ブックマーク / synodos.jp (155)

  • 方言とコミュニケーション――「ヴァーチャル方言」とその効能/田中ゆかり - SYNODOS

    こんにちのコミュニケーションおいては、「何を」伝えるのかよりも、「どう」伝えるのかということがより重要視されている、といっていいかも知れない。わたしたちは、何を伝えるかよりも、どうやって伝えるか、に腐心することの方が多いのではないだろうか? そんな時代の日語社会において、ホンネらしく響く、あるいは発話の意図をふんわりと伝わるという幻想を共有できる「方言」に注目が集まるのは、いわば当然といっていい。 また、誰にでも生まれ育った土地はあるわけで、そういう意味では生まれ育った土地との結びつきの象徴となる「方言」の話題は、コミュニケーションのきっかけにもなる。生まれた場所はひとつだが、育った場所はひとつとは限らないので、転勤族は「育った土地」をたくさんもっている人たちということになる。 2014年4月にオープンしたサイト『出身地鑑定!!方言チャート たぶん…完成版』(※1)が、人気を博しているこ

    方言とコミュニケーション――「ヴァーチャル方言」とその効能/田中ゆかり - SYNODOS
  • 昆虫は痛みを感じているか?――小さな「手乗り家畜」の動物福祉/水野壮 - SYNODOS

    脚を切除されたバッタは、足をかばったり負傷した部位を保護するような振る舞いはしない。一見通常通り飛び、歩行を続ける。また、オスのカマキリは交尾をしているメスに自身の体をべられながらも相変わらず交尾を続ける。 このように、昆虫は身体部分の除去や損傷をしても、歩行・飛翔・摂・交尾といった動作を(少なくとも傍目からは)通常と変わらず継続し続けることがある。これは、脊椎動物が痛みに対して反応するふるまいとは大きく異なり、昆虫が痛みを感じていないことの根拠の一つとされてきた。 しかし、カマキリの羽や脚を切除しようとすれば、あたかも痛みを排除するかのように攻撃的になる行動が見られる。草性のバッタでもカマキリなどにべられる際は手足や触覚をバタつかせ、もがき苦しんでいるようにも見える。 獲物をべるカマキリ 筆者が所属する「用昆虫科学研究会(e-ism)」は、昆虫を科学する研究会である。昆虫を

    昆虫は痛みを感じているか?――小さな「手乗り家畜」の動物福祉/水野壮 - SYNODOS
    agrisearch
    agrisearch 2015/01/29
    オランダでは2008年より食用昆虫を扱う事業者の組合VENIKが結成、「5つの自由(Five Freedoms)」を土台に昆虫の福祉を検討、とのこと。
  • 運動部活動は日本独特の文化である――諸外国との比較から/中澤篤史 - SYNODOS

    はじめに 日の学校では、授業ではなく課外活動として、放課後や休日に運動部活動が広く行われている。 全国調査によれば、7割以上の中学生と5割以上の高校生が運動部活動に加入し、ほぼすべての学校が運動部活動を設置しており、半分以上の教員が運動部活動の顧問に就いている(運動部活動の実態に関する調査研究協力者会議、2002)。このような運動部活動の風景は日では馴染み深い。 それでは、諸外国の青少年スポーツも、日と同じように、学校で運動部活動として行われているのだろうか。もしそうだとしたら、諸外国の運動部活動と日の運動部活動には、どのような違いがあるのだろうか。 こうした疑問を入り口にしながら、稿は、第1に青少年スポーツの国際状況を概観し、第2に学校間対抗スポーツの国際状況を比較し、第3に日アメリカ・イギリスの運動部活動を比較する。それらを通じて、日の運動部活動が、実は日独特の文化

    運動部活動は日本独特の文化である――諸外国との比較から/中澤篤史 - SYNODOS
  • 食材としての昆虫とそのリスク――野外で採集し調理する「プチジビエ」を楽しむには/水野壮・三橋亮太 / 食用昆虫科学研究会 - SYNODOS

