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ブックマーク / xtech.nikkei.com (103)

  • 機械学習でテスト時間を10分の1に、Jenkins生みの親・川口氏の新会社が始動

    継続的インテグレーション(CI)を実現するオープンソースソフトウエア(OSS)「Jenkins」の生みの親として知られる川口耕介氏らが米国で設立したスタートアップのローンチャブル(Launchable)が、このほど日で活動を始めた。同社は2020年1月に設立した。 1万個のテストケースを100ケースに圧縮 元クックパッドCTO室長の庄司嘉織氏がプリンシパル・ソフトウエア・エンジニアとして参画するほか、3人のエンジニアが2020年5月までに国内でチームに加わり、ソフトウエアのテスト工程を機械学習で効率化する技術を開発する。日米拠点が連携し、世界に通用するITサービスの立ち上げに挑む。 「1万個のテストケースを、バグの発見につながる100のケースに圧縮することで、テスト工程の時間を短縮できる」。ローンチャブルの川口共同CEO(最高経営責任者)はサービスの意義をこう語る。金融システムから組み込

    機械学習でテスト時間を10分の1に、Jenkins生みの親・川口氏の新会社が始動
  • 市販カメラでもドローンに搭載できる、高精度な距離計測をAIで実現

    東芝は、市販の単眼カメラで撮影した1枚の画像から距離を計測して立体を正確に認識するAI人工知能)を開発した。新技術を適用したカメラをインフラ点検に使うドローンに搭載することを見込んでいる。立体写真撮影で広く使われるステレオカメラ(複眼式撮像装置)よりも小型で安価なカメラを用いて、それに匹敵する高精度な距離計測を実現する。2020年度に実用化する予定だ。

    市販カメラでもドローンに搭載できる、高精度な距離計測をAIで実現
  • 通信障害が発生したら、真っ先に「アルミ製LANケーブル」を疑うべき理由

    企業のネットワークで通信障害が発生──。その原因には様々なものが考えられるが、意外なところにも原因が潜んでいると最近の取材で分かった。今回はそれを紹介しよう。 LANケーブルは8の心線で作られている。心線は2ずつより合わせてあるため、より対線と呼ばれている。心線を構成する導体は電気抵抗の低い銅でできており、ここをイーサネットのデータ信号が流れる。 ところが、導体の表面だけが銅製で、内部がアルミニウムでできているLANケーブルが市場に出回っている。このLANケーブルは「CCAケーブル」「銅クラッドアルミケーブル」などと呼ばれている。 わざわざ導体内部をアルミニウムにするのは、銅よりもアルミニウムの価格が安いからだ。また、アルミニウムのほうが軽いというメリットもある。だが、このCCAケーブルが通信障害の原因になるのだ。

    通信障害が発生したら、真っ先に「アルミ製LANケーブル」を疑うべき理由
  • ついにx86とArmの牙城陥落か、RISC-Vに吹く猛烈な追い風

    プロセッサー版のLinuxと呼ばれる「RISC-V」を活用する機運が、着実に高まってきている。 RISC-Vは、これまでのCPUコアの命令セット・アーキテクチャー(ISA)にはない数々の特徴がある。ライセンスフィーとロイヤルティーが無償で利用可能なオープンソースであること、特定用途に向けた専用プロセッサー・コアを開発しやすいことなどである。これらの特徴から、x86やArmといった業界標準のCPUコアに代わる選択肢として注目を集めている。 そして今、独自半導体チップの開発競争を繰り広げるスマートフォン・メーカーやAIチップ開発を推し進めるIT企業、さらには、米中経済戦争中国企業が抱える継続的なプロセッサーの調達への不安という課題を解決するブレークスルーとして、RISC-Vの活用が急激に活発化しつつある。 米ウエスタンデジタル(Western Digital)は自社製HDDやSSDのコントロ

