最終戦争後の世界を描いた長編ファンタジーアニメ ――『火狩りの王』は脚本・構成が押井守さん、監督は西村純二さんと、アニメ界を牽引するクリエイターによる壮大な世界観の作品です。本作で印象的に感じた部分はどんなところでしょうか? 家入レオさん(以下、家入): すごいなと思ったのは「嘘のない描写」ですね。この数年、新型コロナウイルスの影響で全世界の人たちが人生のターニングポイントを迎えたと思うんです。「コロナの期間に結婚も増えたし、別れも増えた」という話も聞きます。自粛期間に時間ができたことで、それまでは日々の忙しさでなんとなく答えを先送りにしていた自分の人生のテーマについて、みんな向き合ったと思います。 でも自分と向き合う時間って、決して楽しい側面だけではないですよね。今回の『火狩りの王』は、そうした生きていくことの光と影の両面が描かれていると思いました。「生きることは楽しいこともあるけど、や
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