人間はふだん、「よかれと思って」行動してるつもりだと思う。ところがどうも、「よかれと思って」はほとんどの場合、自分勝手で、トラブルに陥るように思う。 人間はしばしば、これが正しいと思って行動する。よいことしてるつもり。ところが反発されると「よかれと思ってやったのに」とイラつく。 親切のつもり。優しい行為のつもり。正しい行動のつもり。なのに思わぬ反発、文句を受け、「なんでやねん!よかれと思ってやったのに!」と腹が立つ。 でも「よかれと思って」はたいがい、親切の押し売り、正義の押し付けであり、感謝や恩義を求める「ゆすり・たかり」でもある。 なぜそうなってしまうのか。 相手に相談してないから。 「よかれと思って」と、後で言い訳(自分の正当化)をするハメになる行為は、まず間違いなく相手に相談していないように思う。自分で勝手に状況判断し、こうしたほうがよいと勝手に決め、行動してしまう。相談せずに。