    ついにx86とArmの牙城陥落か、RISC-Vに吹く猛烈な追い風
  • AWS大障害、冗長構成でも障害あったと公式に認める

    米アマゾン ウェブ サービス(Amazon Web Services)は2019年8月23日に発生したクラウドサービス「Amazon Web Services(AWS)」東京リージョンの大規模障害に関して同月28日、新しい報告をWebサイトに掲示した。障害が発生したサービスを追加したほか、利用企業が複数のアベイラビリティーゾーン(独立性の高いデータセンター群、AZ)横断の冗長構成にしたシステムにも一部で障害(予期せぬ影響)があったと認めた。 障害が発生していたサービスとして追加したのは日経 xTECHの既報の通り、アプリケーションロードバランサーの「Amazon ALB」、インメモリーキャッシュの「Amazon ElastiCache」、データウエアハウスの「Amazon Redshift」、仮想デスクトップの「Amazon Workspaces」などだ。仮想マシンの「Amazon EC2

    AWS大障害、冗長構成でも障害あったと公式に認める
  • 技術者に迫る「45歳の崖」、なぜ学ぼうとせず転職もしないのか

    ありがたいことに、この「極言暴論」は人月商売のITベンダーの技術者、そしてユーザー企業のIT部門の技術者から強い支持をいただいている。IT業界の多重下請け構造などの理不尽やユーザー企業の経営者のITに対する無理解などを無遠慮にバンバン批判するので、技術者からすると「よくぞ言ってくれた」となるだろう。 ただし、私は必ずしも技術者の味方というわけではない。だから「この人たちはいったい何を考えているのだろう。どうしてここまで愚かなのか」と思うときがある。その典型がブラックに近いような下請けITベンダーで酷使されながら、転職しようとしない人たちだ。空前の技術者不足で自身のキャリアや人生を大きく変えるチャンスが広がっているのに、多重下請け構造の底辺でくすぶっている。 「この会社はどうしようもない」「こんなところにいては自分の将来は無い」などと話す技術者に出会う場面がある。そんなとき、私は「だったら転

    技術者に迫る「45歳の崖」、なぜ学ぼうとせず転職もしないのか
  • 崩壊する「HTTPS神話」、鍵マークはもはや信頼の証しではない

    個人情報を入力するWebサイトでは、Webブラウザーに鍵マーク(錠マーク)が表示されているのを確認する――。セキュリティーのセオリーとして、筆者が何度も記事に書いたフレーズだ。 だが、「鍵マークが表示されていれば安全」というHTTPSの神話は崩壊した。常識が変わったのだ。 米国の政府組織であるインターネット犯罪苦情センター(IC3)は2019年6月、「Webブラウザーのアドレスバーに、鍵のアイコンあるいは『https』という表示があるという理由だけでWebサイトを信頼しないでください」と注意を呼びかけた。

    崩壊する「HTTPS神話」、鍵マークはもはや信頼の証しではない
  • みずほが20年越しで悲願達成、新システムがついに全面稼働

    みずほフィナンシャルグループ(FG)が20年越しで悲願を達成した。2019年7月16日朝、新しい勘定系システム「MINORI」が全面稼働した。1999年8月に第一勧業、富士、日興業の旧3行が統合を発表しておよそ20年。2度の大規模なシステム障害を経て、情報システム面でようやく「One MIZUHO」を推進する体制が整った。 みずほFGは2019年7月13日午前0時から同7月16日午前8時にかけて、MINORIへの移行に向けた最後の作業に臨んだ。移行期間中はATMやインターネットバンキングなどを停止していた。7月16日午前11時時点で、オンラインサービスに目立ったトラブルは起こっていない。 万全を期すため、みずほFGは2018年6月から始めた口座データなどの移行を全9回に分けて進めていた。今回はその最終回で、対象はみずほ信託銀行の勘定系システム「BEST」で管理していたデータだった。みずほ

    みずほが20年越しで悲願達成、新システムがついに全面稼働
  • 脅威からPCを守る「二刀流」、フリーの非常駐型セキュリティーソフト

    インターネットでは、日々新たな脅威が生まれている。Windows 10では、標準搭載の「Windows セキュリティ」によって、ウイルス対策とファイアウオールが提供されている。だがそれだけで「安心」とは言えない。 多数ある脅威を全てブロックしてくれるセキュリティーソフトは存在しない。いくつかのソフトを組み合わせていれば、補完し合うことで防御の強度が高まりそうだ。だが、複数のセキュリティーソフトを同じPC上に同居させると、干渉し合って不具合を起こす場合があるため、昔からご法度とされてきた。 だが、同じPCで複数のセキュリティーソフトを同時に動かしてもよいケースがある。例えば市販のセキュリティーソフトをインストールすると、Windows セキュリティの重複する機能が自動的にオフになり、新たなソフトに切り替わる仕組みになっている。さらに常駐型と非常駐型のセキュリティーソフトを組み合わせれば、同じ

