エロゲ, てとてトライオン!一人の女性(キャラ)を選ぶということの意味は、“有り得たかもしれないほかの女性(キャラ)との可能性”を捨て去ることによって担保されるもののはず。一人のヒロインを選ぶ尊さからの逃避 - シロクマの屑籠(汎適所属) 議論全体に思うのだけど、これはヒロインを選択するという制度、われわれが主人公を操縦しているという制度を前提としたときのはなしなんじゃなかろうか。つまり、「これはあなたに責任のある、あなたが選択した物語だよ」という前提。だがちょっと待ってほしい(ネタ)。ここ数年(何年からかはしらん)、選択肢が極端に退化したエロゲーが目立つようになってきた。物語を魅せることに特化した、とも称される。たとえば『るいは智を呼ぶ』とか、あるいは後述する『てとてトライオン!』とか。これらは「わたしに責任のある、わたしが選択した物語」なのだろうか。ちがうだろう。それは他人の「リアル」