    昨年9月末に、岐阜県可児市の小中学校において複数の給パンに1~4匹のハエが混入した騒ぎがあった。これに対し給センターは、付着した部分を取り除いてべれば問題ないと指導した。 混入したハエはクロバネキノコバエという体長1、2ミリの小さなハエ。このハエはイエバエのように動物の腐った肉や排泄物にたかることはなく、キノコや植物をべる昆虫である。 筆者自身はクロバネキノコバエが混入したパンをべること自体に抵抗はないのだが、この事件の論点は混入したハエをべること自体の是非より、コバエ混入に至る過程に品管理上の不備がなかったかどうかだ。もし工場内に発生したキノコや腐敗した有機物からコバエが発生した、あるいは中毒をおこす細菌の侵入を容易に許すような環境だったとすれば衛生管理に問題があったと言わざるを得ない。だが、事件後の報道を見る限り、そういった問題を指摘する声は上がってきていない。 クロバ

    食材としての昆虫とそのリスク――野外で採集し調理する「プチジビエ」を楽しむには/水野壮・三橋亮太 / 食用昆虫科学研究会 - SYNODOS
  • 楽しく食べよう昆虫食――昆虫を美味しく安全に食べるために/内山昭一 - SYNODOS

    このところ昆虫がマスコミに取り上げられることが多く、関心をもつ人たちが増えてきている。とはいえまだまだ普通の材として認知されておらず、昆虫をべることに不安を感じている人は多数にのぼる。そこで稿では一般の日人が昆虫をどう思っているかを概観し、それを受けてどうしたら美味しく安心してべることができるかを考えてみたい。 日ではかつて広範にべられていた昆虫だが、戦後の農薬防除により個体数が激減したことや、の「工業化」による流通システムの変化によって、一般には昆虫をべる習慣はほとんど失われたように思われている。だがよく見てみると中部地方など一部地域ではあるが昆虫は今でも根強く存在し、地域のコミュニケーションの手段としても活用され、年中行事として定着している。そこで具体的に今の日人が昆虫をべるということについてどう思っているかアンケートを実施し355人より回答を得た。(図版A

    楽しく食べよう昆虫食――昆虫を美味しく安全に食べるために/内山昭一 - SYNODOS
    agrisearch
    agrisearch 2014/10/16
    「第二に美味しい虫を食べることである。昆虫料理研究会では46種類の味評価をおこなっている(図版E)…美味しい虫ベストテン(図版F)を参考にすることで安心して美味しく食べることができる」
  • ヒトと動物の「ヤバい関係」と「やさしい関係」――自然保護とは何か/SYNAPSE Lab. - SYNODOS

    SYNODOSとSYNAPSEのコラボ連載第2回です。 前回は、サイエンスコミュニケーションにおける対話のカタチ、その歴史的経緯と今後の展望について考察しました。 今回は、SYNAPSE Classroomというイベントのレポートです。SYNAPSE Classroomでは、講師の科学者に、大学で行っているような「普通」の授業をしてもらいます(こういう場に科学者が出てくる際の負担を減らす意味もあります)。そして、一般のお客さんのほかに、様々な分野で活躍する方々を「ゲスト生徒」として迎えます。それぞれの領域の見地から率先して先生へ「質問」を投げかけてもらうことで、学術と多様な領域の共通項や差異、そこから生まれる新しいモノの見方の面白さを浮き彫りにするスタイルのイベントです。 さて今回ご紹介するSYNAPSE Classroom(第3回目)は、題して「人と動物の付き合い方」。『動物を守りたい君

    ヒトと動物の「ヤバい関係」と「やさしい関係」――自然保護とは何か/SYNAPSE Lab. - SYNODOS
    agrisearch
    agrisearch 2014/10/09
    高槻成紀先生『動物を守りたい君へ』
  • なぜ「ニセ医学」に騙されてしまうのか?/『「ニセ医学」に騙されないために』著者・NATROM氏インタビュー - SYNODOS

    なぜ「ニセ医学」に騙されてしまうのか? 『「ニセ医学」に騙されないために』著者・NATROM氏インタビュー 情報 #ホメオパシー#新刊インタビュー#なぜ「ニセ医学」に騙されてしまうのか? 医学の形態をとりながら、実は医学ではない「ニセ医学」というものがある。テレビや雑誌、書籍でもたびたび見かける、標準医療を否定する人びとやなんだか怪しい健康法。なかには、高額なお金を要求するものや、患者が命の危険に晒されると、病院に丸投げするようなものまである。『「ニセ医学」に騙されないために』(メタモル出版)には、そうした「ニセ医学」の中でも特に酷い事例が羅列されており、「ニセ医学」の基的な手口を知るのにうってつけの一冊だ。著者・NATROM氏に、人びとが「ニセ医学」に騙されてしまう背景についてお話を伺った。(聞き手・構成/金子昂) ―― 数多くの「ニセ医学」事例を取りあげられている書ですが、まずは「

