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ブックマーク / nazology.net (15)

  • あまりに失敗を繰り返すと、ある時点で「人は失敗から学ばなくなる」と判明! - ナゾロジー

    人は失敗から学ぶといいますが、失敗しすぎると学ぶのをやめるようです。 米カーネギーメロン大学(CMU)とクラーク大学(Clark University)の研究チームは、個人の失敗経験とそれに伴う学習効果との関係性を新たに調査。 その結果、最初のうちは失敗の積み重ねによって学習効果が高まるものの、ある閾値(いきち)を境に失敗から学習しなくなる領域に入ることが明らかになりました。 研究の詳細は2024年5月3日付で学術誌『Strategic Management Journal』に掲載されています。

    あまりに失敗を繰り返すと、ある時点で「人は失敗から学ばなくなる」と判明! - ナゾロジー
  • 陰謀論は別の陰謀論を根拠に「証拠の循環」を行う傾向があると判明! - ナゾロジー

    ある意味、究極のリサイクルなのかもしれません。 スイスのヌーシャテル大学(UniNE)で行われた研究によれば、世界各地で喧伝されている陰謀論の根拠の分析を行ったところ、陰謀論は別の陰謀論を根拠としており、陰謀論同士の間で「証拠の循環」が起きていることが判明した、とのこと。 また、陰謀論の内容を分析したところ、陰謀論は極めて多彩なトピックで構成されており、それぞれのトピックが分野の垣根を飛び越えて合成・合体されていることも示されました。 研究者たちは、多彩なトピックが合成された陰謀論が、お互いを根拠にして「証拠の循環」を行うことで、巨大な陰謀論の世界観を構築していると結論しています。 しかし、どうして陰謀論を信じる人々は、トピックの無理くりな合成に違和感を感じないのでしょうか? どうやらその原因は、高レベルの抽象化にありそうです。 研究内容の詳細は2022年10月26日に『Science A

    陰謀論は別の陰謀論を根拠に「証拠の循環」を行う傾向があると判明! - ナゾロジー
  • オーガズムは脳回路を「再配線」させて絆を作り出していたと判明! - ナゾロジー

    「H」の次が「I」なのは自然なことでした。 米国のテキサス大学オースティン校(UT)で行われた研究によって、オーガズムの回数が増えれば増えるほど、カップルたちの脳が作り変えられる「再配線」現象が進む可能性が示されました。 研究では人間と同じ一夫一制をとるプレーリーハタネズミの脳全体の3Dマッピングが行われており、交尾回数を重ねて脳の再配線が進んだとされたカップルたちでは、脳活動の驚くべき同調性がみられるようになっていました。 研究者たちはプレスリリースにて「同じような仕組みが人間にも存在しており、オーガズムが絆形成を促進している可能性がある」と述べています。 また興味深いことに、絆が結ばれている同性ペア(兄弟など)と異性カップル(オス/メス)では、同じ脳領域が活性化していることも示されました。 単なる快楽の極と思われていたオーガズムが、いったいどんな仕組みで脳の再配線を行っているのでしょ

    オーガズムは脳回路を「再配線」させて絆を作り出していたと判明! - ナゾロジー
  • 古代ローマ人「世も末だ」現代人「世も末だ」←この理由をハーバード大が解明 - ナゾロジー

    「世も末じゃな」という言葉に隠された秘密が解き明かされます。 米国のハーバード大学(HU)とコロンビア大学(CU)で行われた研究により、「世も末じゃな」という言葉に代表される道徳的荒廃は錯覚に過ぎないことが示されました。 2000年前の歴史家から現代の政治家まで、人々は「道徳が日に日に低下していく」という感想を持ちます。 実際アンケートをとっても、圧倒的多数の人々は時代が進むほど道徳的荒廃が起きていると答えます。 しかし研究では膨大なデータを使って、道徳的荒廃という錯覚がいかにして人間の心理から発生しているかが示され、一部の不誠実な独裁者や政治家たちが、この錯覚を利用して利益を得ていると警鐘をならしています。 いったいなぜ人類はいつの時代も「世も末」という言葉を口にし続けたのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年6月7日に『Nature』にて掲載されました。

