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ブックマーク / note.com (629)

  • 「よかれと思って」考|shinshinohara

    人間はふだん、「よかれと思って」行動してるつもりだと思う。ところがどうも、「よかれと思って」はほとんどの場合、自分勝手で、トラブルに陥るように思う。 人間はしばしば、これが正しいと思って行動する。よいことしてるつもり。ところが反発されると「よかれと思ってやったのに」とイラつく。 親切のつもり。優しい行為のつもり。正しい行動のつもり。なのに思わぬ反発、文句を受け、「なんでやねん!よかれと思ってやったのに!」と腹が立つ。 でも「よかれと思って」はたいがい、親切の押し売り、正義の押し付けであり、感謝や恩義を求める「ゆすり・たかり」でもある。 なぜそうなってしまうのか。 相手に相談してないから。 「よかれと思って」と、後で言い訳(自分の正当化)をするハメになる行為は、まず間違いなく相手に相談していないように思う。自分で勝手に状況判断し、こうしたほうがよいと勝手に決め、行動してしまう。相談せずに。

    「よかれと思って」考|shinshinohara
  • 株主資本主義は労働者を奴隷化する|shinshinohara

    「会社は株主の所有物」と主張する株主資主義の人とのやり取りでようやく気がついた。株主資主義は、形を変えた奴隷制度と言えるだろう。「奴隷は主人の所有物、だから奴隷の稼ぎは主人のもの」というのと同じ構造。「会社」をワンクッション置くだけで、事実上、労働者を奴隷化できる。 近代化の歴史の中で、奴隷制度は非人間的だと否定されてきた。しかし企業、会社組織というのは資主義では当然の組織とされてきた。けれど、「会社は株主のもの」というリクツを認めてしまうと、その会社の労働者は、主人たる株主に自分の稼ぎを全部吸い取られる奴隷に陥ってしまう。 その点で、株主資主義は非人間的な思考の上に成り立っていると言えるだろう。私は、会社を「公器」(社会をよくするための仕組み、その中で生きる人々の生活を守る仕組み)としてとらえ直すべきだと思う。なんで現代で奴隷制度を積極的に認める必要があるのか?私は必要ないと思う

    株主資本主義は労働者を奴隷化する|shinshinohara
  • 「言葉を消費されて「正義」に依存し個を捨てたリベラル」27日に朝日新聞に掲載された記事|鈴麻呂

    読んだ時は、 「まぁ、そうだよね〜」 と思いましたし、朝日新聞にこういう記事が掲載されたって言う事は良い傾向かなとも思いました。 驚いたのは、結構リベラルの方からこの記事に対して異論が唱えられたことですね。 異論の中心は、 「大半のリベラルは真面目に誠実にやっている」 …いや、そんなの当たり前じゃん。 何なら保守/右翼の方だって、大半の人は真面目に誠実にやっています。 まぁここら辺「ネット世論」の問題にかかるところもあって、極端な言動が可視化されてしまうって言う問題点はあるんですけど、その可視化された極端な言動がリアル世論に影響与えつつあるのが問題なんじゃないかっていうのを考えなきゃいけないんじゃないですかね。 都知事選のことなんか考慮すると。 そして、リベラルであればあるほどその極端な意見に対して異議申し立てをしなければならない。 特にリベラルの側から発せられた極端な意見に対して…ですね

    「言葉を消費されて「正義」に依存し個を捨てたリベラル」27日に朝日新聞に掲載された記事|鈴麻呂
  • 解雇規制を緩和すれば賃金が上昇する?|shinshinohara

    小泉進次郎氏が首相になったら、ほぼ間違いなく新自由主義に逆戻りし、日人の低賃金化が進むように思う。自分の不人気を痛感したのか、菅氏が表に出なくなったけど、菅氏、そしてその知恵袋の竹中氏が政策を主導することになると思う。解雇規制緩和すれば賃金上がると信じてる人が多いようだけど、 たぶん、菅氏や竹中氏は解雇しやすくすることだけを考えて、肝腎の賃金上昇の仕組みを作るところは怠るように思う。安く人をこき使うことしか考えてない履歴がこの2人は濃厚。竹中氏は「セーフティネット」を繰り返し発言していたくせに、低賃金化を進行させた。 トリクルダウンという言葉自体は竹中氏は言ってない、と言うけれど、この政策も進めて、実際には富裕層にばかりお金が集積して庶民はむしろ賃金水準低下。菅氏は携帯各社の料金値下げを進め、庶民の味方のフリをしたけど、起きたことは携帯各社の経営体力減退と開発力低下。 NTTグループは情

