取材・文/末原美裕 京都・祇園に建つ奇想建築『祇園閣』。織田信長・信忠父子の菩提を弔うために創建された大雲院という寺の中に建ち、元々は大倉財閥創始者である大倉喜八郎氏の別邸の一部でしたが、「祇園祭の鉾を一年中見られるように」という大倉喜八郎氏の願いが込められ、祇園祭の鉾を模した祇園閣が建てられました。 祇園閣は、今年で生誕150年を迎える建築家・伊東忠太氏の設計による昭和初期の名建築で、国登録有形文化財にも指定されています。 満を持して建てられた祇園閣なので、眺望はそれはそれは見事なのですが、閣上までの道程もまた興味を引く作りになっているのです。 通常は非公開のところ、9月30日までの期間限定で特別公開が行なわれています。京都の絶景を眺める絶好のチャンスです。 それでは実際に閣上まで上ってみましょう! 入り口をくぐると、色鮮やかな壁画が現れます。敦煌の壁画の模写が施されており、観無量寿経変
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