2016年4月16日のブックマーク (15件)

  • 遺伝子組み換え作物、作付面積初めて減少 商業栽培開始20年

    遺伝子組み換えトウモロコシの畑。仏南西部ボルドーで(2007年8月4日撮影、資料写真)。(c)AFP/JEAN-PIERRE MULLER 【4月14日 AFP】過去20年間にわたって着実に増え続けてきた遺伝子組み換え(GM)作物の作付面積が昨年、初めて減少に転じた。国際アグリバイオ事業団(ISAAA)が13日、発表した。 20年前に初めて市販されたGM作物の作付面積は、2014年には世界で1億8150万ヘクタールに及んだ。19年間にわたってその作付面積は拡大する一方だったが、昨年初めて1%の減少に転じた。ISAAAではトウモロコシや綿の価格の下落を原因に挙げ、穀物価格が上昇すれば総作付面積も再び拡大するだろうと述べている。 昨年、GM作物の作付面積が減少した中では、世界のGM作物生産トップの米国が前年比220万ヘクタール減、深刻な干ばつに見舞われた南アフリカが同70万ヘクタール減などとな

    遺伝子組み換え作物、作付面積初めて減少 商業栽培開始20年
  • 北海道の小麦農家、たった1人で開く世界への扉

    北海道の小麦農家、たった1人で開く世界への扉
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    agrisearch 2016/04/16
    「ナフィールドの会合で各国の農業関係者と談笑する前田茂雄さん」
  • ニホンザルの社会的ネットワークを用いたシラミの寄生数予測 -毛づくろいはシラミ駆除にどの程度有効か?-

    Julie Duboscq 日学術振興会外国人特別研究員(霊長類研究所)、Andrew MacIntosh 霊長類研究所特定准教授らの研究グループは、宮崎県幸島に生息するメスのニホンザルの社会的ネットワークを構築・分析し、個体に寄生するシラミ数を検証しました。その結果、繁殖期にあたる冬と出産期の夏には毛づくろいされる機会が多い個体ほど寄生しているシラミが少ない傾向が見られ、毛づくろいが実際にシラミの駆除へ効果的である可能性が高いことが分かりました。ニホンザルが毛づくろいを通してシラミの卵を駆除していることは知られていましたが、他の個体と触れ合うことによる感染のリスクと比べてどの程度効果的なのかという点は、これまで明らかにされていませんでした。 研究成果は2月26日、Scientific Reports誌に掲載されました。

    ニホンザルの社会的ネットワークを用いたシラミの寄生数予測 -毛づくろいはシラミ駆除にどの程度有効か?-
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    agrisearch 2016/04/16
    2016/3/15
  • 「しびれ」による痛みのメカニズムを解明 -糖尿病や血流障害によるしびれ治療薬の開発に期待-

    宗可奈子 薬学研究科博士課程学生、中川貴之 医学部附属病院准教授、金子周司 薬学研究科教授らの共同研究グループは、マウスを使ってしびれのモデルを作成し、痛みの発生メカニズムを調べたところ、感覚神経にある痛みセンサ分子TRPA1が低酸素により過敏化し、しびれによる痛みを引き起こすことを明らかにしました。 研究成果は、英国科学誌「サイエンティフィックレポーツ」誌(電子版)に掲載されました。 今後は、TRPA1阻害薬が実際にこれらの症状を改善するかを調べます。また、人間で「しびれ」を起こす糖尿病、閉塞性動脈疾患、抗がん剤などの病態動物モデルを作ることで、さらに有効性の高い治療薬を見いだせる評価系を確立していく予定です。 なお、研究は2006年度に始まった6年制薬学教育制度の1期生が、続く4年間の大学院博士課程で実施しました。研究は6年制薬学科で約半年間、病院や薬局で学んだ実務実習の経験を活

    「しびれ」による痛みのメカニズムを解明 -糖尿病や血流障害によるしびれ治療薬の開発に期待-
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    agrisearch 2016/04/16
    2016/3/18
  • 酵母の熱適応進化の大規模ゲノム解析によって熱耐性因子の同定に成功 -バイオエタノール生産性の飛躍的な向上に貢献-

