相次ぐ食品偽装で外食への不信感が高まる昨今。こんなときこそ自炊を極めたいものだが、「自分でつくると似たり寄ったりの味になってしまう」と悩んでいる人も多いはず。そんな人にオススメしたい本が、11月1日に発売された『調味料マニア。』(武井義明、松田知華/主婦と生活社)だ。著者は人気サイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の有名グルマン編集者と、品揃えに定評のある伊勢丹新宿店のグローサリー担当者。この夢のタッグで展開される本書から、思わず試したくなる調味料を紹介しよう。 まず、「こんなものあるの?」と驚かされるのが、以前テレビでも紹介され大きな反響を呼んだ「昆布の水塩」(松前屋)。スプレーボトルに入っている中身は、なんと塩とだし。「水塩」というのは古典的な調味料であるらしく、それを手軽に使えるのがこの商品の大きなポイントだ。とくにオススメだというのが、塩分が17%のもの。パスタの仕上げやおむすびをつくる際の