実家の地下室から天井まで超常現象に溢れていた…主演は“本物”の家系 『ゴーストバスターズ』製作のはじまりは、主演でもあるダン・エイクロイドが長年温めていた企画がきっかけだった。 彼の一族は、先祖の時代から降霊術会に参加して幽霊を呼び出していたという“本物”の家系で、曾祖父は神秘主義者、父親も『A History of Ghosts(幽霊の歴史)』という本を出版していて、ダン自身も神秘主義者なのだ。家のあちこちにアメリカ心霊現象研究協会の会報が散らばっていたりと、実家の地下室から天井まで超常現象に溢れていたという。 映画の原案では、近未来を舞台に超心理学を用いてゴースト退治を競い合うスペクタクル感あふれるファンタジーだった。だが、実現までの間にそこからどんどん二転三転していく。 当初はダンと同じくアメリカNBCのコメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」のメンバーであり、『ブルース・ブラザース