セブン&アイ・ホールディングス傘下の総合スーパー、イトーヨーカ堂は18日、愛知県碧南市に農業事業の子会社「セブンファーム東海」を設立し、店舗から出る食品残さを有効活用する環境循環型農業を開始すると発表した。同社にとって環境循環型農業の展開は全国6カ所目となるが、東海地区では初めて。 同社が展開する環境循環型農業は、店舗から排出される食品残さを堆肥の資源として再利用し、同社が運営する専用農場に導入。そこで栽培、収穫された農産物を食品残さが排出された店舗で販売するというもの。 セブンファーム東海の農場面積は約2ヘクタール。にんじんやたまねぎ、さつまいも、とうもろこしなどを栽培し、初年度約100トンの収穫を目指す。ここで収穫した野菜は愛知県内の全6店舗で販売する。