    解雇規制を緩和すれば賃金が上昇する?|shinshinohara
  • 政策シンクタンクを事実上失った国|shinshinohara

    (日のエリートが官僚を目指さなくなった問題を指摘する意見に対し) そうですね。第二次安倍政権が生まれるまでの官僚は、良くも悪くも「国のこの部分を自分が改善することができた」という充実感を持てたんですよ。その充実感があったから、民間に勤めた同級生と比べて給料が低くても、徹夜連日でも、面白くて頑張れていたんですよね。ところが。 第二次安倍政権から政治主導の仕組みがスタートしまして。まあ、これは民主党政権時代にできた法律が動き出したんですけど、「官僚は政治家の思いつきに従え、従えないやつは左遷だ」という忖度政治が始まったんですよね。しかし所詮は思いつき政策。問題点を指摘しようと気骨ある官僚は諫言しました。 そしたら怒鳴られる、拒否される、左遷させられる。気骨ある官僚が逆鱗に触れるとみんな飛ばされるし、諫言しても言うことを聞いてもらえないので、官僚たちもこれは無駄だと口をつぐむようになりました。

    政策シンクタンクを事実上失った国|shinshinohara
  • 【ご支援のお願い】暇空裁判、附帯控訴のお知らせ|新橋九段

    お騒がせしております。新橋九段です。 先日判決の出ました民事訴訟について、原告である暇空茜が控訴しました。これに伴い、被告ならびに反訴原告である私も附帯控訴し、第一審の判決について改めて争うこととしました。 附帯控訴に伴い必要となる費用について、改めてnoteを介したご支援をお願いします。皆様には既に多くのご支援をいただいておりますが、率直なところ、被害の回復には全く至っていません。 なお、第一審判決については『対暇空訴訟 支援のお礼とご報告』をご参照ください。判決について、誤った解釈や憶測も流布しているようです。それらについては、改めて問題点を指摘し批判する機会を設けるつもりです。 皆様には改めて、noteをサポート機能を介した裁判費用のご支援をお願いいたします。 件裁判の重要性について 皆様にご支援をお願いするにあたり、改めて、訴訟の重要性を整理し強調させていただきます。 少々大仰な

    【ご支援のお願い】暇空裁判、附帯控訴のお知らせ|新橋九段
  • ともしび日記 8月3日|安野モヨコ

    ニュースでみた方もいると思うけど 監督が骨折してしまった。 今は複雑骨折、と言う言い方はせず 粉砕骨折か開放骨折という言い方になるそうだが その分類で言うと粉砕骨折と言う事になる。 開放骨折とは皮膚を突き破って骨が出てしまったものを 言うらしい。 幸い監督の骨はそこまでアクティブな動きはみせていなかったが レントゲン写真だと、脛の骨の下のほうと 足首のジョイント部分の骨のどちらもが ジグザグ模様のように大きくひび割れて脱臼していた。 折れたというより割れたと言うほうが しっくりくる状態だ。 それにしてもどうしてこのような怪我をしたのか?

    ともしび日記 8月3日|安野モヨコ
  • 金持ちや権力者は好きなことしてよいという幼児性丸出しの記事|shinshinohara

    これがなんだかバズってるというか炎上してるのなんだろな、と思ったら、なるほどな。「富と権力を握った人間は何してもいい」という弱肉強の競争社会を容認し、むしろ内々には積極的にそれを評価する内容。興味深いのは、なぜ日経がこんな記事を取り上げたのか、という点。 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC291KV0Z20C24A7000000/?n_cid=SNSTW001&n_tw=1722393213 小泉政権の頃から芽吹きはあったのだけど、第一次安倍政権あたりから私にとっては明確に、日経の記事の傾向が大きく変わった、と感じていた。それまではプロボノなどの社会貢献を意識した記事がとても多かったのに、弱肉強は世の習い、金持ちがさらに金持ちになった方が世の中良くなる的な。 第二次安倍政権になるとこの傾向はさらに露骨に。スティーブ・ジョブズ氏を例に挙げ、「優

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  • 労働組合はなんであんなに共産党嫌いなん?|shinshinohara

