複数の香港メディアによると、香港警察は10日、著名な民主活動家、周庭(英語名アグネス・チョウ)氏(23)を香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕した。警察は同日、民主派の香港紙「蘋果日報」などを発行するメディアグループの創業者、黎智英(れいちえい)氏(71)や同紙幹部ら7人も国安法違反などの疑いで逮捕しており、民主派への取り締まりを本格化している。 周氏は国際社会に香港民主派への支持を呼びかけ、日本でも広く知られている。2012年、愛国教育の導入に反対する運動に参加。14年に民主的な選挙制度の実現を目指した「雨傘運動」でも学生団体のリーダーの一人として活動した。その後、政治団体「香港衆志」に所属して政治活動を続けたが、今年6月の国安法の施行後は香港衆志を解散し、個人で活動を続けていた。逮捕容疑の詳細は不明だ。
金融機関勤務なのであえて言うが、大阪府知事が事前にイソジンの件を漏らしていたのは明白で、それだけでインサイダー取引として「有無を言わせず」立件できると知っている国民はどれくらいいるのだろう。
独立記念日関連の祝賀イベントでラシュモア山を訪れたトランプ大統領=7月3日/Saul Loeb/AFP/Getty Images ワシントン(CNN) 米サウスダコタ州のラシュモア山に刻まれた元大統領4人の顔に新たな彫刻を加える手続きについて、ホワイトハウスが昨年、同州のノーム知事に問い合わせていたことが分かった。米紙ニューヨーク・タイムズが伝えた。 ラシュモア山の巨大彫刻にはジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン、エイブラハム・リンカーン、セオドア・ルーズベルト元大統領の顔が並ぶ。トランプ大統領は、ここに自身の顔を加えることが望みとされてきた。 同紙が事情に詳しい関係者の話として伝えたところによると、ノーム氏はこれを受けて、先月4日の独立記念日に同州を訪れたトランプ氏に、ラシュモア山のレプリカを贈呈した。高さ約1.2メートルのレプリカには、トランプ氏の彫刻が追加されていた。 ノー
大戦の前後、日本は敵国であった米国の記者にどのように見られていたのだろうか。 1888年に創刊したナショナル ジオグラフィック誌は、創刊当初から日本の素朴な人々やすぐれた文化、美しい自然について数多く紹介していた。 生け花を習う女学生たち。花嫁修業の重要な一つと考えられていた。(KIYOSHI SAKAMOTO/National Geographic 1933年3月号「長い歴史をもつ若い国」より) たとえば戦前、1933年3月号に掲載された特集「長い歴史をもつ若い国(Japan, Child of the World’s Old Age)」はこんな具合だ。 「日本人女性の和服には自然の趣が感じられる。乙女が美しい着物や髪飾りで着飾った姿には、感嘆の声を上げずにはいられない。しかし、詩人たちは女性を称賛する以上に、美しい景色や自然の造形美を詩に詠んできた。雲や霞、曙や夕暮れの輝きが生き生きと
8月8日は、その八本の足にちなみ「タコの日」。伝統の蛸壺漁法を守り続ける瀬戸内海のタコの名産地・広島県三原市が、平成8(1996)年にタコを弔う「タコ供養」をこの日に行い始めたことにあわせて設置したものです。ウナギやマグロとともに、世界中でも特に日本人が好んで食べてきたタコは、近年、その知能の高さに加え、「タコ格」とも言い得る個性や自意識を持つことが徐々に判明し、注目を集めています。 タコ(蛸 鮹 章魚 octopoda)は、軟体動物門・頭足綱(頭足類とも)八腕形上目、タコ目に属する海洋動物の総称です。 約200種が世界中の海洋、沿岸域から深海まで広く分布し、八本の自在に動く足とその足についた、どんなものにもくっつく吸盤がもっとも典型的な特徴です。 地中海沿岸の一部の国を除いた欧米では一般的にdevil fishと忌み嫌われ恐れられてきたタコですが、日本では食用としておなじみです。 食用と
