深く読める作品だ。これはそんな小説なのである。    ぼくはもう「1Q84」という小説を読んだ。今日読み終わった。先週の土曜日に読み始めたので、約6日間かかって読んだことにな

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    a-know 2009/06/04
    どんな本なのかよくわからないけど、好きな女の子のことを考えられるのなら読んでみようかな。/小説の中の女の子を好きになったらどうしよう?!
  • なぜはてなはぼくに話しを聞きにこないのか? - ハックルベリーに会いに行く

    母の教え梅田望夫さんのインタビュー記事を読んだ。日のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編) (1/3) - ITmedia Newsこれを読んで思ったのは、「なぜはてなはぼくに話しを聞きにこないのか?」ということだ。 なぜはてなはぼくに話しを聞きにこないのか? それがぼくには分からない。当に、普通に話しを聞きにきても良さそうなものだと思う。むしろ、話を聞きにくるのが自然だと思う。それが、こうまで話しを聞きにこないと、ぼくははてなのことを疑ってしまう。ぼくははてなを、「当に真面目にビジネスをする気があるのか?」と疑ってしまう。「企業として、顧客のニーズに応えようという気があるのか?」と疑ってしまう。「組織として、社会に貢献しようという気があるのか?」と疑ってしまう。もし、今はてなが株を公開しても、ぼくは買おうとは思わない。確実に値上がりが見込めるような状況でも、やっぱり要らない。

    a-know
    a-know 2009/06/02
    これをアメリカ人が書いたと思えばさほど気にならなくなるふしぎ!
  • 本を読んで分かった任天堂の「今そこにある危機」 - ハックルベリーに会いに行く

    「任天堂 “驚き”を生む方程式」を読んだ。 「任天堂 “驚き”を生む方程式」を読んで気づかされたことこれを読んでまず分かったのは、ぼくが「任天堂世代のど真ん中」だったということだ。「任天堂の子供」と言ってもいいかも知れない。山下達郎の歌に「アトムの子」というのがあって、それは山下達郎(1953年生まれ)の世代が「鉄腕アトムの子供である」ということを歌った歌なのだけれど、ぼく(1968年生まれ)の世代は、任天堂の一連のエポックメイキングなおもちゃたちをリアルタイムで味わってきた、まさしく「任天堂の子」なのである。 このの巻末に記されている「任天堂の歴史」を見ると、それがよく分かる。まず、物心ついた時には、任天堂製のトランプや花札で遊んでいた。家の近所のちょっと年上の子の家には、「ウルトラハンド」や「光線銃」といった任天堂社製のエレクトロニクス玩具があった。「ゲーム&ウオッチ」と出会ったのは

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    a-know 2009/05/21
  • 自己実現をはかれる人の7 つのチェックポイント - ハックルベリーに会いに行く

    ついひと月ほど前、転職活動をする中でさまざまなところを訪問し、さまざまな人たちとお話をさせて頂く機会があった。その中で特に印象に残ったのは、とあるベンチャーキャピタル(VC)にお勤めの方のお話しだった。名前を仮にAさんとしておく。Aさんは、職業柄さまざまなベンチャー企業の人たちとお会いする。特に社長と会う。その上で、彼らの会社が今後成長していくかどうかを見極めていくのだけれど、その際の評価基準となるのは、一も二もなく「社長そのもの」なのだということだった。こう言ってしまっては何だが、事業内容や設立趣意などはあんまり見ないのだそうである。感覚でいうと八割から九割が社長で判断するらしい。Aさんが言うには、社長は会社の顔であると同時に、会社の性格でもあるという。社長の性格が、会社の性格にもそのまま反映されるからなのだそうだ。大企業ではそういうことはないのだが、中小企業、特に新興のベンチャーにおい

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    a-know 2009/04/30
  • 新人プログラマーがプロのプログラマーとして独り立ちするための7つの条件 - ハックルベリーに会いに行く

    ぼくは以前にIT関連の仕事をしたことがあって、ぼく自身はプログラムを組めるわけではないのだけれど、何人かのプログラマーさんと一緒にお仕事をさせて頂く機会があった。その中で生まれて初めてプログラマーという職業の方と交流させて頂いたのだけれど、彼らはなかなかにユニークで特異な個性の持ち主たちであった。もちろんプログラマーと一口に言っても色々なタイプがいて、必ずしもひとくくりにできるわけではないのだが、共通していたのは好奇心が旺盛で新しい物好きだということだった。そして少々気難しい面がありつつも、基的にはポジティブで、明日に向かって色々なことを前向きに、精力的に取り組んでいる人が多かった。 そんな中で、特に親しくお話しさせて頂いたTさんというプログラマーがいて、この方もなかなかに個性的で、ご自分の意見や主張というものをはっきりと持っており、ITのみならず世の中に対しても一家言お持ちであった。そ

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    a-know 2009/04/23
    ふぅむ。いろんな表現ができるもんだなー/こういう「~のための要素」みたいなことを、ぽんぽんっと言えてしまえるようになりたい。
  • コミュニケーション能力という幻想 - ハックルベリーに会いに行く

