国立国会図書館では、平成29年1月に海外日本研究司書研修を実施し、その中の一科目として、特別講義「日本におけるマンガ研究:その歴史と動向」を行い、一般の方々にも公開します。 国立国会図書館は、海外における日本研究を支援する事業を行っており、海外に向けた情報発信を一つの役目としています。今回の講義では、京都精華大学国際マンガ研究センター研究員の伊藤遊氏に、海外における日本研究でも重要なテーマの一つであるマンガ研究の動向や歴史についてお話しいただきます。 1974年、愛知県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、京都精華大学国際マンガ研究センター/京都国際マンガミュージアム研究員。専門は民俗学・マンガ研究。 民俗学におけるテーマは、「路上観察」の元祖「考現学(こうげんがく)」の方法論研究。 マンガ研究のテーマとしては、マンガ作品そのものというよりも、マンガがどのような人