    なぜ「ニセ医学」に騙されてしまうのか?/『「ニセ医学」に騙されないために』著者・NATROM氏インタビュー - SYNODOS
    agrisearch
    agrisearch 2014/10/06
    「よくわからないペンネームで書いている医師よりも権威を感じてしまう」。。
  • 部落出身者と結婚差別/齋藤直子 - SYNODOS

    大学の講義で現代の部落問題について話すと、「まだ差別がなくなっていないことに驚いた」、「昔の話だと思っていた」、「もう差別などないと思う」、「高齢者は差別するかもしれないけど若い世代は差別しない」といった反応がある。また、部落問題を知らなかったという学生や、耳にしたことはあるが学校で習った経験は一度もないという学生は、クラスの中の一定の割合を占めている。 一方、少数ではあるが、小・中・高で日常的に部落問題学習(同和教育)を受けてきて、非常に身近な問題だったという学生もいる。とはいえ、年に1回程度、道徳の時間や全校集会で勉強したという学生が割合として一番多い。 生まれ育った地域に被差別部落があるかどうか、地域で部落問題がどれだけ顕在化しているか、行政が問題解決にどれぐらい力を注いでいるか、同和教育をどの程度受けているか、親や周囲の人がどのように伝えていたか、そして人がどう捉えていたかなどに

    部落出身者と結婚差別/齋藤直子 - SYNODOS
  • 感染拡大のデング熱! 蚊の生態からわかることとは/嘉糠洋陸×森澤雄司×荻上チキ - SYNODOS

    連日感染者の増加が報道されるデング熱。デング熱によってどのような症状があらわれるのか。なぜ今年注目を浴びるようになったのか。治療法はどのようなものがあるのか。媒介する蚊の生態を学びながら今後の対策について考える。TBSラジオ 荻上チキSession-22 「感染拡大のデング熱。蚊の生態と対策」より一部抄録。(構成/山菜々子) 荻上 今日は、国内感染の拡大が連日取り上げられてきた「デング熱」を取り上げます。基礎的な知識に加えて、蚊の生態についても学び、今後の対策について考えていきたいと思います。二人のゲストの方にお越しいただいています。まずは、病原体媒介節足動物がご専門の嘉糠さんです。よろしくお願いします。 嘉糠 よろしくお願いします。 荻上 「病原体媒介節足動物」というのは、これは文字通り、蚊を含む、病気を媒介する節足動物ということですか。 嘉糠 そうです。この中にはマダニが含まれてきま

    感染拡大のデング熱! 蚊の生態からわかることとは/嘉糠洋陸×森澤雄司×荻上チキ - SYNODOS
    agrisearch
    agrisearch 2014/09/24
    「病原体媒介節足動物」、「そこまで手間と時間をかけても、1週間くらいでほぼ治ってしまいます。そういった状況で、「蚊に刺されて熱が出たら病院に行きましょう」というのは難しいですね。」
  • ALSとの遭遇――『宇宙兄弟』作者とALS患者の想い/小山宙哉×岡部宏生×橋本操×川口有美子 - SYNODOS

    南波兄弟(六太・日々人)が、共に宇宙飛行士となって宇宙を目指す、大人気漫画『宇宙兄弟』(『モーニング』(講談社)で連載中)。この作品には、筋萎縮性側索硬化症(ALS)という、次第に筋肉が委縮し、いずれ全身が動かなくなる難病が登場する。『宇宙兄弟』作者の小山宙哉さんは、なぜ宇宙と関係がないように思える難病を描くことにしたのか。そしてALS患者の岡部宏生さん、橋操さんは、『宇宙兄弟』になにを思い、なにを願うのか。母親をALSで亡くしているNPO法人ALS/MNDサポートセンター・さくら会理事の川口有美子さんと共に、ALSについて、『宇宙兄弟』について、語り合った。(構成/金子昂) 小山 ぼくが描いている『宇宙兄弟』という漫画には、伊東せりかといって、もともとは女医の宇宙飛行士がいます。ALSでお父さんを亡くしているせりかは、ALSを治す手掛かりを宇宙で探すために国際宇宙ステーションの「きぼう

    ALSとの遭遇――『宇宙兄弟』作者とALS患者の想い/小山宙哉×岡部宏生×橋本操×川口有美子 - SYNODOS
  • 「出自を知る権利」をいかに保障するか――発展する生殖補助医療による新たな「家族の問題」/南貴子 - SYNODOS