    増田にこんな記事があった。新卒時の面接でさえなかなか通らない位コミュニケーション能力に欠けている。(中略)コミュニケーション能力がない人間は職もないとじわじわ選択を迫るのならいっそのこと殺してほしい。30歳で死のうと思っている ここで増田は「コミュニケーション能力」などと言っているが、しかしそれは幻想だ。コミュニケーションは「能力」ではない。「意志」である。アメリカという国そのものの礎を築いたベンジャミン・フランクリンは、自分のつたない話し方が長年のコンプレックスだったらしいが、長じるに連れ、「むしろつなたない話し方の方が多くの人が丁寧に聞いてくれることに気付いた」と言っている。そこから、人前で話すのが億劫ではなくなったそうだ。 「コミュニケーション能力が低い」などというのは言い訳に過ぎない。要は「コミュニケーションしたくない」というだけなのだ。する意志がないだけなのである。それを能力など

    a-know
    a-know 2008/12/21
    「コミュニケーション能力」と聞くたびに感じていた違和感の、その答えのひとつ、かな。
  • せつない片想いあなたは気づかない - ハックルベリーに会いに行く

    この世に一人の女の子がいるわけよ。どう考えてもバカで、か細くて、ひ弱で。その上悩みを抱えているわけよ、これがまた。人生を上手くコントロールできない。世知にも長けていない。無鉄砲で無茶。後先考えない。そのくせ好奇心だけは旺盛。無謀な勇気だけは持ち合わせている。そして愛がある。愛があって誇りがある。だから彼女は夢を抱いているわけだ。何かしら自分の愛を誰かに届けたいと。そうして自分の行いを誇りたいと。まあそんな夢だ。 女の子は何にも知らない。驚くほど無知。愛と勇気だけが友だち。だから突き進む。これまで無茶に突き進んできた。途中、あっちゃこあっちゃにぶつかりながら。傷つきながら。挫けながら。倒れながら。それでも諦めないわけだ。色々な理由があるけど、一番は負けず嫌いだからだ。証明したいのさ。私は今ここに生きているということを。私の人生はけっして踏みにじられていないということを。私は人生が、生きるのが

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    a-know 2008/12/18
    これを読んで、自分の友人のうちのある一人の女の子が思い浮かんだのは、やはり、恋は盲目ということなのだろうか。
  • なぜ女の子は「何食べる?」と聞くと「何でも良い」と言うくせに、いざ具体的に提案すると「それはイヤだ」と言うのか - ハックルベリーに会いに行く

    プレゼンテーションをしていて時々気付くのは、相手がプレゼンの内容にはあんまり注目してなかったりすることだ。むしろ、プレゼンするぼく自身を見ていたりする。そもそも、相手に対して何かをプレゼンする時には、向こうが思いつかないようなアイデアをこちらがプレゼンするわけだ。向こうは、ぼくが思いつくようなアイデアを思いつけないから、ぼくにアイデア出しを頼むわけである。但し、クライアントは向こうだから、最終的に選ぶのは向こうなのだけれども、内容が専門的だったりすると、相手にはもう、それが良いか悪いか分からなかったりする。彼らには、それが判断できなかったりするのだ。そうした時に、相手はどうするかというと、そのプレゼンする人を見るのである。内容ではなく、そのプレゼンの仕方を見るのだ。彼の熱意であったりとか、ちょっとした仕草とか、眼差しとか、声のトーンとか、汗の書き方とか、そういうところを見るのである。そして

    a-know
    a-know 2008/12/09
    このエントリが言わんとしていることの「よく似た例」として「なぜ女の子は~」というのは、微妙に違う気がする。(この例はなくても大丈夫だった気がする)/あ、これが「タイトルをつける技術」か。。
  • 自分の会社の自慢話をできるか? - ハックルベリーに会いに行く

    先日、機会があってC社という電子機器メーカーの社員の方とお話しさせて頂いたのだが、これがなかなか得難い体験だった。そこで、その方から会社の自慢話を聞かせてもらったのだ。そうして、それが良かった。それは聞いていて気持ちの良い自慢話だったのだ。ぼくはそれに、大いに感銘を受けた。 思えば、自分の会社をへりくだって紹介する人は多いけど、自慢できる人――それも気持ち良くできる人というのは、案外少ないのではないのだろうか。だから、そういう自慢話を聞かせてもらったことがまず新鮮だったのだが、その内容もまた良かった。彼はまず、社長の自慢をしたのである。なんでもC社の社長さんは、もうすぐ80歳という高齢にも関わらず、いまだに現役バリバリで、第一線で働いておられるのだそうだ。特に、C社が開発する新商品に関しては、今でも逐一目を通し、審査に当たられているそうである。C社は大きなメーカーだから、新発売される商品の

    a-know
    a-know 2008/11/25
    詰まるところ、これなんだよなぁ。日本人の場合配偶者や身内に置き換えても違和感ないかも。会社の事を謙譲する事は必ずしも美徳ではない事をまず自覚し、それでもなお自慢できないなら、何らかの改革が必要なのかも
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