    里村淳 農学研究科博士課程学生、三浦夏子 同教務補佐員(現アメリカ国立衛生研究所博士研究員)、黒田浩一 同准教授、植田充美 同教授の研究グループは、熱ストレス下で適応進化を行い育種してきた酵母 Saccharomyces cerevisiae 群の全ゲノムを次世代シーケンサーにより解析することで、熱耐性を誘導する遺伝子変異を分子レベルで世界で初めて明らかにし、再現実験にも成功しました。 研究成果は2016年3月17日にScientific Reports誌に掲載されました。 適応進化育種とその次世代シーケンサーによる解析から得たビッグデータの解析により、世界で初めて、真核生物で、熱耐性因子の同定に成功しました。さらに、その遺伝子を用いて再現実験にも成功しました。この成功は、バイオマスからエタノールに限らずさまざまな有用物質生産への応用が期待でき、バイオテクノロジーの進展に貢献が期待できま

    酵母の熱適応進化の大規模ゲノム解析によって熱耐性因子の同定に成功 -バイオエタノール生産性の飛躍的な向上に貢献-
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    agrisearch 2016/04/16
    2016/3/22 「野生株と比較してグルコースから2.5倍、ガラクトースから5.1倍のエタノールを生産しました」
  • クロマチンのダイナミックな動きを抑えてがんを治す -クロマチン創薬の可能性を提示-

    この成果は、抗がん剤であるPARP-1阻害剤、OlaparibがDNA修復におけるクロマチンのダイナミックな動きを阻害することを示しています。このことはOlaparibと同様の効果を持つ抗がん剤の探索、すなわち「クロマチン創薬」こそが重要かつ新しい視点となっていくと思われます。 概要 DNA修復は、内因性あるいは外因性のストレスによって生じるDNAの傷を治し、ゲノムの安定性維持にはなくてはならない生体防御システムの一つです。このDNA修復機構の破綻は、がんや神経変性疾患などの疾病を招くことがあります。しかしDNA修復は、正常細胞だけのものではなく、がん細胞の生育においても重要です。最近では、がん細胞の修復機構を阻害してがんを死滅させるというコンセプトでの抗がん剤が、開発されています。 ADP-リボシル化酵素PARP-1は細胞核内のDNA代謝全般に関与している蛋白質です。PARP-1のADP

    クロマチンのダイナミックな動きを抑えてがんを治す -クロマチン創薬の可能性を提示-
  • ヒトの鼻腔機能はチンパンジーに及ばない -それでも、原人は出アフリカを遂げた-

    西村剛 霊長類研究所准教授、松沢哲郎 同教授、鈴木樹理 同准教授らの研究グループは、松澤照男 北陸先端科学技術大学院大学教授(現副学長)、森太志 同博士後期課程学生(現岩手医科大学博士研究員)、埴田翔 同博士前期課程学生(現金沢工業大学職員)らとの共同研究で、ヒトは、チンパンジーなどに比べて、鼻腔における吸気の温度や湿度を調整する能力が劣っていることを明らかにしました。 このことから、チンパンジー的な猿人とは異なり、現在のヒトの鼻腔形状が成立した原人で鼻腔機能が劣化したことが示されました。 この成果は、2016年3月24日付けの米国科学誌「PLoS Computational Biology」に公開されました。 6年前から共同研究を始めました。前例のない研究だったので、試行錯誤の繰り返しでした。始めた当初は、原人の鼻や鼻腔の形態進化は温度や湿度調整機能に適応的であると目論んでいましたが、結

    ヒトの鼻腔機能はチンパンジーに及ばない -それでも、原人は出アフリカを遂げた-
  • 植物由来成分であるプテロシンBはSIK3を阻害し変形性関節症の治療薬開発のリード化合物となる。

    変形性関節症にはSIK3というタンパク質が重要な働きをしていることがわかりました。そして、用植物に含まれるプテロシンBという物質が、 SIK3の働きを抑え、マウスを使った実験で変形性関節症の発症を抑えることを発見しました。プテロシンBを元に、薬の候補物質を見つけることが期待されます。 研究成果のポイント 変形性関節症の治療ターゲットとしてSIK3というタンパク質を同定 SIK3の働きを阻害する物質として用植物に含まれているプテロシンBを見出した プテロシンBが変形性関節症治療薬開発のヒント(リード化合物)となる 概要 関節軟骨は骨の末端を覆い、関節がなめらかな動きをするために必要です。軟骨が変性する と変形性関節症となります。変形性関節症のリスク要因としては、加齢や関節への過剰な負荷、メタボリックシンドロームがあります。加齢によって関節軟骨が薄くなること、また加齢とともに変形性関節症

