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ブックマーク / note.com/shimomuudayo (16)

  • 【ループは留まる為にあらず、前に進む為に】映画『リバー流れないでよ』感想|ヴィクトリー下村

    京都、貴船きふねの老舗旅館を舞台に、突如として起きた2分間のタイムリープに巻き込まれた人々の騒動を描いた映画『リバー流れないでよ』。 ノーチェックだったけど、SNSで見かける感想が絶賛ばかりなので気になっていた作品。 「タイムリープ」が題材という情報以外知らずに観たが、『サマータイムマシンブルース』、『曲がれスプーン』などでお馴染みのヨーロッパ企画の映画と知ってある意味納得。巧みな脚やキャスト陣の演技の安定さは流石。 過去に映画化された2作品。どちらも結構好き。映画は老舗の旅館を舞台に同じ2分が繰り返される。 だけど繰り返される度に、笑いだったり恐怖だったり、甘酸っぱい恋愛だったり、様々なドラマが誕生する。そこに一つとして同じ瞬間は存在しない。 まるで回す度に絵柄の変わる万華鏡のようで観てるこちらの心もコロコロ揺さぶられるのが楽しい。 2023年製作/86分/G/日ヨーロッパ企画だと前

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    advblog 2023/07/08
  • 藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきました。|ヴィクトリー下村

    先日、神奈川県川崎市にある「藤子・F・不二雄ミュージアム」に行ってきました。 「藤子・F・不二雄ミュージアム」とは『ドラえもん』、『キテレツ大百科』などで知られる漫画家藤子・F・不二雄の作品原画や関連資料を中心に展示している博物館。 今回の記事では体験レポートを感想を交えて紹介していきます。 行ったのは6月24日の土曜日。 ミュージアムへは何通りか行く方法があるけど「登戸駅」からだとシャトルバス(有料)が出ているので、それに乗っていざ出発。 登戸駅の改札出た付近にはドラえもん像もお出迎え(改札降りた1階にはドラミちゃんもあるよ)。シャトルバスはミュージアム仕様になってて可愛い。 今回、確認できた絵柄は2種類。藤子・F・不二雄先生のキャラクターが共演してるので「あのキャラの名前なんだっけ?」と楽しみながらチェックするのもありかも。 前回訪れた時とは絵柄が違うので定期的に変えてるんだと思う。

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    advblog 2023/07/01
  • 映画『TAR/ター』から思う現代の芸術家の在り方|ヴィクトリー下村

    世界的な女性指揮者に起こる事件の顛末を描いた映画『TAR/ター』。 主演のケイト・ブランシェットの演技が評判となり、アカデミー賞でも主演女優賞含め6部門でノミネートされた話題作だ。 先に言うと、この作品が気になってる人は詳しいあらすじを知らないで見ることをお薦めしたい。 あらかじめ内容を知っておくのも悪くないが、自分はストーリーがどう展開していくのかも含めて楽しめた部分が大きかった。 作は上映時間が2時間38分と長め。 仕事終わりに鑑賞したこともあって「内容次第では寝てしまうかも…」と危惧してたがそんなことは全くなかった。 パズルのピースが埋まっていくような快感とサスペンス的な演出に気付いたらどんどん引き込まれていた。 今の時代の芸術家の在り方を描いた映画であり今を象徴する映画だと思う。作が気になってる人は是非チェックしてもらいたい。 これより以下は作品の内容に触れています。未見の方は

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    advblog 2023/05/15
  • 【そこは夢と現の境目】映画『郊外の鳥たち』感想|ヴィクトリー下村

    夢と現うつつを行き来する。 物語というより詩を読んだ時のような感覚を覚える映画だった。 『郊外の鳥』は中国の新鋭チウ・ション監督による長編デビュー作だ。中国の地方都市を舞台に2つの時間軸が交わる不思議な物語が描かれる。 ポスターを見たときから、ビジュアルの美しさで気になっていた作品だ。 2018年製作/114分/PG12/中国映画は青年ハオと少年ハオの2つのパートで構成されている。冒頭、青年ハオが測量をしている場面から物語が始まる。360度辺りを見渡すカメラワークが印象的だ。 前半はハオの仕事を中心とした日常が描かれる。 説明的な台詞はないし、何をしているか分からない場面も多い。そのため観客は画面から情報を集めていくことになる。 作のレビューを読むと「ストーリーが難解」と評したものが多いが、こうした点もその理由の1つだろう。青年パートは物語るというよりは、ハオの行動を客観的に観測をしてい