    蓮舫氏が負けた理由に「共産党と組んだからダメなんだ」という論調をよく目にするけど、共産党の押しがなかったらもっと票が少なかったのでは? 蓮舫氏が負けたのは、立候補表明で批判に終始したのが最大の敗因のように思う。あの記者会見で「こりゃダメだ」思ったもん。 それに、年配者には共産党アレルギーがどうしたわけか強いみたいだけど、若い人はよくも悪くも「知らない」から、そんなに拒否感ないと思う。共産党支援がそこまで負のファクターかというと、考えにくい。単に最初の記者会見で大きく躓いたのが原因のように思う。 ところでどなたか教えて欲しいんたけど、労働組合はなんであんなに共産党嫌いなん?学生の頃、「労働組合は社会党系、共産党じゃない」って聞いて驚いたことを覚えている。共産党って労働者の味方ちゃうかったん?なのに労働組合から嫌われるって、どんな歴史的経緯があんのん?と疑問に。 ソ連が崩壊するまで、「社会主義

    労働組合はなんであんなに共産党嫌いなん?|shinshinohara
  • 坂本教授は「王立宇宙軍」をどこまで理解していたのか?|元・神童のKKさん

    世界のサカモトの輝かしい音楽経歴のなかで、ご人公認の黒歴史として名高いのが、アニメ映画「王立宇宙軍」(昭和62年)のサウンドトラック仕事です。アニメ好きのあいだではモダン・クラシックとして位置づけられているこの映画について、どうして音楽監督そのひとが生涯語ることを拒んだのかについては、これまで何度か検証したとおりです。 彼と、「王立」制作スタッフの両方の名誉のために強調しますが、龍一さまは手を抜くどころか、音符のひとつひとつまで磨き上げた音楽を、この映画に提供しています。昨日、YouTubeをさまよっていたら、こんな面白い動画を見つけました。「王立」メインテーマの間奏部分を耳コピで再現したものです。 龍一楽曲は、しばしば和音の表裏が裏返ったり、ねじれたりするような和声進行を仕掛けてきますが、これもそうですね。いったいどういう風にこんな不思議な響きの流れを彼は着想したのか、興味がわきません

    坂本教授は「王立宇宙軍」をどこまで理解していたのか?|元・神童のKKさん
  • 龍一教授はどうして昭和アニメを履歴から抹消したのか?|元・神童のKKさん

    前にもこのトピックで書き残した気がしていたのですが今見てみたら英語で書いていますね。 以下は日語で再論したものです。 * 1987年3月、後に「エヴァンゲリオン」で大騒動を起こすことになるアニメ制作集団・ガイナックスが、初の長編アニメ映画を作り上げて、公開にこぎつけました。 公開時のTVスポット予告編。冒頭ナレーションがどなたか注目! 当時のPのひとりが、後にある鼎談でこんな意の裏話をしていました。「公開の箔付け用に、映画の都ハリウッドがあるロサンゼルスで先行公開した。反応は悪くなかったが必ずこう訊かれた。『どうしてこれをアニメーションで作らないといけなかったんだ?俳優を雇って撮ればいいのに』と。これには不快だったが、考えてみれば我々だって東ヨーロッパの人形アニメ映画を見ると『役者を使って撮れる話を、どうしてこんな風にわざわざ人形を使ってこつこつ撮影しないといけないわけ?』と思うだろう。

    龍一教授はどうして昭和アニメを履歴から抹消したのか?|元・神童のKKさん
  • 蓮舫陣営が自滅した東京都知事選 - 緊張感と戦略思考の欠如、マスコミによる石丸伸二宣伝の奸計|世に倦む日日

    7/7、 東京都知事選の投開票があり、小池百合子が圧勝、石丸伸二が次点、蓮舫が惨敗という結果に終わった。悄然とさせられるが、蓮舫陣営の敗因分析を中心に論評したい。蓮舫が出馬宣言したのは 5/27 で、公示日 6/20 の3週間前である。 当日、都議会で小池百合子の演説があり、知事選への立候補を表明するのではないかと噂されていて、蓮舫がタイミングをぶつける策に出たのだった。怯んだ小池百合子は回避して待機作戦に後退し、一時は立候補を断念するのではないかという憶測まで立っていた。この時点で勝負は五分五分であり、むしろ 4/27 の3補選に勝利した野党陣営に弾みがついて優勢の感があった。国会では自民党裏金問題への追及が続き、マスコミも岸田政権叩きで連日報道を埋めていて、誰もが都知事選は3補選の民意が継続して反映されると考えていた。 だが、ここから右翼・体制側の猛烈な蓮舫バッシングが始まり、怒涛の巻