    植物由来成分であるプテロシンBはSIK3を阻害し変形性関節症の治療薬開発のリード化合物となる。
  • 早産児に対する新たな発達評価法の開発に期待

    明和政子 教育学研究科教授の研究グループは、河井昌彦 医学部附属病院教授、今福理博、新屋裕太 教育学研究科博士後期課程両学生らとともに、医学部附属病院小児科で出生した早産児を対象に、周産期から乳児期の発達過程を継続的に調査しました。その結果、「予定日前後の早産児の高い声での泣きは、迷走(副交感)神経の活動の低さと関連する(成果1)」、「生後1年の早産児と満期産児とでは、他者への注意関心が異なる(成果2)」事実を明らかにしました。これらは、早産児が満期産児とは異なる神経成熟過程をたどる可能性を示唆するものであり、早産児に対する新たな発達評価、診断、支援法の開発に大きく寄与します。 これらの研究成果は、2016年4月1日(日時間3時00分)発行の「Developmental Psychobiology」オンライン版および同年4月1日(日時間3時00分)発行の「Infancy」オンライン版に

    早産児に対する新たな発達評価法の開発に期待
  • オスへの投資がコストになっていることを実証 -さまざまな生物で性の進化・維持メカニズム解明に期待-

    この研究ではオスへの投資がコストとなっていることを検証しました。有性生殖が普遍的にみられるということは多くの生物が当たり前のようにそのコストを支払っているということです。今後はそれによって生み出される多様性がどのように発達していくのかについて検証していきたいと考えています。 概要 研究ではネギアザミウマという農業害虫に着目しました。ネギアザミウマにはオスとメスがいる有性系統とメスしかいない無性系統が同じ畑の同じ作物上に共存していることが知られています。そこで複数の圃場でそれぞれの系統の個体数を調べることで、有性系統のオスへの投資当にコストとなってネギアザミウマ集団に占める有性系統の割合を減らすかどうかを確かめました。その結果、有性系統のオスが多くなるとネギアザミウマ集団内で有性系統個体が占める割合が低下することを明らかにしました。この結果は有性系統が無性系統と競争する際にオスへの投資

    オスへの投資がコストになっていることを実証 -さまざまな生物で性の進化・維持メカニズム解明に期待-
    agrisearch
    agrisearch 2016/04/16
    「ネギアザミウマ」「有性生殖のオスへの投資は状況に応じて減らすことができるため、これまで考えられていたよりも有性生殖は進化・維持しやすい性質であることが明らかになりました」
  • 高性能ナノ繊維で強化した樹脂複合材料と高効率製造プロセスを開発 -京都大学内で一貫製造用テストプラントが稼働開始-

    矢野浩之生存圏研究所教授ら研究グループを主体とする産学連携グループは、NEDOプロジェクトにおいて、耐熱性と樹脂との相溶性に優れた軽量、高強度の高性能ナノ繊維と、この材料で補強した樹脂複合材料を高効率で連続的に製造するプロセス(京都プロセス)を世界に先駆けて開発しました。 また、これらの技術をもとに、木材や竹などの原料から樹脂複合材料まで一気通貫で製造するテストプラントを京都大学宇治キャンパス内に完成させ、稼働を開始しました。 将来的には、樹脂についても、森林資源など非可性バイオマス資源からポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン等を製造することで、日のバイオマス資源を100%使用した高性能の自動車用材料や家電用材料を製造し、海外へ輸出することも夢ではありません。 概要 セルロースナノファイバー(CNF)は、持続型木質バイオマス資源由来の、軽量、高強度、低熱膨張のナノ繊維であり、樹脂補強

    高性能ナノ繊維で強化した樹脂複合材料と高効率製造プロセスを開発 -京都大学内で一貫製造用テストプラントが稼働開始-
  • 天然リグニンに配列依存的に結合するペプチドを発見 -植物バイオマスの変換利用に期待-

    山口亜佐子 生存圏研究所研究員(現大阪府立大学理学研究科)、渡辺隆司 同教授は、中村正治 化学研究所附属元素科学国際研究センター教授、高谷光 同准教授、磯崎勝弘 同助教と共同で、木材から分離した天然リグニンに配列依存的に結合するペプチドを見出しました。このペプチドは、植物バイオマスの変換利用に有用なリグニン分解酵素や人工触媒開発の強力なツールとなります。 研究成果は2016年2月23日付、「Scientific Reports」誌に掲載されました。 植物組織から分離した天然リグニンに結合するペプチドを見出したことによって、木材や草植物から、化学品やバイオ燃料を生産する新しい産業の構築に寄与すると考えられます。今後はペプチド配列を、人工触媒やリグニン分解酵素に結合させる実験を行うとともに、リグニンとペプチドの結合サイトをNMRで精密に解析する実験を実施していきます。 概要 地球温暖化や石