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    advblog 2023/04/20
  • 【混沌の時代だからこそ観るべき映画がある】『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』感想|ヴィクトリー下村

    記事の中で映画ゲーム漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。 人生を肯定する映画だし他者を肯定する映画だと思う。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(以下エブエブ)は、今話題のマルチバースがテーマの映画だ。 マルチバースとは「ifの自分」がいる世界。ifだから映画スターの自分がいたり、料理人の自分がいたり、科学者の自分がいたりとあらゆる自分がいる。 可能性の数だけ自分がいる世界。その中で「何物にもなれなかった自分」が作の主人公エヴリンだ。 エヴリンは毎日の生活に追われ娘とは険悪。夫は離婚を考えていたりといわゆる負け犬と呼ばれるタイプの主人公だあらすじはシンプル。 「この宇宙を破壊しようとする悪いヤツがいる。それを倒すことができるのは選ばれし者だけ」その選ばれし者がエブリン。要はこの映画はヒーロー映画でもある。 戦う方法は

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    advblog 2023/04/01
  • 『バビロン』はチャゼル監督の映画への熱烈なラブレターだ!|ヴィクトリー下村

    記事の中で映画ゲーム漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。 冒頭から飛び散る糞という強烈なパンチが観客を出迎える。 糞に続き放尿プレイにあり得ない量のゲロ…これまでのチャゼル監督の作品と比べて、下品な描写の多さに驚いた。デートムービーを期待して観にきたカップルはさぞ面喰ったことだろう。 こうした露悪的表現は、映画業界の華やかさと対照的に舞台裏の醜悪で生々しい人間性を強調する。スポットライトを浴び人の心を動かす一方、ドラッグや酒に溺れ乱痴気騒ぎが繰り広げられる。 2022年製作/189分/R15+/アメリカ『バビロン』で描かれるのは、変わりゆく映画歴史だ。映画は20年代のハリウッドの【黄金期】から始まる。 20年代のハリウッドの舞台裏は自由奔放。撮影現場では人が当たり前のように負傷し、業界人はドラッグに酔いSMプレイに興じる。そこは人の死

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    advblog 2023/02/17
  • 【仕事を失った世界は人類に幸せをもたらすか?】SF小説『タイタン』を読んで思うこと|ヴィクトリー下村

    1月17日に発売された小説『タイタン』。 AI「タイタン」により人類が労働から解放された未来。心理学を学んでいる内匠成果ないしょうせいかは、ある日、国連のエージェントから「仕事」を依頼される。 その仕事とは、労働力が低下してしまったAIのカウンセリングを行うことだった。 作者は『know』で第34回日SF大賞にノミネートされ、劇場版アニメーション『HELLO WORLD』で脚をつとめた野崎まど先生。 私は普段、SF小説をそんなに読まない。 読んだとしても80~00年代の古い海外SFが多く(直近で読んだのはアンナ・カヴァンの『氷』)、もしかしたら国内のSF小説を購入したのは初めてかもしれない。 書を読もうと思ったキッカケは、ダ・ヴィンチ恐山こと、品田遊さんの解説文を見かけたから。 ダ・ヴィンチ恐山さんは、以前からYourubeの『オモコロチャンネル』で拝見しており、小説家らしいユニーク

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    advblog 2023/02/11
  • 【かつての少年も大人になった】映画『THE FIRST SLAM DUNK』感想|ヴィクトリー下村|note

    記事の中で映画ゲーム漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。 先日、映画『THE FIRST SLAM DUNK』が興行収入82億円を突破したというニュースを目にした。週末土日の動員では7週連続1位を達成し、観客動員は560万人を突破しているという。 興行だけでなく作品の評判も上々だ。日最大手の映画レビューサイト「Filmarks」では1月16日時点で5点満点中4.4という高評価を記録している。 これは当に凄いことだ。 例えば『THE FIRST SLAM DUNK』と同じ、東映アニメ映画『ONE PIECE FILM RED』も興行収入180億を超え、社会現象にまでなったが『ONE PIECE』は今現在もジャンプで連載が続く超人気作品。 対して『SLAM DUNK』は26年も前に連載が終了し、それ以降アニメ化などメディア展開はされてい

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    advblog 2023/01/17
  • 2023年公開を心待ちにしてる映画10本|ヴィクトリー下村|note