    生殖補助医療技術の発展とともに、生殖補助医療の利用が増加している。海外では1980年代より、生殖補助医療の法制度化が進み、とくに、第三者の配偶子(精子・卵子)・胚を用いる生殖補助医療によって生まれる子の「出自を知る権利」を認める国(州)が増加している。 一方、日には生殖補助医療にかかわる法律がないため、日産科婦人科学会の会告等に準拠した医師の自主規制のもとに生殖補助医療が行われている。近年、日でも生殖補助医療の法制度化を求める意見が報道されるようになり、2013年10月には自民党内に「生殖補助医療に関するプロジェクトチーム(PT)」が設置されるなど、法制度化に向けた気運が高まっている。PTは卵子提供や、代理出産など生殖補助医療に関する法案を国会に議員立法で提出することを目指すとしている[*1]。 [*1] 朝日新聞, 2013.11.3,「自民、検討チーム立ち上げ」 稿では、生殖補

    「出自を知る権利」をいかに保障するか――発展する生殖補助医療による新たな「家族の問題」/南貴子 - SYNODOS
  • 「障害」から「症」へ――精神疾患の診断名の変更/井出草平 - SYNODOS

    精神神経学会は5月28日に精神疾患の新しい診断名のガイドラインの発表を行った[*1]。 これは、昨年5月に出版されたアメリカ精神医学会の精神疾患[*2]の診断基準DSM(精神障害の診断と統計マニュアル)の第5版「DSM-5」の邦訳が出版されることを見据えてのことだったと考えられる。DSM-5の邦訳はおよそ1か月後の6月30日に出版されている。文でも新しい診断名が使用されている。 「パニック障害」は「パニック症」に、「注意欠如・多動性障害」は「注意欠如・多動症」に言い換えが可能なようにガイドラインは提案をしている。一部報道では「障害」表記が「症」に変更されたと書かれているが、これは不正確である。 第1に、今回の発表は学会のガイドラインという形の提案であって、行政や法律による拘束力はないということだ。従って、報道されているように拘束力の強いものではない。 第2に、パニック障害や社交不安障

    「障害」から「症」へ――精神疾患の診断名の変更/井出草平 - SYNODOS
  • タコ! この謎多き生き物――『タコの才能 いちばん賢い無脊椎動物』(高瀬素子)他/今週のオススメ本 / シノドス編集部 - SYNODOS

    タコ! この謎多き生き物――『タコの才能 いちばん賢い無脊椎動物』(高瀬素子)他 今週のオススメ / シノドス編集部 情報 #飯田泰之#タコの才能#キャサリン・ハーモン・カレッジ#思考をみがく経済学 イカとタコ――足が沢山ある共通点によって、そしてその美味しさによって、今まで社会を二分する派閥闘争を繰り広げてきた。しかし、昨今、ダイオウイカが大きな注目を浴び、イカ派が優勢の展開だ。あんなに大きなイカに勝てっこない……多くのタコ派がうなだれていた。 そんな中、タコ派にとって救世主のごとく現れたがある。タコの魅力をたっぷりと教えてくれるノンフィクション『タコの才能』だ。書ではタコの捕まえ方、タコのべ方、タコの習性、タコと人類の歴史、タコにまつわる文化など、タコに関する様々な事柄が網羅されている。 タコとイカは似ているようで、ちょっと違う。足の数だけではなく、群れで泳ぎ回るイカに比べ、タ

    タコ! この謎多き生き物――『タコの才能 いちばん賢い無脊椎動物』(高瀬素子)他/今週のオススメ本 / シノドス編集部 - SYNODOS
  • 和解だけが救いの形ではない――『聲の形』作者・大今良時氏の目指すもの/大今良時×荻上チキ - SYNODOS

    現在、『週刊少年マガジン』で連載中の漫画『聲の形』は、読み切りとして2011年の『別冊少年マガジン』に初めて掲載された際に、小学校を舞台に、いじめを受ける聴覚障害者のヒロインをけなげに描くことに対する批判も含め、読者から様々な反応が生まれた作品だ。「なにがそんなにヤバいのかまだよくわからない」と語る作者・大今良時氏。大今氏は『聲の形』で何を描こうとしているのか、学校生活をどのように過ごしていたのか、荻上チキがインタビューを行った。(構成/金子昂) 荻上 お会いできてうれしいです。『聲の形』は様々な読み方ができる優れた作品で、楽しんで読んでいます。特に、いじめの構造を端的に抉り出しているな、と思いました。多くのいじめ描写は、いじめっ子をわかりやすい悪者として描くことが多いんですが、いじめっこ/いじめられっ子というのは固定的なものでもないし、教室内の秩序の在り方によって、流動的に発生してしまう

