黒光りするヌルヌルとした体表に、大きな口に生えそろう鋭い牙。まるで映画「エイリアン」に登場する地球外生命体のような謎の深海生物が捕獲され話題となっている。 この写真は8月19日に海外サイト「Reddit」に投稿されたもの。投稿者の記述によると、彼は英国人の海洋生物学者で、カリブ海のバハマにあるアバコ島の南でマッコウクジラの研究を行っていた所この生物を発見し捕獲したという。掬いあげた時にはすでに死んでいたようだ。 この投稿に「Reddit」では、まるで映画エイリアンに出てくるチェストバスターではないか!?といった憶測が飛び交う。 そんな中、もう一人の海洋生物学者がRedditに颯爽と現れこのようなコメントを残していった。 「この生物は、目の下の発光器官などからブラックドラゴンフィッシュの仲間で『Melanostomias bartonbeani(カンテントカゲギス属の魚)』の可能性が高い
絶滅したニホンオオカミは日本の固有種ではなく、現在も世界に広く生息しているオオカミに属する亜種であるとする遺伝子解析結果を、岐阜大の石黒直隆教授と松村秀一教授らのチームがまとめた。骨の形の特徴から、ほかのオオカミとは別種とする説があったが、否定されたとしている。9日に日本獣医学会で発表する。 研究チームは本州や九州、四国に生息していたニホンオオカミ6頭の骨から、細胞に含まれるミトコンドリアのDNAを採取。北米や欧州にいる57頭のオオカミのDNAなどと比較した。オオカミは現在、ハイイロオオカミ1種だけが生息しているとされている。 解析の結果、ニホンオオカミは、ハイイロオオカミと同じ種であることがわかったという。12万~13万年前に枝分かれした亜種とみられる。朝鮮半島と陸続きだった時代に渡ってきたと考えられるとしている。 チームはこれまでもミトコンド… こちらは有料会員限定記事です。有料会員に
湖の100m近い深層の水に、メタンを消費して富栄養化物質の窒素酸化物も分解する脱窒メタン酸化細菌が大量に生息していることを、北海道大学低温科学研究所の福井学(ふくい まなぶ)教授と小島久弥(こじま ひさや)助教らが亜熱帯のダム湖で初めて発見した。メタンは二酸化炭素の25倍も強力な温室効果ガスである。この新しい細菌の群集は、温暖化防止と湖水の水質浄化のいずれにも寄与する「知られざる陰の主役」だった。 深い湖沼の環境保全を進めるのに新しい手がかりになる研究としても注目される。台湾北部の台北市の水がめになっているダム湖の翡翠(ひすい)水庫で現地調査して突き止めた。京都大学と台湾・中央研究院との共同研究で、7月25日付の英オンライン科学誌サイエンティフィックリポーツに発表した。 研究グループは、亜熱帯湖沼のメタン酸化細菌群集を明らかにするため、翡翠水庫(約10平方km、水深約100m)で4回、表層
2014/06/17 名古屋大学 生物機能開発利用研究センターの橋本寿史助教、長尾勇佑研究員を中心とした研究グループは、色素細胞の元となる細胞(幹細胞)が黄色素細胞と白色素細胞に分かれるメカニズムを解明しました。この研究成果はPNASおよびPLoS Geneticsに掲載されました。 生物の体色は色素細胞によって決まります。これまで色素細胞のうち、哺乳類を含む脊椎動物が共通して持つ黒色素細胞が幹細胞から生み出される仕組みは比較的よくわかっていましたが、それ以外の色素細胞(黄色素細胞、白色素細胞、虹色素細胞)がどのように作られるかはわかっていませんでした。 名古屋大学は60年以上にわたって主に野外で採集したメダカの様々な変異体を維持・保存し、それらを用いて生命科学研究を行ってきました。今回橋本助教の研究グル―プは、基礎生物学研究所の成瀬清准教授のグループとの共同研究で、黄色素細胞と白色素細胞