    皆さんが今年公開する映画の中で楽しみにしている作品は何ですか? 昨年は『トップガン マーヴェリック』や『THE FIRST SLAM DUNK』、『RRR』など様々な話題作が世間を賑わせました。 今年も宮崎駿監督の新作をはじめ、『インターステラー』、『TENET』のクリストファー・ノーラン監督の新作、『セッション』、『ラ・ラ・ランド』のデミアン・チャゼル監督の新作など、映画好きを超えて世間を賑わせてくれそうな作品が多数公開される予定です。 この記事では、2023年公開される映画で私が公開を心待ちにしている作品を挙げました。 ただ、楽しみにしてる作品だけだと正直キリがないので以下の2つの基準から選んでます。 ・気になる作品の中から10。 ・日での公開日、もしくは年内の公開が決まっている作品 このうちの何かは確実に今年のベスト10に挙がりそうな作品です。 また選出からは漏れたけど楽しみに

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    advblog 2023/01/10
  • 【事実は小説より奇なり】映画『ある男』感想|ヴィクトリー下村|note

    11月18日より公開している映画『ある男』。 1人の男の死をキッカケに明らかになる社会の暗部とある男の過酷な過去と苦しみが描かれる。芥川賞作家、平野啓一郎の原作を『蜜蜂と遠雷』、『愚行録』の石川慶監督が映画化。主演は夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝。 観た人たちの評判が良いので気になっていた作品。ちょうどタイミングが合ったので鑑賞してきました。 鑑賞したのはミッドランドスクエアシネマの12月22日の13時20分の回。お客さんは20~30人程、客層は年代は20代以上様々で女性客が多かったと記憶している(公開から1か月以上経って、この人の多さは評判の良さを裏付けしているといえるかも)。 2022年製作/121分/G/日そんな作だが、まさに事実は小説よりも奇なりという内容。他の方の感想で安部工房の作品っぽいと書かれていたが観て納得。導入部は安部工房っぽさもあるしSF作家の星新一の作品にも通じる

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    advblog 2023/01/01
  • 【復讐と悲劇の物語として観る】映画『ブラックパンサー』感想|ヴィクトリー下村

    11月11日から公開中の『ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー』。観に行く予定はあるものの未だ見れていない。とりあえず復習として前作にあたる『ブラックパンサー』を久し振りに鑑賞した。 『ブラックパンサー』はMCUの中でも特に好きな一だ。作品の素晴らしさは言わずもがな。ヒーロー映画としては異例のアカデミー賞7部門ノミネート、3部門受賞という結果だけで作の素晴らしさは伝わるだろう。 物語の面白さやビジュアルの格好良さにも痺れるが、特に男同士の宿命の闘いを描いてるところが筆者には深く刺さる。 これも一種のブロマンスと呼べるのだろう。バットマンとジョーカー、悟空とベジータ、『ヒート』(1995)におけるアル・パチーノとデ・ニーロのように好きや嫌いという次元を超えて、人生の中で避けられない出会い方をしてしまった関係性にロマンを感じるのだ。 最近だと『RRR』のラーマとビームのような熱い友情に

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    advblog 2022/11/29
  • 【死者の蘇る月、愛と死が交錯する】映画『NOVEMBER』感想|ヴィクトリー下村

    映画『NOVEMBER』は2017年に製作されたエストニアの作品だ。19世紀末のエストニアの農村を舞台に、ある男女の奇妙なラブストーリーが描かれる。 エストニア、旧ソビエト連邦の一部でバルト三国の一つ。筆者には歴史で学んだこと以上に馴染みのない国だ。少し調べたところ、デジタル先進国で、首都タリンはジブリ映画の『魔女の宅急便』のモデルの一つにもなったとも言われてるらしい。 実際は違うらしいが、街並みが似ていることでロケ地の一つとして噂されていたとのこと。そんな「魔女」繋がりの作は、19世紀の「死者の日」を迎える11月のエストニアの村を舞台にした物語。美しいモノクロームの映像に彩られて不思議な純愛の行方が映し出される。 幻想的な映像に引き込まれるが、内容はけっこう奇天烈という印象。映像美に対しブラックユーモアとシュールさが入り混じった物語がギャップがあって面白い。人を選ぶタイプの作品だが、筆

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    advblog 2022/11/19
  • 『窓辺にて』に自分を重ねて観ていた【映画感想】|ヴィクトリー下村