    脅威からPCを守る「二刀流」、フリーの非常駐型セキュリティーソフト
  • Amazon不正レビューを見つけ出す「レビュー探偵」、その作者に会って分かったこと

    筆者が、時間を大量に浪費する行動の1つが買い物だ。大した差の無い商品の二者択一に数時間かけることは珍しくない。 先日、ネットの書き込みで偶然見かけた「穴無しベルト」が無性に欲しくなった。買い物によく利用するのは、ネット通販の「Amazon(アマゾン)」。 Amazonには、数十種類の穴無しベルトが販売されていた。このときも、購入ボタンをポチっとするまでに1時間以上もかけてしまった。 筆者がAmazonで買い物をするときに時間がかかるのは、“レビューのレビュー”をするからだ。「不正レビュー」や「サクラレビュー」と呼ばれる、商品を評価せずに無条件で5段階評価の5つ星を付けたレビューが多く、これらを除外した真のレビューを拾い読みして、購入するかどうかを決めている。この作業に数十分から1時間ほどかかる。 穴無しベルトを買ってから数日後、あるサイトで「レビュー探偵」というスマホアプリを見つけた。Am

    Amazon不正レビューを見つけ出す「レビュー探偵」、その作者に会って分かったこと
  • 環境構築から分析まで10分、「Pythonで機械学習」の手軽さに驚いた

    Python機械学習を使ったデータ分析作業を始めるのは簡単。無料で利用できるオープンソースの開発環境があるからだ。代表的なものには、米グーグルGoogle)が提供する「Google Colaboratory(グーグル・コラボレートリー)」が挙げられる。 これは、グーグルの仮想マシン上でJupyter Notebookを使える開発環境だ。Jupyter Notebookは、Pythonプログラムを対話形式で開発できるツールである。 Google Colaboratoryは定番ライブラリーが使える状態で提供されているので、Pythonライブラリーを使って分析/機械学習を学ぶといった用途には最適だろう。Googleアカウントがあれば利用できるのも大きなメリットだ。そこで筆者もプログラムを実際に記述してみることにした。 scikit-learnでモデル作成 作成したプログラムは線形回帰分析のプ

    環境構築から分析まで10分、「Pythonで機械学習」の手軽さに驚いた
  • 1Tバイト10万円台が1万円に、SSDの価格がみるみる下がる3つの理由

    1Tバイトで1万数千円。高速で衝撃に強いSSDの価格下落が止まらない。その背景には、米インテル(Intel)のPC向けCPUの供給不足による需給バランスの乱れと、着実に単位面積当たりの容量を増やしてきた不揮発性メモリーのNANDフラッシュの技術進化がある。 2019年前半は、インテル製CPUの供給不足が顕在化。CPUの周辺製品のだぶつきによって値段の急落を招くことになった。主記憶のDRAMはもちろん、NANDフラッシュを利用したSSDについても同じことが起こった。1TバイトのSSDといえば10万円台が相場だったものが、2019年は種類を選ばなければ1万円台前半で手に入るほど低価格化が進んだ。 もちろん、供給過剰だけが理由ではない。NANDフラッシュそのものの大容量化が価格下落をけん引した相乗効果である。NANDフラッシュ大容量化の背景には、2018年から2019年にかけて起こった大きく3つ

