ブライアン・ウィルソン、リック・ニールセン、マシュー・スイート、アル・クーパーらが日陰の運命を辿った楽器を語るドキュメンタリー 映画『メロトロン・レジェンド』のディアナ・ディルワース監督 1950年代の登場以来、楽器音や効果音を再生可能な言わばサンプリングの元祖と言える機能とノスタルジックな音色で、60~70年代のロックやポップミュージックの現場で愛された楽器・メロトロン。ビートルズやムーディー・ブルース、とりわけキング・クリムゾンをはじめとしたプログレッシブ・ロックの世界に多大なる貢献を果たしたこの楽器の誕生から現在に至るまでを、制作に携わった関係者や、ブライアン・ウィルソン、ジェシー・カーマイケル(マルーン5)、マシュー・スイート、アル・クーパーなど蒼々たるミュージシャンたちの証言から明らかにしていくのが『メロトロン・レジェンド~チェンバリンとメロトロンの数奇な物語~』だ。今作の日本で