    浮気に気付くもショックを受けない自分に戸惑う夫。彼はさまざまな人たちと交流していく中で「好き」という感情に触れ自分を見つめ直していく… 映画『窓辺にて』は2022年11月4日から公開されている作品だ。監督は『愛がなんだ』、『街の上で』の今泉力哉。主演は『半世界』、『ばるぼら』の稲垣吾郎。共演者には中村ゆり、玉城ティナ、若葉竜也、志田未来、佐々木詩音。 作は今泉力哉監督が稲垣吾郎を主人公にオリジナル脚で撮りあげた作品だ。 あらすじ:フリーライターとして活躍する市川茂巳は、文学賞の授賞式をきっかけに高校生作家の久保留亜と親しくなり、彼女の受賞作「ラ・フランス」のモデルになった人たちと交流していく。 そんな茂巳にはある悩みがあったが、誰にも打ち明けておらずその悩みを話せる相手を探していた… これまで観てきた今泉監督作品の中でも今作は終始オフビートな作風。恋愛映画というよりは稲垣吾郎演じる

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    advblog 2022/11/08
  • 【乾いた町】映画『渇きと偽り』感想【嘘にまみれた人々】|ヴィクトリー下村

    まさに良質なミステリー。評判の良さにつられて鑑賞したが大満足。 映画『渇きと偽り』は2020年に製作されたオーストラリア映画だ。干ばつに苦しむ田舎町を舞台に、一家心中事件の真相を追う警察官と彼自身が抱える過去の事件が交錯する物語が描かれる。 「キワエラでは324日間、雨が降っていない」 これは映画冒頭で流れるテロップだが、この時点でギョッとする。オーストラリアの水不足は深刻な社会問題だ。舞台になっているキワエラは架空の町だが、オーストラリアでは実際に1年近く雨が降っていない地域もあるらしい。映画はこうした社会背景によって貧困していくコミュニティと人々の心情が描かれている。 閉塞感のある田舎、余所者に排他的な人々、嘘と疑心、日だと湿っぽくなりそうな題材だが、オーストラリアの乾いた荒野と対比になっているところが面白い。荒野を舞台に殺人事件の真相を追うというという舞台設定だけですでに魅力的だ。

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    advblog 2022/10/15
  • 【若いうちにこそ観て欲しい】映画『いまを生きる』紹介|ヴィクトリー下村

    映画を観てると、たまにタイミングを考える作品に出会うことがある。物語や演出などに対し「この作品は自分にはまだ早かったかな」と感じたり「若いうちにこの作品に出会いたかった…」と思ったり。映画を観るタイミングは作品選びと同じくらい大切なのかもしれない。 今回紹介する映画も自分にとってはもっと早く出会いたかった作品、それが『いまを生きる』だ。 1989年製作/128分/PG12/アメリカ『いまを生きる』は30年以上も前の作品だが今なお色褪せない名作だ。監督は『刑事ジョン・ブック 目撃者』、『トゥルーマン・ショー』のピーターウィアー。出演は『レナードの朝』、『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』などで知られる名優ロビン・ウィリアムズ、『ガタカ』、『ビフォア・サンセット』のイーサン・ホーク。作は第62回アカデミー賞で脚賞を受賞している。 物語の舞台はアメリカの全寮制の名門学校。新学期に同校のO

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    advblog 2022/10/07
  • 『WANDA ワンダ』を観て、その人生に思いを馳せる【映画感想】|ヴィクトリー下村

    7月9日から公開している映画『WANDA ワンダ』。女優として活躍していたバーバラ・ローデンによって1970年に撮られた作品で、家族も仕事も失った女性と強盗の男の逃避行が描かれる。 作は今でこそ「フェミニズム映画」を代表する1として評価されているが、当時は映画業界からその存在を黙殺されてきた映画だ。筆者が好きなケリー・ライカート監督の『リバー・オブ・グラス』が、この作品から多大な影響を受けているという事で観るのを楽しみにしていた。 鑑賞したのはシネマテークの8月5日の13時50分の回、お客さんは13人程度。平日昼間ということを考えると注目度は高いと思われる。鑑賞した感想としては、まさに「埋もれていた傑作」という印象。いまから50年以上前に既にこうした題材で映画が撮られていたという先進性にも驚いたし、製作背景などを知ってより感慨深い気持ちを抱いた。この記事では映画の感想とそうした製作背景

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    advblog 2022/08/10
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