葛西臨海水族園では、園内の大水槽(約2,200t)で飼育されているクロマグロが、5年ぶり4回目の産卵をしたことが確認されました。 産卵確認日 2014年7月17日(木)、24日(木)、27日(日) 今回の状況 2014年7月17日、24日および27日の14時30分の給餌の後に、1尾のメスの後を数尾のオスが追いかけ、速い速度で泳ぎながら産卵・放精するようすが観察されました。 その後も、追尾行動や放精は確認されています。今後も産卵が続くことが期待されますので、目の前でクロマグロの産卵を観察することができるかもしれません。 これまでの産卵確認 当園では、1999年8月2日に、陸上の水槽内でのクロマグロの産卵に成功しました。1999年当時、本種の海上のいけすでの産卵例はありましたが、陸上水槽での産卵成功は世界で初めてのことでした。その後、2008年、2009年にも産卵が確認され、今回が5年ぶり4回
人間の妊娠期間はは十月十日と言われているように、約10ヵ月間。マダコの卵の場合は約1ヶ月ほどで孵化する。しかし、最新の研究で自然界には恐ろしい程長い間我が子を守り続ける、強靭な忍耐力を持つ生物がいることがわかったようだ。 アメリカ、モントレー湾水族館研究所(MBARI)は、深海に生息するタコ『Graneledone boreopacifica』が4年5ヶ月間(53ヶ月間)もの間卵を守り続けたことを記録し7月30日発売のジャーナル誌PLOS ONEにその研究論文が掲載された。 この記録は地球上に生息するあらゆる生物の中でも最も長い記録であり、これまでの最高記録を保持していた欧州に生息するサンショウウオ「Alpine salamander」 の記録48ヶ月を大きく更新した。 ▽深海に生息するタコ『Graneledone boreopacifica』 ▽約4年間この場所で卵を守り続けてきた ▽研
宇宙航空 引用元:sorae.jp (上略)アンガラ1.2PPはモスクワ時間2014年7月9日16時00分(日本時間2014年7月9日21時00分)、ロシア北西部アルハンゲリスク州にあるプレセツク宇宙基地の35/1発射台から離昇した。ロケットは順調に飛行を始め、2分後にはモスクワのクラスノズナメンスクにあるチトフ宇宙センターが追跡を開始した。 ロケットの第1段は3分42秒後に燃焼を終えて分離、その2秒後には第2段に点火、続いてフェアリングを分離した。 離昇から8分11秒後に第2段の燃焼が終了。第2段と衛星を模した重りは結合されたまま放物線を描いて落下を始め、離昇から21分後に、プレセツク宇宙基地から約5,700km離れた、カムチャツカ半島にあるクラー試験場に予定通り着弾した。今回の打ち上げはアンガラロケットにとって初めての打ち上げとなった(下略)2 :名無しのひみつ:2014/07/15(
電子が持つ電荷とスピンの両方を併せて利用するスピントロニクス。半導体素子などの小型化や今後の新しい機能の創出に欠かせない新技術として急速に発展しているが、その電子スピンの計測に役立つ画期的な技術が登場した。1000兆分の1秒の電子スピン運動を捉える顕微鏡の開発に、筑波大学数理物質系の重川秀実(しげかわ ひでみ)教授らが世界で初めて成功した。6月29日付の英科学誌ネイチャーナノテクノロジーのオンライン速報版に発表した。 この顕微鏡は、原子1個を見ることができる走査トンネル顕微鏡(STM)と、1000兆分の1秒の超高速現象を解析できるレーザー技術を組み合わせて実現した。それぞれ幅6nm(1nmは10億分の1m)と8nmで作製した量子井戸の中で、向きをそろえた電子のスピンが1000 億分の1秒ほどで乱れていく様子を、たった1つの量子井戸からの信号として直接捉えた。 量子井戸は、半導体の超薄膜が異
研究成果 2014年6月19日 ガリレオ衛星が「月食」中に謎の発光? すばる望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡で観測 東北大学、宇宙科学研究所、国立天文台などの研究者を中心とする研究チームは、すばる望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡を用いた観測から、ガリレオ衛星(木星の周りを回る4大衛星)が、木星の影に入り太陽光に直接照らされていない「食」の状態にも関わらず、わずか(通常の100万分の1程度)に輝いているという現象を発見しました。 食中にも発光が観測された木星の衛星ガニメデ(上段)およびカリスト(下段)の赤外線画像。左はすばる望遠鏡、右はハッブル宇宙望遠鏡の観測で得られたもの。各画像の視野は4秒角四方。黒丸は各衛星の観測時の視直径を示します。 詳しい原因ははっきりとは解明されていませんが、研究チームは、木星の上層大気に存在する「もや」で散乱された太陽光が、ガリレオ衛星を間接的に照らしているのではないか、と
