中日・柳裕也投手(27)が12球団一番乗りとなる完封劇で今季初勝利を挙げた。 3日の広島戦(バンテリン)に先発すると、立ち上がりから力強い直球と100キロ以下の超スローカーブやスライダー、チェンジアップなど変化球のキレも抜群で赤ヘル打線を手玉に取った。 結局、9回まで散発3安打で三塁すら踏ませず、133球の熱投を見せて完封。前日2日はベンチ入りした9投手全員が登板し、野手の根尾が緊急事態に備えてブルペン待機までしたとあって「昨日、延長12回で投手陣がたくさん投げて、チーム全員で勝ったのを見ていたので、今日は一人で投げようと思っていた」と悲壮な覚悟でマウンドに上がったことを明かした。 1点リードの9回にはこの日初めて一死一、二塁のピンチをつくると、就任以来初めてマウンドへやって来た立浪監督から「ここまで頑張ったんだから、とにかく腕を振って、必ずゲッツーを取れるから」とゲキを飛ばされ、尻をポン