前回筆者は,スパム・メール送信者(スパマー)に反撃していた米Blue Securityが,スパマーからネットワーク攻撃を受けたことによって,スパム・メール対策サービス「Blue Frog」を停止したことを紹介した。Blue Frogを終了した同社の決断は,はたして正しかったのだろうか。読者から頂いたいくつかのご意見を紹介するとともに,Blue Frogに非常によく似たプロジェクト「Okopipi」を紹介しよう。 ある読者は筆者にこんなメールを送ってくれた。「こんな結末を迎えたのだから,Blue Frogが『途方もなく効果的なスパム撃退手段』だったというあなたの主張は成立しないのではないか。もし本当に効果的だったなら,Blue Securityは降伏する必要などなかったはずだ。本当に効果的なソリューションであれば,問題は解決されて,それ以後新しい問題は発生しなかったはずである」 この意見は少
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