2007年の心理科学誌に掲載された研究よると、妊娠第一期(妊娠1ヵ月~3ヵ月)の母親は血中オキシトシンの濃度が高い程、赤ん坊が産まれたときに赤ん坊との良好の関係にあることが判明した。更に出産後も血中オキシトシンが高かった母親は赤ん坊に対して、より積極的に人間関係を深め、効果的な方法で赤ん坊への食事・歌・お風呂の世話等を行った事が分かった。 10.人間関係をより強固なものにする ロシアとルーマニアの孤児院で育てられている子供たちに行った尿検査によると、「血の繋がった」母親と再度めぐり合えた子供は体内オキシトシンが上昇する事が分かった。更に2005年の英国科学アカデミー紀要が出版する雑誌に掲載された論文によると、同じ状況下におかれた孤児院の子供が「血の繋がっていない」親に養子として迎えられ場合、オキシトシンの上昇は見られなかったそうだ。 これらの研究から、養子として預けられた子供が新しい両親と
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