評判がやたら良い『エスター』がとても観たくて、むしろ観ようと思ってた矢先に古泉智浩さんから「カトキチさん!『エスター』観ましょうよ!」とお誘いいただいたので、一緒に観て来た。 映画好きの人にとって、「とりあえずこれは観ておかないと」というようなラインの作品って結構あると思う。人によってはセガール主演の映画だったり、ジェット・リーだったり、ふんちゃらオブデッドという名前のホラーだったりするんだろうが、ぼくにとってダークキャッスル制作の映画がそれにあたる。 ダークキャッスルとはジョエル・シルバーとロバート・ゼメキスが設立したホラー映画専門の制作会社で、ぼくはここから製作された映画は全部ではないが結構観ている。どれも人生に残るような傑作ではないし、『エクソシスト』や『シャイニング』のような重厚さもないが、かと言って、そこまで外れることもなく、『ゴースト・シップ』や『TATARI』『13ゴースト』