    1Tバイト10万円台が1万円に、SSDの価格がみるみる下がる3つの理由
  • 技術系同人誌の盛り上がりを見て記者の使命について考えた

    ITエンジニアなどが書く技術系の同人誌が盛り上がっている。 例えば、2019年7月に開催される「技術書同人誌博覧会」という即売会は、同年4月23日に参加サークルの募集を開始。翌日の24日には申込数が予定枠に達したとして募集を終了した。同人誌を出したいエンジニアがいかに多いかが分かる。 こうした技術同人誌即売会の草分け的存在が「技術書典」だ。これまで6回開催されている。1回目の技術書典は、2016年6月末の土曜日に秋葉原で開催された。 どんなイベントなのか興味があった私は、その日、会場に出かけていった。着いたのは、午前11時の開場から間もない時間だったと思う。それほど大規模なイベントではなく、事前に派手に告知していたようにも見えなかったので、簡単に入れると思い込んでいた。 ところが、会場の入り口では整理券を配布して入場を制限していた。来場者があまりに多かったのだ。そのときにもらった整理券だ

    技術系同人誌の盛り上がりを見て記者の使命について考えた
  • テスト駆動開発とマイクロサービスのせいで短命に終わったスマホゲームの話

    「悪い方が良い」原則をご存じだろうか? プログラミング言語「Common Lisp」の開発に携わったことでも知られるソフトウエア技術者リチャード・ガブリエル(Richard Gabriel)氏が1990年に発表した有名なエッセイ「The Rise of ``Worse is Better''」で主張したソフトウエア開発の考え方だ。 このエッセイでガブリエル氏は、美しく完全に設計・実装されるより、単純で雑に設計・実装されたソフトウエアの方が良いと説く。彼は前者を「正しいやり方」「MIT/スタンフォード式」、後者を「悪い方がよい原則」「ニュージャージー式」と呼び、ニュージャージー式がいかに優れているか様々な事例を挙げて説明する。 これは一見とても奇妙に聞こえる。 ソフトウエア開発では通常「美しい設計」や「美しいコード」が尊まれる。「車輪の再発明はするな」とか、「階層構造に分けて、要素をいつでも

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  • AIスパコンを2000円台で、グーグルが仕掛ける新たな価格破壊

    AIスーパーコンピューターというと”スーパーハイコスト”を想像するかもしれないが、そんなことはない。1時間24ドル(2600円)から誰でも使えます」――。 米グーグルGoogle)が米国マウンテンビューで開催した開発者会議「Goolge I/O 2019」で2019年5月9日(米国時間)に登壇したDeveloper Advocate, Google Cloudの佐藤一憲氏は、同社の新サービスについてこう語った。 グーグルは前日の8日、深層学習のトレーニング(訓練)向けの独自プロセッサ「TPU(Tensor Processing Units)」を集積した「TPU Pods」をネットワーク経由で貸し出すクラウドサービスのベータ版を提供し始めた。 従来は数日~数週間かけていた巨大な深層学習モデルのトレーニングを、数分~数時間で完了できる。「もう数百万ドルをかけて自前のスパコンを構築する必要は

    AIスパコンを2000円台で、グーグルが仕掛ける新たな価格破壊
  • 日本のIT産業はなぜ技術者の「才能」を殺すのか

    「近代日の歩みはすべて才能扼殺の上に築かれてきた」。 あるを読んでいて上記の一文に接し、ぎょっとした。この一文から「日IT産業はなぜ技術者の『才能』を殺すのか」という今回の題名を思いついたが、もともとの文では「すべて」と書いてあったからIT産業に限った話ではない。 冒頭の一文が出てきた記事の題名は「才能を尊重せよ」。批評家・演出家であった福田恆存氏の著書『私の演劇敎室』(新潮社)に収められている。初出は今から60年前の昭和34年(1959年)であり、筆者が生まれる前年に書かれたものだ。 筋が通った文章を常に書いてきた福田氏には珍しく、「才能を尊重せよ」は話の流れが分かりにくい。だが引用した一文と題名が気になり、抜き書きをしながら繰り返し読んでみた。 以下では抜き書きした箇所を紹介しつつ関連するIT産業の話を書いてみる。原文は正字正仮名で書かれているので踏襲する。ただし「尊重」の「尊

