9月の自民党総裁選で党員・党友票を合わせた「地方票」の比重を高めるよう要求する言動が党内で相次いでいる。派閥裏金事件による党勢低迷への危機感が全国に拡大する中、次期衆院選を見据えた「選挙の顔」選びに、地方の声を強く反映させようとの思惑だ。ただ一部の「ポスト岸田」候補は国会議員票の獲得を重視しているとみられ、反発も予想される。 「総裁選で地方票の比重を高めることが必要だ」。6月10日、盛岡市。岩手県連の臼沢勉幹事長は、政治刷新車座対話のため訪れた党本部の小渕優子選対委員長に、総裁選のルール見直しを求める要望書を手渡した。小渕氏は「重く受け止め、党改革の一つとして取り上げたい」と返答した。
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