日本テレビにアナウンサーとして来春入社予定だった女子大生が、銀座のクラブでアルバイトをしていたことを理由に内定を取り消されたとして、同局を相手取り、取り消し無効とアナウンサーとしての就職を求め、東京地裁に提訴した。第1回口頭弁論が11月14日、開かれた。 訴状によると、原告の女子大生は、東洋英和女学院大学4年の笹崎里菜さん。昨年9月、日本テレビから「アナウンサー採用内定通知」をもらった。ところが今年3月、過去に母親の友人の関係者が経営する銀座のクラブでアルバイトをしたことがあると、同局の人事担当者に伝えたところ、4月になって人事部長から「内定辞退」を求められた。 その際、「傷がついているアナウンサーを使える番組はない」と説明されたという。笹崎さんが辞退を拒否すると、5月に「アナウンサーに求められる清廉性にふさわしくない」「(選考時に)虚偽の申告があった」として、内定取り消しを告げる書面が届