最近、2chのピュアオーディオ機器が売れている。ハイエンドオーディオ市場の活況にくわえ、30代・40代の“大人”を中心に手頃な価格帯の2chオーディオ機器にも人気が波及しているという。 手軽な圧縮音楽ではなく、迫力のサラウンドでもない――この時期に2chのオーディオ機器が人気を集めている理由はなにか。4月から“大人のための試聴会”を開催するヤマハに話を聞いた。 ――最近、2chオーディオが人気と聞きますが、オーディオメーカーとして、それを実感することはありますか? 堀氏: JEITAから毎年オーディオ機器の出荷統計が出ていますが、各カテゴリの販売が落ち込む中、スピーカーは一昨年くらいから上昇しています。また去年はプリメインアンプが増えました。出荷金額ではAVアンプの方が上ですが、数量はプリメインアンプのほうが多くなっているのです。2chの世界にお客が帰ってきているのかな、と感じています。
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