    蓮舫陣営が自滅した東京都知事選 - 緊張感と戦略思考の欠如、マスコミによる石丸伸二宣伝の奸計|世に倦む日日
  • 非効率で遠回りな学習が一番効率的で応用が利く|shinshinohara

    教科書や参考書を使った効率的学習がとても非能率で、遊びの中で好きなことを好きなだけ学ぶ非効率なやり方がとても能率がよいのは気がついていたけど、それがなぜなのか、長らく言語化が難しかった。人工知能の研究の話を聞いてから、「ああ!だからか!」と納得がいった。 昔の人工知能では、モノをつかむということがとても難しかったらしい。いくら「正解」を覚えさせても少しズレたり荷物の形が違うだけでつかめなくなってしまう。応用力がまるでなく、なかなか使い物にならなかったらしい。 しかし「深層学習」という手法を取り入れてから、劇的に改善したという。 深層学習では、「正解」を教えない。ただ、右から左へ荷物を動かそうとする「動機」だけプログラムする。するとロボットアームは何度も荷物をつかもうとトライしては落とす。何百回、何千回も失敗を重ねる。そして一つ一つの失敗から学習を重ねていく。すると。 やがて「こういう形の荷

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  • 創造性を奪う競争的資金|shinshinohara

    大型予算の研究プロジェクトになると、研究の進行を監督し、アドバイスする人を配置する。そのアドバイザーになったことがある。 そのプロジェクトは、早い時点で計画が破綻していた。そのためか、全員が頭真っ白になっていることがよくわかった。もうどうしたらよいかわからない。 申請書には開発不可能とされた技術をいかに開発するか、見事な実験計画が描かれていた。しかし早い段階で「考えていた方法では開発は無理」なことが明確になった。何せ、計画には、自分たちが最善と思った方法を列挙してある。それがうまくいかなかったら、もうそれ以上アイデアがなかった。 みなさんの発表を見てると、計画に書いた方法から大してはみ出てない実験ばかり。もはやうまくいく方法を探すというより、三年間ももらえてしまう予算に見合うだけの実験はしましたよ、という言い訳をするための実験ばかり。「こんなにたくさん実験しましたけどダメでした」と、許して

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  • 挨拶はセキュリティ問題|shinshinohara

    はかつて礼儀正しい国、と言われてきたけど、礼儀を重荷に感じ、面倒くさがる人が増えたな、と思う。多分、礼儀を「正義」と押しつけられることに反発しているのだろう。しかし一つ忘れている視点があるように思う。礼儀は一種のセキュリティ、安全保障なのだということを。 https://x.com/chome2xx/status/1799064314202243415?t=n4D0VlqNqnGWpDtvMZYA8w&s=19 アメリカでは、同じエレベーターに乗ると必ず挨拶し、何なら軽く会話をするという。日より礼儀正しいやん! ではなぜそこまでするかというと、後ろからズドンとやられないため。そんなセキュリティ面もある、と、留学経験者談。自分は敵ではない、あなたもそうですよね?という確認が挨拶。 犬を連れて散歩すると、同種である犬を見かけたら、必ずと言ってよいほど反応する。にらみ合ったりうなりあったり

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  • 今の大学改革の方向性は、日本に「流血革命」を引き起こす|shinshinohara

    これは深刻。すでに修士・博士課程は外国人だらけ。そのうち大学教員は外国人だらけになる。日人の大半は大学に進学できない「低学歴」の烙印を押され、金持ちの子弟のみが大卒に。そして金持ち子弟は同級生の外国人に馬車馬のように働いてもらい、彼らに投資だけしてその上がりで暮らす。 https://x.com/CCRmyZhUoxRcQBt/status/1799418259982467502?t=aLLguTElWTJHLXed8jMRpA&s=09 アメリカの有名大学(スタンフォード大やハーバード大など)がやってる構造そのもの。アメリカはこれをやって、多くの白人層を「ラストベルト(錆びた地帯)」に押し込み、貧困層に押しやった。そのことへの怒りがトランプ大統領を生んだ。 もしこのまま、日人は富裕層しか大卒になれず、他は外国人だらけとなり、多くの日人を「低学歴貧困層」に押し込むならば、「高学歴富裕