    和解だけが救いの形ではない――『聲の形』作者・大今良時氏の目指すもの/大今良時×荻上チキ - SYNODOS
  • 生殖医療は「科学の濫用」か?――「自然」と「不自然」の狭間で/『生殖医療はヒトを幸せにするのか』著者・小林亜津子氏インタビュー - SYNODOS

    生殖医療は「科学の濫用」か?――「自然」と「不自然」の狭間で 『生殖医療はヒトを幸せにするのか』著者・小林亜津子氏インタビュー 情報 #生殖医療#新刊インタビュー#生殖医療はヒトを幸せにするのか 精子・卵子の凍結保存、人工授精、代理出産……生殖医療技術の発展によって「子どもを持ちたい」という願いをかなえる人が急増している。その一方で、そうした技術を使って子どもを産むことを「科学の濫用だ」と批判する声も耳にする。生殖医療の発展で生じた様々な軋轢、価値観や倫理への問い。『生殖医療はヒトを幸せにするのか』で、当事者と非当事者の「温度差」に橋を架けたかったと書く小林亜津子氏にお話を伺った。(聞き手・構成/金子昂) ── 生殖医療が発展していることは多くの方がご存知と思いますが、社会や命に関する価値観が根底から揺さぶられるような事態になっているとは思ってもみませんでした。最初に、現代の生殖医療ではど

    生殖医療は「科学の濫用」か?――「自然」と「不自然」の狭間で/『生殖医療はヒトを幸せにするのか』著者・小林亜津子氏インタビュー - SYNODOS
  • 「爬虫類型異星人」は何度でも現れる――『現代オカルトの根源』(大田俊寛)ほか/今週のオススメ本 / シノドス編集部 - SYNODOS

    爬虫類型異星人=レプティリアンに地球は支配されている。 彼らの故郷は「竜(ドラコ)座」で、火星を支配していたこともあるが、住環境の変化で地球に移住してきた。レプティリアンは、アーリア人に憑依し、人間の家畜化を目指している。その支配から脱するためには、人間が愛の周波数帯を出すしかない。周波数を変えることで、レプティリアンをも超越できる存在になれる……。 さて、デーヴィッド・アイクの「爬虫類人陰謀論」を紹介してみたが、「くだらないなぁ」と鼻で笑ってしまった人が大半だろうし、この思想は非常に胡散臭く滑稽なものに思える。しかし、この背後に流れている思想は、決して特別なものではない。 『現代オカルトの根源――霊性進化論の光と闇』では、ヨハネ黙示録やマヤ歴に基づく終末予言、テレパシーや空中浮揚、オウム真理教など、現代オカルトの根底には「霊性進化論」と呼ばれる思想体系があることを指摘する。そして、奇想天

    「爬虫類型異星人」は何度でも現れる――『現代オカルトの根源』(大田俊寛)ほか/今週のオススメ本 / シノドス編集部 - SYNODOS
    agrisearch
    agrisearch 2014/04/26
    『現代オカルトの根源―霊性進化論の光と闇』
  • 生命はゴロゴロいるのか、いるとしてもマレな存在なのか――宇宙から生命の起源を考える/アストロバイオロジー・小林憲正氏インタビュー - SYNODOS

    生命はゴロゴロいるのか、いるとしてもマレな存在なのか――宇宙から生命の起源を考える アストロバイオロジー・小林憲正氏インタビュー 情報 #アストロバイオロジー#教養入門#地球生物学 宇宙には生命がいるの? 生命ってどうやってできたの? そんな疑問をもったことが誰にでもあるでしょう。今回の「高校生のための教養入門」は、宇宙から生命の起源を考える、「アストロバイオロジー」についてお話を伺いました。(聞き手・構成/山菜々子) ―― 小林先生のご専門はなんですか。 生命の起源を中心としたアストロバイオロジーです。大学では、理工学部の化学生命系学科で分析化学の分野を担当しています。 ―― アストロバイオロジーというのは、どのような学問なのでしょうか。直訳すると「宇宙生命学」ですよね。宇宙生命を探す学問なのですか? 「アストロバイオロジー」は1998年にできた新しい言葉です。NASAがつくった造語で