    日本のIT産業はなぜ技術者の「才能」を殺すのか
  • 自分の脳にAIをコピー? プロ囲碁棋士から学ぶ人間とAIの最適な関係

    「目指すは、棋士とAIの『人機一体』です」 囲碁AIを積極的に活用することで知られる日棋院所属のプロ棋士、大橋拓文六段が語った言葉だ。 2019年4月18日、グロービスと日棋院、囲碁AI「AQ」開発者の山口祐氏、トリプルアイズの4者合同で、囲碁AI世界一と若手棋士育成を目指す「GLOBIS-AQZ」プロジェクトを発表した。大橋六段もテクニカルアドバイザーとして参画する。 人間がAIに対抗するのではなく、人間がAIを上手に乗りこなし、互いに成長する――。こう書くと、プロ棋士の世界で人とAIが理想的な関係を構築しつつあるように思えるが、現実はもうちょっと複雑である。 人がAIを乗りこなすのか、それともAIが人を乗りこなすのか。囲碁AI活用の最前線に立つ大橋六段に伺った話を基に、AIと人間を巡る未来の一端をのぞいてみたい。 AlphaGoが囲碁界を激変させた 英ディープマインド(DeepMi

    自分の脳にAIをコピー? プロ囲碁棋士から学ぶ人間とAIの最適な関係
  • ディープラーニングは最低限の数学で分かる

    作っている雑誌で、これまで何度も取り上げてきた人工知能AI)。中でも中核と言える「ディープラーニング」を、先日、数学的にちゃんと理解できて感動した、という話である。 今更と思われた読者もいるかもしれないが、数式を追って結論にたどり着いたとき、思わず「おお、分かった!」と声を上げてしまった。基が分かると、関連する技術も結構すらすら理解できるようになって少々驚いている。 筆者は、PCLinuxPCボード「Raspberry Pi(ラズパイ)」を主題とするホビー向けの雑誌を作っている。AIは既に身近な存在になり、フリーソフトで顔認識をしたり、便利なAIフレームワークを使えば数行のPythonプログラムで機械学習ができたりする。そんな記事をもう数十は企画して、執筆してもらってきた。 しかし、機械学習やディープラーニングの仕組みを自分で理解していたかというと、「何となくは」としか言えなかっ

    ディープラーニングは最低限の数学で分かる
  • 遺族はFacebookのメッセージを見られるか、ドイツ裁判所の判決

    2018年7月にドイツで世界中から注目を浴びた裁判があった。Facebookのメッセージ開示裁判だ。 2012年にベルリンの地下鉄駅で15歳の少女がれき死した。その車両の運転士は故意の飛び込みを疑って少女の母親に慰謝料を請求した。自殺か否か。母親は真相を解明するために、少女が死の直前まで使っていたFacebookにログインして「メッセージ(ダイレクトメッセージ)」を調べようと考えた。 ところが、少女のFacebookアカウントは既に「追悼アカウント」という故人用の保護アカウントに切り替わっており、メッセージにはアクセスできなくなっていた。Facebookのサポートに相談しても開示できないの一点張りだった。そこで母親が法定相続人としてFacebookに対して起こしたのが冒頭の裁判だ。 2015年12月に、ベルリン地方裁判所は母親の訴えを全面的に認めたが、日の高等裁判所に該当するベルリン控訴

    遺族はFacebookのメッセージを見られるか、ドイツ裁判所の判決
  • AI開発にPythonは必須?AIを巡る9の疑問

    企業システムにおいて、AIはどのような分野に適用されているのだろうか。何ができれば「AI人材」になれるのだろうか。話題のAIだが、企業システムでの活用はまだ見えにくい。AI初心者のITエンジニアが持つ疑問をQ&A形式で徹底的に解説する。 Q.Pythonや統計学を駆使しないと、AIシステムは開発できない? A.サービスやライブラリーの充実の結果、専門知識がなくても開発できるようになりつつある。 プログラミング言語の「Python」を使えて、統計解析の知識がなければ、AIシステムの中核とも言えるモデルの開発ができないのではないか。こう思っているITエンジニアは多いのではないだろうか。 「最近はAIのコアであるモデルの開発を支援するためのツールが充実しており、Pythonなどを使ってスクラッチで開発するケースは少なくなっている」。システムインテグレータの梅田社長はこう指摘する。 AIの開発に必

    AI開発にPythonは必須?AIを巡る9の疑問