    古代ローマ人「世も末だ」現代人「世も末だ」←この理由をハーバード大が解明 - ナゾロジー
  • ある特性を持つ映画レビュアーは「絶対外れる預言者」になる! - ナゾロジー

    失敗する新商品と失敗する映画を事前に知る方法がある「常に外れる予想」をする映画レビュワーがいると判明!使い方次第で金のなる木か? / Credit:Canva . ナゾロジー編集部映画を作る側の人々にとって映画の売れ行きは、ときに作品のクオリティー以上に重要な要素となります。 そのため映画業界は、さまざまな方法で映画の売れ行きを予測しようと努めてきました。 これまでの研究では、売れ行きの予測因子として、映画について述べられているウィキペディアの更新頻度や、同時期に上映される競合映画の存在が重要であることが判明しました。 しかしこれらは映画が一般公開された後に判明する要素であり、事前予測には使えません。 一方、小売業界においては古くから、発売後の新商品の売れ行きを占う、極めて有用な方法があることが知られていました。 それが、ある特定のインフルエンサーの存在です。 積み重ねられた検証は、あるイ

    ある特性を持つ映画レビュアーは「絶対外れる預言者」になる! - ナゾロジー
  • クローンでも異なる「指紋」の形成方法をついに解明! - ナゾロジー

    指紋がどのように形成されるかをついに解明!指紋は3つの化合物の配合によって決まる指紋は3つの化合物の配合によって決まる / Credit:James D. Glover et al . The developmental basis of fingerprint pattern formation and variation . Cell (2023)公的な指紋採取がはじまったのは、1897年のインドだったとされています。 その頃には既に指紋が個人識別の有用な手段であることが判明しており、インドではじまった指紋採取の目的も、犯罪記録の管理にありました。 その後、遺伝学の進歩によって、指紋の代表的な3種類「渦巻き、ループ、アーチ」のどれになるかが、四肢発生の遺伝子の影響を受けていることがわかってきました。 しかし、指紋の凸凹パターンがいったいどんな化学信号で形成されるかの多くは謎に包まれてい

    クローンでも異なる「指紋」の形成方法をついに解明! - ナゾロジー
  • 「約5万年前に人類が作った石器です」→最新研究「サルがナッツを割った残骸でした」 - ナゾロジー

    得意なジャンルはテクノロジー系。機械構造・生物構造・社会構造など構造を把握するのが好き。科学的で不思議なおもちゃにも目がない。趣味読書で、読み始めたら朝になってるタイプ。 以前はKAIN名義で記事投稿をしていましたが、現在はナゾロジーのディレクションも担当することに。大学では電気電子工学、大学院では知識科学を専攻。科学進歩と共に分断されがちな分野間交流の場、一般の人々が科学知識とふれあう場の創出を目指しています。 Monkeys – Not Humans – Made Ancient Sets of Stone Tools in Brazil, Study Finds https://www.sciencealert.com/monkeys-not-humans-made-ancient-sets-of-stone-tools-in-brazil-study-finds Scientis

    「約5万年前に人類が作った石器です」→最新研究「サルがナッツを割った残骸でした」 - ナゾロジー
  • 2600年前の”戦士の遺体”が、実は「13歳の少女」だったと判明(シベリア) - ナゾロジー

