北朝鮮、国連脱退の可能性 北朝鮮が9月3日に6回目の核実験を強行したことで、アメリカは6日、国連安保理に新たな制裁案を提出した。今回は、中国にもロシアにも根回しすることなく、いきなり安保理に決議を促した。 このトランプ政権の突飛な行動には驚いたが、これは12日から、年に一度の国連総会が始まるということで、もはや中ロに根回ししているヒマはないと判断したのだろう。 だがそれにしても、その制裁案の中身にはさらに驚いた。アメリカ案は次の4点を強調していた。 (1)北朝鮮に対する石油の輸出禁止 (2)金正恩委員長、北朝鮮指導部の海外資産凍結 (3)北朝鮮の海外派遣労働者の雇用禁止 (4)北朝鮮からの繊維品の輸入禁止 (※アメリカはその後、制裁に慎重な中ロの同意を得るための妥協案を出し、石油に関しては「輸出を制限する」との内容にとどめ、また海外資産凍結の対象からは金正恩委員長を除外した) もし、この制