    生命はゴロゴロいるのか、いるとしてもマレな存在なのか――宇宙から生命の起源を考える/アストロバイオロジー・小林憲正氏インタビュー - SYNODOS
    agrisearch
    agrisearch 2014/04/15
    アストロバイオロジー・小林憲正氏
  • グローバルヘルスが日本を強くする――日本人の多くがまだ気がついていない国家戦略/渋谷健司 - SYNODOS

    グローバルヘルスを国家成長・国家安全保障戦略の中心に 保健医療は、各国の歴史や社会経済状態、法制度に密接に関わる極めてローカルなものである。しかし、あらゆるセクターがグローバル化する中で、保健医療もそれと無関係ではいられなくなっている。つまり、パンデミック・インフルエンザ等の病気だけではなく、医師も患者も国境を超えて移動する時代になった。 保健医療のグローバル化は世界の潮流だ。 Koplanら[*1]によると、「グローバルヘルス」とは、医療に国境がなくなったグローバル化の一つの形態で、従来のように先進国が発展途上国を援助するのではなく、両者に共通する地球規模の保健医療の課題を、さまざまなセクターが一緒に解決していく分野だ。 それは、極めて学際的で、イノベーションを重視し、社会医学に限らず、基礎研究、臨床医学、そして、薬や機器の供給も含まれる。パンデミックなどの感染症、生活習慣病の蔓延、高齢

    グローバルヘルスが日本を強くする――日本人の多くがまだ気がついていない国家戦略/渋谷健司 - SYNODOS
    agrisearch
    agrisearch 2014/03/31
    「保健医療は、コストでも施しでもない。それは、将来への投資である。」
  • 地球で生きる宇宙飛行士――『宇宙兄弟』はなぜALSを描いたのか?/川口有美子×佐渡島庸平 - SYNODOS

    大人気漫画『宇宙兄弟』(現在22巻まで刊行。3月21日23巻発売予定)では、ふたりの登場人物がALS(筋萎縮性側索硬化症)として描かれている。筋肉が委縮し、呼吸器なしでは生きられなくなり、いずれは身体が動かなくなるALS。そんな難病をなぜ『宇宙兄弟』は取り上げたのか。『宇宙兄弟』(講談社)の編集担当の佐渡島庸平氏と、ALSを罹患した母親について書いた『逝かない身体』(医学書院)の川口有美子氏が、宇宙兄弟について、ALSについて語り合った。(構成/金子昂) 川口 対談が決まってから、今日をずっと楽しみにしていました。佐渡島さんにお聞きしたいことがいっぱいあります。 佐渡島 こちらこそよろしくお願いします。 宇宙兄弟は、幼少時代にともに宇宙飛行士になることを約束した兄弟の話です。先に弟が夢をかなえ、兄は後から追いかけます。宇宙と家族がテーマなのですが、ALSも作品で重要な要素です。 川口 そう

    地球で生きる宇宙飛行士――『宇宙兄弟』はなぜALSを描いたのか?/川口有美子×佐渡島庸平 - SYNODOS
  • 「ことば作り」の最前線 ――「困ってるズ」へのエール/荒井裕樹 - SYNODOS

    はじめまして。荒井裕樹と申します。いつもは地味に、目立たないように「困ってるズ」を応援しています。先日、編集部から「あんまり陰でコソコソしてないで、ちょっとは表に出てきなさいよ」といわれてしまいました。なので、誠に僭越ながら、皆さんへの応援メッセージを書かせて頂きます。ちょっと長目の文章になってしまいましたけど、最後まで読んでもらえたら嬉しいです。 私は「障害者文化論」というテーマで研究をしている「研究者」ということに、一応(?)なっていて、最近は、ある精神科病院に併設されたアトリエに毎週通っています。そこはなかなかユニークな場所で、入院者や通院者たちがアート活動を心の支えにしながら、しんどい毎日を何とかやり過ごしているんです。「業界」では有名なので、ちょくちょく見学の人たちも来るんですけど、そういった人たちから、よく次のような感想を頂くんです。 「心の病を抱える人は感受性が豊かだから、自

    「ことば作り」の最前線 ――「困ってるズ」へのエール/荒井裕樹 - SYNODOS