    「3人殺すまで処女のまま」、少女はスキタイの女戦士?戦士の遺体は、1988年にアジア中央部・トゥヴァ共和国のサリグ・ブルン(Saryg-Bulun)で発見されました。 木製の棺に収められた遺体は、毛皮のコートで包まれ、一部がミイラ化して残っています。 遺体が発見されたトゥヴァ共和国のサリグ・ブルン発見者の考古学者マリーナ・キルノフスカヤ氏(サンクトペテルブルク物質文化研究所)は「当初、遺体が若い男性であることに疑いを挟む人はいなかった」と話します。 ところが、モスクワ物理技術研究所による遺伝子解析の結果、まだ14歳にも満たない少女であることが特定されたのです。 実際の遺体 この驚くべき事実から、研究チームは「スキタイ文明に存在した女戦士の一人である可能性が高い」と考えます。 シベリア南部に起源を持つスキタイは、BC9〜BC2世紀頃まで栄えたイラン系遊牧民で、女性の地位が高かったことで有名で

    2600年前の”戦士の遺体”が、実は「13歳の少女」だったと判明(シベリア) - ナゾロジー
  • 鳥の足をもつ奇妙な航空機を開発中 「まるで生き物」 - ナゾロジー

    体を傾けて離陸する鳥のような個人航空機交通インフラが整備されていない地区では個人航空機が役立つ / Credit:Phractylアフリカでは地上の交通インフラが完全に整っていません。 そのため遠隔地に医薬品やその他の様々な物資を届けることが大きな課題になっています。 Phractyl社はこうした問題に対処するため、大掛かりな滑走路やヘリポートを必要としない個人用航空機を開発することにしました。 それがトリのような足をもつ航空機「マクロバット」です。 マクロバットは股関節、膝関節、足首部分に強力なモーターが搭載されており、まるで生き物のように自在に「曲げる」ことができます。 これにより機体を地面から持ち上げたり、傾きを変えてバランスを取ったりできます。 足を曲げ、機体を傾けてから離陸する / Credit:Phractyl そして離陸時には、尾翼が地面に当たらない限界まで(推測では45°近

    鳥の足をもつ奇妙な航空機を開発中 「まるで生き物」 - ナゾロジー
  • ヒトの脳は「文字の出現」で3000年前から縮小している可能性がある - ナゾロジー

    人類の祖先が、約600万年前に他の霊長類から分岐して以来、脳は4倍ほど大きくなったと言われています。 しかし、多くの人は、約1万年前の最終氷期の後で、脳が縮小し始めたことを知らないでしょう。 結果、現在人の脳は、10万年前の初期人類のそれより、わずかに小さくなっているのです。 なぜ、そんなことが起こったのでしょうか。 アメリカの研究チームは今回、その謎について、ヒトより100万倍も小さな脳を持つアリとの共通点から新たな仮説を発表しました。 それによると、アリとヒトは、個人知より社会全体の集合知を発達させたことで、脳が効率化のために縮小したという。 頭蓋骨のデータセットからも、それを支持する証拠が見つかったとのことです。 研究は、10月22日付けで学術誌『Frontiers in Ecology and Evolution』に掲載されています。 Ants Could Help Explain

    ヒトの脳は「文字の出現」で3000年前から縮小している可能性がある - ナゾロジー
  • 「世界最古の数学の応用例」を3700年前のバビロニアの粘土板から発見。ピタゴラスより1000年早い - ナゾロジー

    約3700年前の古代バビロニアの粘土板に、世界最古とされる幾何学の実用例が発見されました。 この粘土板は、19世紀後半に現在のイラク中部で見つかり、それ以来、イスタンブールの博物館に保管されていたものです。 研究をおこなったニューサウスウェールズ大学(UNSW・豪)の数学者、ダニエル・マンスフィールド氏によると、粘土板に記載されていたのは、のちに「ピタゴラスの定理」として知られる三角関数の原始的な形とのこと。 ピタゴラスより1000年以上も早く、数学史的に非常に重要なものと考えられます。 研究は、8月4日付けで学術誌『Foundations of Science』に掲載されました。 This 3,700-Year-Old Tablet Shows The Oldest Known Example of Applied Geometry https://www.sciencealert.co

