甘利明・前経済再生相をめぐる現金授受問題で、現金を渡した建設会社の総務担当者が、外国人の労働ビザ発給に絡む口利きを元秘書に頼み、現金40万円を渡したと朝日新聞の取材に語った。補償交渉に絡み、国土交通省局長へ渡す商品券代の趣旨で元秘書に30万円を渡したとも主張した。甘利氏の事務所は「事実関係を精査している」としている。 総務担当者の一色武氏(62)によると、2014年と15年、知人の外国人の関係者が日本国内で働くためのビザ発給に関する口利きを頼む趣旨で、一色氏は甘利氏の元秘書らに自身の資金から現金20万円ずつ計40万円を渡したという。元秘書らの実際の関与は不明だが、一色氏は「(資金提供後)たった17日くらいで(ビザが)出た」と話す。 法務省は取材に、「プライバシーに関わるので答えられない」としている。 一方、同省は2日の国会内での… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みい
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