当サイトで紹介しているプレスリリースの多くは、単に論文による最新の実験や分析等の成果報告に過ぎませんので、ご注意ください。 詳細 新潟大学人文学部の新美亮輔准教授(認知心理学)と同学部心理・人間学主専攻プログラム卒の山田真也氏は,服の魅力を評価するときに服を着ている人の顔の魅力が影響してしまい,しかもその影響は服を着ている人が男性のときに比べ女性のときに大きいことを発見しました。この結果は,評価する人が男性でも女性でも同じでした。この研究は,山田真也氏の卒業研究として行われたものです。 【本研究成果のポイント】魅力的な顔の人が着ている服は,同じ服でもより魅力的に評価されてしまった。このような顔魅力の影響は,男性の顔ではわずかだったのに対し,女性の顔でははっきりと現れた。評価する人の性別は関係なかった。外見的魅力が人の判断に影響する魅力ステレオタイプは服にまで及ぶことがわかった。 Ⅰ.研究の
当サイトで紹介しているプレスリリースの多くは、単に論文による最新の実験や分析等の成果報告に過ぎませんので、ご注意ください。 詳細 北里大学大村智記念研究所 ウイルス感染制御学研究室Ⅰ 片山和彦教授らの研究グループは、市場に流通している医薬部外品・雑貨のうち、主にエタノール、界面活性剤成分を含有し、新型コロナウイルスの消毒効果が期待できる市販製品を対象に、新型コロナウイルス不活化効果を有する可能性について、試験管内でのウイルス不活化評価を実施したのでその結果を報告する。 研究の背景新型コロナウイルスの消毒方法は、厚生労働省、国立感染症研究所などを通じて情報が提供されている*1*2*3。 しかし、一般に市場に流通している市販製品(医薬部外品・雑貨)にかかる不活化効果に関する情報は少ない。 市場に流通している医薬部外品・雑貨のうち、主にエタノール、界面活性剤成分を含有し、新型コロナウイルスの消毒
岐阜大学応用生物科学部の修士二年生羽賀夏子さん、同学部山根京子准教授、静岡県農林技術研究所伊豆農業研究センターわさび生産技術科馬場富二夫科長、明治大学農学部矢野健太郎教授、大鐘潤教授らは、日本のワサビ属植物のルーツを、葉緑体全ゲノム解読から明らかにしました。 本研究成果は,英国の国際誌「Scientific Reports」(電子版)2019 年 10 月 7 日付(日本時間午後6時)に掲載されました。 【発表のポイント】日本のワサビ属植物は、第四期の氷河期時代に大陸と日本列島が陸続きになった際に大陸から渡ってきた日本のワサビ属植物2種7系統の葉緑体全ゲノムを世界で初めて解読した日本固有種であると考えられていたユリワサビの中には、大陸のワサビ属植物に近縁な系統が含まれていた日本固有と考えられるワサビ属植物系統群は約 130 万年前に分岐したことがわかった栽培ワサビのルーツに北方系野生ワサビ
研究の要旨私たちが普段目にする植物は,すべて「根」を持ちます。ところが,根を形作る仕組みを比べてみると,シダ植物と種子植物の「根」は別の器官であることが分かりました。「形は似ているのに起源が違う」という驚くべき成果は,2017 年 6 月 6 日付でイギリスの専門誌「New Phytologist(電子版)」で公表されました。なお,この研究は京都教育大学,金沢大学,日本女子大学の共同研究として行われたものです。 (原文) Rieko Fujinami, Toshihiro Yamada, Atsuko Nakajima, Shoko Takagi, Ai Idogawa, Eri Kawakami, Maiko Tsutsumi, Ryoko Imaichi. 2017. Root apical meristem diversity in extant lycophytes and imp
本研究成果のポイント スピロヘータはらせん状の形をした細菌(バクテリア)で、ヒトの病原細菌として良く知られています。今から約 100 年前、日本の野口英世博士が梅毒トレポネーマ(Treponema pallidam)をはじめとして、様々な病原性スピロヘータの研究を精力的に行ったことでも有名です。 本研究では、沖縄県八重山諸島に分布するタカサゴシロアリの腸内において、餌の木片に大量に付着したトレポネーマ属のスピロヘータがキシラナーゼと呼ばれる消化酵素を生産し、木材に含まれるヘミセルロースの主要成分であるキシラン分解に主要な役割を果たしていることを初めて明らかにしました。 これまでキシラナーゼを生産するスピロヘータは知られていませんでした。そこで得られた遺伝子配列の類似性や系統関係を解析したところ、シロアリの腸内に共生するスピロヘータはキシラナーゼ遺伝子を全く異なる細菌から獲得したことが示唆さ
要点5分間の頬マッサージで、頬の皮膚血流量が10分間以上にわたって増加5週間、毎日5分以上の頬マッサージで、血流増加反応が変容マッサージを用いた皮膚血流や血管機能の改善手段の開発につながる成果 概要東京工業大学 リベラルアーツ研究教育院の林直亨(はやし・なおゆき)教授らの研究グループは、マッサージローラーで右頬を5分間マッサージすると10分間以上にわたって、右頬の皮膚血流量が約20%増加することを発見した。また、5週間にわたって毎日5分以上マッサージすると、その部位のマッサージ刺激に伴う血流増加反応が低下した。一方、温熱刺激に対する血管拡張反応が増加する傾向を示した。マッサージ刺激が血流を増加させ、マッサージを繰り返すことによって、顔の血流応答が変化することが示された。 この成果は、マッサージが皮膚血流の改善に効果的であることを示唆するものであり、マッサージを用いた皮膚血流や血管機能の改善
琉球大学農学部の本間淳博士(協力研究員)は、帯広畜産大学環境農学研究部門の熊野了州博士(准教授)と高知大学教育研究部総合科学系の鈴木紀之博士(准教授)と共同で、複数の種類の害虫を同時に防除・根絶するための新たな技術を提唱しました。今後この技術が実用化されれば、低コストでかつ効率のよい害虫の防除や根絶が期待されます。本研究の成果は、科学誌 Pest Management Science 電子版(10 月 18 日号)に掲載されました。 研究の背景夏の食卓を彩るゴーヤーチャンプルーや、お中元やお土産としてのマンゴーの利用は、今でこそ当たり前になっていますが、ウリミバエ(図 1)が沖縄に生息していた 30 年前には考えられないことでした。なぜなら、ウリミバエが寄生する可能性のある全ての野菜や果実は、その地域からの出荷が法的に禁止されているからです。ウリミバエのような害虫は、たった 1 匹いるだけ
ポイント働きバチが子を産まず母の子を育てる「真社会性」の進化に,血縁利益はほぼ貢献しないことを解明。子を産まない働きバチの利益の増加のほとんどが,群れを作るメリットに由来することを解明。従来信じられてきた通説を覆す成果であり,生物の協力の進化解明のさらなる進展に期待。 概要北海道大学大学院農学研究院の長谷川英祐准教授らの研究グループは,働きバチ(ワーカー)が子を産まず,代わりに母親の子を育てる「真社会性」という性質を持つシオカワコハナバチで,不妊のワーカーの次世代への遺伝子コピー数(適応度)のほとんどが,妹への遺伝子共有程度が自分の娘に対するものの 1.5 倍になるメリットではなく,群れを作るメリットに由来することを解明しました。 本成果は従来信じられてきた通説を覆すものであり,過去 10 年間,理論論文 100 本以上で論争された,近年の進化生態学の最大の問題に対する初めての実証データで
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