    「世界最古の数学の応用例」を3700年前のバビロニアの粘土板から発見。ピタゴラスより1000年早い - ナゾロジー
  • 男性の寿命は「去勢」で延びるという研究 - ナゾロジー

    今年発表された世界平均寿命ランキングでは、日が84.3歳で堂々の1位でした。 一方で男女別に見ると、男性が81.5歳、女性が86.9歳とかなりの差があります。 これは日だけではありません。どの国を見ても、女性の方が5年ほど寿命が長いのです。 この傾向は哺乳類に広く見られるもので、オスはメスより先に死ぬ運命にあるのかもしれません。 しかし今回、ニュージーランド・オタゴ大学(University of Otago)を中心とする国際研究チームにより、オスの寿命をのばす科学的な方法が示唆されました。 その方法とは「去勢」です。 研究は、7月6日付けで学術誌『eLife』に掲載されています。

    男性の寿命は「去勢」で延びるという研究 - ナゾロジー
  • 人に安全な「ワームホール航法」の基礎理論が発表される - ナゾロジー

    ワームホール航法の基礎理論が発表されました。 3月9日に『Physical ReviewLetters』および『Physical Review D』に掲載された論文では、既存の物理学の常識を破らずに、ワームホール内部を航行し、銀河のあらゆる場所に1秒未満で到達する方法が提案されています。 ワームホール航法というと、なにやら怪しげな雰囲気を感じますが、論文が掲載され『Physical ReviewLetters』および『Physical Review 』誌は権威ある科学雑誌であり、信ぴょう性は高いでしょう。 つまり、ガチよりのガチな超光速理論というわけです。 有名な科学雑誌の査読に耐えた超光速理論とは、いったいどんなものなのでしょうか?

    人に安全な「ワームホール航法」の基礎理論が発表される - ナゾロジー
  • ポーランドの「水質検査をする貝」は800万人の生活水を支えている - ナゾロジー

    水が汚染されると身を守る習性を利用一般的な淡水の二枚貝は通常、上下の貝殻の間を僅かに(2~3mm)開けていますが、水が化学物質や重金属などによって汚染されると、貝殻の隙間をギュッと閉じて身を守る習性があります。 今回のシステムは、この貝の習性を利用したものです。 首都ワルシャワに水を供給するメインポンプには、8匹の淡水生の二枚貝(イシガイ類)がセンサーと共に貼り付けられています。 貝に取り付けられたセンサーはメインポンプの制御システムと直接つながっており、貝が水を有毒だと判断して貝殻を閉じると、都市への給水が自動的に止まるというわけです。 しかし、なぜポーランド当局は、よりによって貝を選んだのでしょうか?

    ポーランドの「水質検査をする貝」は800万人の生活水を支えている - ナゾロジー
  • イカは生命の根本原理「セントラルドグマ」を揺るがす存在であることが判明 - ナゾロジー

    アメリカ・ウッズホール海洋生物学研究所により、イカは自らの力で遺伝子編集できることが判明しました。 一般的には生物の細胞の核内で生じるRNA編集を、「核外」で行うことができるというのです。 こうした特徴は他の生物には見られず、地球上でイカのみと思われます。 研究の詳細は、3月23日付けで「Nucleic Acids Research」に掲載されました。 イカの神経細胞はセントラルドグマから逸脱していた私たちの体をつくるタンパク質は、DNAにコードされた設計図を、様々な種類のRNAが仲介することによって生成されます。 このDNAを出発点としたRNAの仲介を介して行われる一連のタンパク質生成過程は「セントラルドグマ(中心教義)」と言われており、現代の分子遺伝学の中心となっている原理です。 この一連の過程の中で、最も際立っている存在がRNAです。 Credit: kenq セントラルドグマにおい

    イカは生命の根本原理「セントラルドグマ」を揺るがす存在であることが判明 - ナゾロジー
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