データから日本の地域を考える 日本経済新聞社・東京大学越塚研究室 共同研究 (data-journalism-2021) 1. 趣旨 現在、スマートシティの取り組みが盛んにおこなわれており、 日本の都市や地域のあり方がよく考えられるようになっている。 また、2020年からの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大は、 在宅勤務やテレワークなどをはじめとして、 ニューノーマルともいわれるような、新しい生活スタイルが登場した。 更に、 主に人口の多い都市型地域での流行が進んでいることから、 例えば東京のような大都市圏を脱出して、 地方都市に移住するケースも増えていると言われている。 他方、これまで自治体が住民を呼び寄せるための政策といえば、 鉄道の延伸や新駅の設置など交通インフラの充実、 工場誘致などの雇用創出などが主だった。 しかし、COVID-19を経験したニューノーマル社会での