    天然リグニンに配列依存的に結合するペプチドを発見 -植物バイオマスの変換利用に期待-
  • IoT向け国際無線標準規格Wi-SUNを用いた有無線統合ネットワーク仮想化システムを開発-多種多様な無線センサー・メーターをネットワーク仮想化技術により安全に個別分離ー

    原田博司 情報学研究科教授らの研究グループは、株式会社ACCESSと共同で「モノ」のインターネット(Internet of Things、以下IoT)向け国際無線標準規格Wi-SUNを利用した有無線統合ネットワーク仮想化システムを世界初で開発しました。 現在、電気、ガス、水道スマートメーターサービスを統合する動きや、農業、医療等のセンサーサービスを統合する動きがあります。しかし、これま では新規開発されるサービスごとに IoTネットワークを構築するため、設備投資が増大していました。また、ネットワークのセキュリティモデルが異なるため、それぞれのIoT設計が複雑化 し、困難となっていました。今回のシステム開発により、同一回線を利用して仮想的に相乗りをすることができるため、これらのコスト、タスクが大き く削減されることを期待しています。 概要 現在、あらゆるモノが有無線を駆使し相互通信することに

    IoT向け国際無線標準規格Wi-SUNを用いた有無線統合ネットワーク仮想化システムを開発-多種多様な無線センサー・メーターをネットワーク仮想化技術により安全に個別分離ー
  • 世界初となるソバの全ゲノム解読に成功 -ソバの安全性、高品質性、収量安定性の鍵となる遺伝情報の発見-

    安井康夫 農学研究科助教を中心とする京都大学および石川県立大学、公益財団法人かずさDNA研究所、農研機構、新潟薬科大学の研究グループは、共同でソバの全ゲノム(生物の設計図)の解読に世界に先駆けて成功しました。 研究成果は国際科学専門誌「DNA Research」電子版(日時間2016年3月31日午前0時)に掲載されました。 今回の結果は低アレルゲン性、難褐変性、もち性、自殖性などの有用な特性を持った品種開発の加速化につながります。さらに今回構築したソバのゲノムデータベース(Buckwheat Genome DataBase, BGDB; http://buckwheat.kazusa.or.jp )を活用して他の植物で既知の有用遺伝子を検索し、また得られたゲノム配列情報をもとにして未解明の遺伝子を同定することにより、既存のソバの品質をより向上させることができると期待されます。 概要 蕎

    世界初となるソバの全ゲノム解読に成功 -ソバの安全性、高品質性、収量安定性の鍵となる遺伝情報の発見-
    agrisearch
    agrisearch 2016/04/16
    京都大、石川県立大、かずさDNA研究所、農研機構、新潟薬科大の研究グループ「35,816個の遺伝子についてはその機能を予測することができました」
  • コケを食べる新種アブの発見-植物食の起源の謎を解く手がかりに-

    今田弓女 人間・環境学研究科博士課程学生(日学術振興会特別研究員)と加藤真 同教授は中生代の化石として知られ、生きた化石ともいえる Litoleptis 属(双翅目シギアブ科)の新種6種を日各地から発見し、分類学的位置と生活史を世界で初めて明らかにしました。 成果は、2016年3月30日午前9時8分(2016年3月30日1時8分 グリニッジ標準時)、ニュージーランドの学術専門誌 「Zootaxa」に掲載されました。 陸上植物で最も古いコケ植物が植物をべる昆虫とどのように関わりながら進化してきたのかは謎に包まれています。白亜紀という古い地層から化石が知られているシトネアブ属におけるコケの発見は、その問いに迫る上で重要な知見であると思います。 今回のシトネアブ類は、日国内のあちこちでコケを採集・飼育 して、顕微鏡下でコケをべている虫を探すという特殊な採集方法と地道な観察によって発

    コケを食べる新種アブの発見-植物食の起源の謎を解く手がかりに-
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    agrisearch 2016/04/16
    「生きた化石ともいえるLitoleptis属(双翅目シギアブ科)の新種6種」「シトネアブ」