サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で1次リーグH組の日本はサランスクで行われる初戦で2014年ブラジル大会ベスト8のコロンビアに挑む。格上のチーム相手に守備への意識がより重要になってくるなか、大会前最後の試合パラグアイ戦でキャプテンとして活躍、アグレッシブな守備でチームの勝利に貢献したMF山口(C大阪)の存在感も増すばかりだ。 前回ブラジル大会でも鳴り物入りで選出されたが、1分け2敗で1次リーグ敗退の屈辱を味わった。あれから4年。選手としても、人としても成長を遂げた。「できるだけいい結果を持って帰りたい」と覚悟を示す。豊富なスタミナと対人守備の強さを重用され、2大会連続のW杯代表をもぎ取った。勢いに任せた前回と違い、使命感が漂う。 転機となったのが、ドイツ移籍だ。2016年1月に念願だった海外挑戦を実現。しかし、日本代表で鼻などを骨折するけがに見舞われたこともあり、6月に古巣C大阪