ヘイトがまかり通る国。それが今の日本だ。ネトウヨと呼ばれる匿名の連中が、韓国人や中国人、在日外国人に対する酷い誹謗中傷を垂れ流すばかりではない。著名な作家やタレント、国会議員までもが差別的な言葉を発し、反論してくる人には「イヤなら日本から出て行け」と返す。 一九〇五年、十回目の誕生日を迎えた一人の少年が万能染み抜き剤を売っている香具師(やし)の男から、「おい、お前、ユダ公だろうが、え?」と言われる。五歳の時、両親と共にギリシアのコルフ島からマルセイユに移住したゆえにフランス語が拙(つたな)い自分とはちがって、才気溢れる軽口まじりの売り文句を飛ばす香具師の語り口に惚れ惚れし、誕生祝いにもらったお小遣いで染み抜き剤を買おうとまでしていた少年は、「お前は汚いユダ公だろう、なあ、そうだろう、え?」「ここはお前の国じゃねえんだよ」と、大勢の見物人の前で延々罵声を浴びせられる。周りの大人は誰一人かばっ
米国から帰国し、英ロンドン(London)の首相官邸前でトレードマークの勝利のVサインを見せるウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)英首相(撮影)。(c)AFP 【9月11日 AFP】第2次世界大戦中の英首相ウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)が、インド人に対する人種的嫌悪感から、飢饉にあえぐインドへの援助を拒み、数百万人を餓死に追いやったと主張する本が出版された。 第2次大戦中、日本軍がインドへのコメの主要輸出国だった隣国ビルマを占領した後も、英国人が支配する植民地総督府は、兵士や軍需労働者にしか備蓄食糧を開放しなかった。パニック買いでコメ価格は高騰。また日本軍が侵入した場合に植民地内の輸送船や牛車が敵の手に渡ることを恐れた総督府は、これらを押収したり破壊したりしたため、流通網も破壊された。 こうして1943年、「人為的」に起きたベンガル
秋の米大統領選に向け、米国で意外な集団の動きが注目されている。韓国の七人組男性アイドルグループ「BTS(防弾少年団)」のファンだ。新型コロナウイルス禍のさなか強行されたトランプ大統領の集会に抗議して影響を与え、各地で続く黒人差別反対運動のために募金を集めて百万ドル(約一億円)以上も寄付。ニューヨーク・タイムズなど米有力メディアの見出しを飾った。 (鈴木伸幸) BTSの七人は髪をカラフルに染め、化粧にピアスと中性的なビジュアル。歌だけではなく、ラップやダンスも魅力的だ。教育制度の矛盾や行きすぎた新自由主義を批判する歌詞にはメッセージ性があり、悩みを抱える若者の共感を呼ぶ。今年二月発売のアルバム「MAP OF THE SOUL: 7」は米ビルボードのチャートで一位となり、ビートルズが持つ「二年以内に四枚のアルバムが一位」という記録に五十二年ぶりに並んだ。米CNNテレビはBTSを「世界最大のボー
オオスズメバチ(Vespa mandarinia)は恐ろしい動物に見えるかもしれないが、挑発したり巣を脅かしたりしなければ刺されることはない。米国に侵入したものの1つの郡でしか目撃されておらず、その他大半の地域にとっては危険な存在ではない。(PHOTOGRAPH BY ATSUO FUJIMARU, MINDEN PICTURES) 1859年、科学者のアルフレッド・ラッセル・ウォレスがインドネシアの北マルク諸島で巨大なハチを発見した。現在、世界最大のハチと認定されている「ウォレス・ジャイアント・ビー」(Megachile pluto)だ。(参考記事:「ダーウィンになれなかった男 アルフレッド・ラッセル・ウォレス」) 翅を広げた幅は6センチを超え、シロアリ塚に穴を掘るための大きなあごを持つ。これほど巨大なハチであるにもかかわらず、1981年に再発見されるまで100年以上も行方不明になってい