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  • 金持ちイジメに見えて金持ちに有利になる世論誘導|shinshinohara

    もう二十年ほど前から「東大に進学するのは裕福な家庭」という報道が繰り返されている。そしてそのことを知っている人は非常に多く、今や常識。そのためか、街角インタビューでも「どうせ東大生は金持ち出身なんでしょ、だったら学費上げても構わないでしょ」という意見が。 これは恐らく「金持ちからはふんだくったらいい、ざまあみろ」という報復感情も多少手伝っているのだろう。 しかし実態は逆になる。金持ちには150万円の学費なんか痛くもかゆくもない。しかし貧困家庭ではとても支払えない金額。単に貧困家庭を大学という学歴から締め出す効果しか起きない。 これと似たことが政治でも。日では「政治家はカネに汚い」というイメージがある。どうせ権力を利用してお金儲けしてるのだし、元々金持ちだろうから、政治家は無給にしてタダ働きさせればいい、という意見がしばしば出る。これを、金持ち政治家に一矢報いるアイディアくらいに思う人が少

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  • 東京大学 学費値上げに思うこと|moka

    2024年5月27日、学費値上げに関するアンケートに書いた私の文章を載せておこうと思いました。 私は、東京大学の学生として、東京大学の授業料の値上げに反対します。そして、もし値上げをする場合は、学費減免措置の拡充に賛成します。 しかし、「授業料を値上げするが、学費減免措置の拡充をすれば問題はない」という論理は、大切なことを見落としていると考えます。 まずは私の置かれている状況を説明します。 なお、学費減免を受ける学生は奨学金を併用する場合が多いと思いますのであえて奨学金についても書かせていただきます。 私は、東京大学入学時から三種類の奨学金を受給しています。給付奨学金が二種類と、日学生支援機構の貸与の第一種奨学金です。地元は関西なので、東京大学の宿舎で一人暮らしをしています。 しかし今年度から家庭の事情が変わり、生計維持者が働けなくなり、世帯収入が非課税世帯に分類される見込みになりました

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  • 国民を富ますという「法の精神」|shinshinohara

    その昔、斉の国は貴族が気まぐれに税を取り立てるものだから、怖くて商売のできない国だった。管仲は法を整備し、貴族が勝手に税を取り立てられないように取り締まった。これにより庶民が安心して商売ができるようになり、殖産興業に成功、中国最大の強国に成長した。 秦の国もかつて、貴族が気ままに重税をかけるものだから農民がやる気を失い、経済が停滞していた。商鞅は法律を整備し、貴族が勝手に税を取り立てられないようにした。これにより農民の生産意欲が高まり、やがて中国一の強国へと成長することになった。 秦は法律のおかげで国が栄え、ついには天下統一を成し遂げた。その自信が過信へとつながったのだろう。李斯は庶民を縛りつける法律をどんどん増進した。巨大な宮殿を建設するために囚人が必要だと見るや、細かい法律を作って法律違反者を増産し、囚人を大量生産して宮殿建設に当たらせた。 管仲や商鞅は、庶民のやる気を引き出すような法

    国民を富ますという「法の精神」|shinshinohara
  • 食糧危機時に農家に罰則という愚策|shinshinohara

    よくもまあこんな机上の空論を前提にした政策を考えたものだと思う。いったいどんな「有識者」をそろえてこの政策を考えたのか、不思議。農業のことをろくに知らない人間が考えたとしか思えない。ただひたすら罵倒したいところをグッと抑えて、何が問題なのかを考えてみる。 https://news.yahoo.co.jp/articles/24e68dc66e4527c9f45eefcd0ec54733b7facf18?source=sns&dv=pc&mid=other&date=20240529&ctg=bus&bt=tw_up 糧危機が起きるリスクがある場合、海外から料が輸入できなくなっているということだろう。そんな事態が起きた場合、当然、様々な資材が手に入らないだろう。肥料や石油も手に入らないかもしれない(種子は、コメに限っては大丈夫だと思うが)。となると、増産しようにも増産できない。 戦後間も

    食糧危機時に農家に罰則という愚策|shinshinohara