引用元:侮日新聞 電気を取ったら渦潮が消える? 鳴門海峡で、再生可能エネルギーの一つの「潮流発電」が実現可能かを調査している徳島県が、頭を悩ませている。計算上、最も潮流が速い海峡南側では火力発電所1基分(26万キロワット)の電力が得られることが分かったが、電力を取るほど渦潮が小さくなり、最悪の場合、渦潮が消滅する可能性もあるという結果が出たためだ。観光名所でもある鳴門の渦潮を取り巻く「波」は高そうだ。 (中略)ただし、実用化にはハードルもある。鳴門海峡は1日350隻の船が往来する航路で、周辺沿岸部には漁業権が設定されている。また、渦潮は季節によって大きさが変わるため、得られるエネルギーは変動が大きい。加えて、潮の流れが速い地点に水車を設置して運動エネルギーを回収するため、潮の流れが変わり、渦が遅くなることも想定される。徳島大の基礎調査では、渦潮が消滅する可能性も指摘されている(下略)3 :
サウサンプトン大学の研究者が、調理された食品表面をチェックし、食中毒の1種であるリステリア症の原因となる病原体を見つけ出せるセンサーを試験運用しているという。このセンサーは4カ国6協力機関のコンソーシアムの協力により開発されたもので、試験のためのサンプルを離れた場所にある実験室などに送る必要なしに検査を行うことができるという(gizmag、サウサンプトン大学、Slashdot)。 米疾病対策センター(CDC)によると、米国では毎年、約4800万の人々が病気になる。そのうちの約12万8000人は入院、そして約3000人が食中毒によって死亡している。そして食中毒のうち、約260人の死亡原因となっているのが感染性病原体リステリアによって引き起こされるリステリア症だという。リステリア症は嘔吐、下痢などの症状が出たあとに、他の部位に広がり、最終的には髄膜炎などのより重篤な合併症を引き起こす可能性があ
引用元:NewScientist (上略)カロンは冥王星のほぼ半分の大きさで、冥王星を回る軌道は地球を回る月よりずっと近い。1980年代の研究は2つの天体がガスを交換している可能性があることを示唆していたが、その研究は冥王星の大気が主にメタンから成り、ガスが比較的高い速度で脱出していると仮定していた。 天文学者たちは地球の望遠鏡を使って冥王星から来る光を詳細に観測し、それをスキャンしてこの準惑星の組成についての手がかり得た。冥王星の大気は主に窒素から成ることと、脱出速度が低いことが判明した。窒素はメタンより重い。「人々はカロンがこのプロセスで大気を得ていたとしても、それは検出するには薄すぎると考えていた」とヴァージニア大学(シャーロッツヴィル)のロバート・ジョンソン(Robert Johnson)は話した。2 ::名無しのひみつ:2014/06/08(日) 18:02:56.82 ID:i
今年1月、三菱マテリアルの四日市工場で爆発が発生し5人が死亡、13人が重軽傷を負うという事故が発生した(朝日新聞)。多結晶シリコン製造プラントの熱交換器を洗浄するためふたを外したところ爆発が発生したというもので、重さ約200kgのふたが10mほど吹き飛ぶという激しいものだったようだが、12日、この事故の調査結果が公表された(伊勢新聞、報告書PDF、報告書要約版PDF)。 事故原因は熱交換器内のクロロシランポリマー類が加水分解されてできた生成物が衝撃で爆発したとのこと。さらに、この生成物は低温・乾燥状態で爆発力が大きくなるという特性があり、そのため被害が大きくなった模様。また、爆発によって内部のクロロシランポリマー類が飛散してそれが燃焼しファイアボールを形成したという。 クロロシランポリマー類の加水分解生成物については、その発火・爆発危険性や生成過程、加湿処理条件について十分かつ正確な既知の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く