<国際統計では給付型「スカラシップ」と貸与型「学生ローン」は明確に分けられているが、日本では両方とも「奨学金」と呼ぶことで誤解を生んでいる> 2019年春の大学入学者は63万人。同世代の半分が大学に行く時代だが、これだけの若者を受け入れる大学は、いわゆる入試難易度によって階層化されている。進学希望者のほぼ全員が入学できる大学全入時代に伴う諸問題は、こうした階層構造の下の方の大学に集約(凝縮)されている。 筆者は入試難易度が「中の下~下」の私大で10年間教えたが、このレベルの私大だと「ひとまず大学を出ておいたらどうか」と背中を押され、それほど勉強しなくても入れるからと、何となく入ってきた学生が大半だ。家計に余裕のない学生が多く、「学費が高い」という声をよく聞いた。 長時間のアルバイトをし、なおかつ奨学金もフルに借りて必死で学費を賄っている学生も少なくない。親には全く頼れないと、1種奨学金(月
中国のサイエンスが伸びている理由として「すごい額の研究費や給与で研究者に札束攻勢」みたいな実態とずれのある想像をする人も少なくないようですが、私がこれまで見てきた限りそういうことではなく、大学院生への経済支援や研究機器の共同利用と… https://t.co/h4bndmWYCC
逆境から奇跡的大ヒットを達成 長編アニメーション映画『この世界の片隅に』の大ヒットが続いている。こうの史代氏による同名漫画をベテランの片渕須直監督が6年半を費やして映画化。戦中の広島と呉を舞台に、18歳で嫁いだ主人公すずとその家族の日常を丁寧に綴っている。食糧難、空襲の激化、原爆投下、そして敗戦へと至る最悪の状況下にあっても、毎日、炊事洗濯を行い、笑顔で生き抜く庶民の暮らしには、東日本大震災を経験した70余年後の我々の日常とも響き合う奥深さがある。 失われた広島や呉の風景や暮らしの再現、穏やかな日常から空襲の恐怖までを的確に捉えた画面構成、余韻を感じさせる仕草の柔らかさ、水彩画や心理的イメージが動き出す驚きなど、全編が新しい発見に満ちている。手描きの線でとらえたキャラクターの温かさと背景美術の柔らかさが融合し、実写や3D-CGとは異なる親しみとリアリティがスクリーンから立ち上る。まさにアニ
俳優の山崎紘菜さん(26)は、大林宣彦監督の遺作となった映画「海辺の映画館 キネマの玉手箱」(公開中)で、広島への原爆投下で犠牲になった移動劇団「桜隊」の隊員を演じた。大林監督の「戦争3部作」にも出演した山崎さんは「役者の言葉には影響力があり、お芝居を通して伝えていかなければいけないことがあります」と語る。山崎さんのメッセージとは。(共同通信=徳永太郎) ―これまでに戦争や平和について考える機会は。 戦争については小中学校で学んだこともあり、知識はありましたが、初めて体感したのは高校の修学旅行でした。沖縄で壕(ごう)に避難した人の話を聞き、壕に入る体験もしました。戦争はどこか自分と距離があるものだと思っていたが、リアルに感じました。 実際に起きた「ノンフィクション」で、巻き込まれた人がたくさんいます。「自分の家族だったら」「好きな人だったら」と考えるきっかけになりました。自分で見て、触れる
声優として多くの人気キャラクターを演じてきた井上和彦さん(66)は、広島で被爆した父を持つ被爆2世だ。広島と長崎に原爆が落とされた8月6日と9日は、ブログなどで平和への思いを発信してきた。被爆75年の節目の年に思いを聞いた。(共同通信=兼次亜衣子) ―広島市で被爆した父の体験は。 物心ついた頃から、原爆の話を毎晩のように聞かされてきました。兵士として広島市にいた父は1945年8月6日朝、上空で飛行機が旋回しているのを見たと言います。爆弾が落ちたと思ったら兵舎の窓が全て吹き飛ばされて、父もベッドの下に隠れたそうです。「何が何だか分からない」うちの出来事でした。 父は、その日のうちに爆心地に向かい、生き残った方の救助に従事しました。「水をくれ」と懇願し、一口飲んで「ありがとう」と言って息を引き取った人。電車の中でつり革を持ったまま真っ黒焦げになっていた人。その時の光景を、リアルに話してくれまし
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く