グループウェアにリアルタイムコミュニケーション機能が加わり、クラウド型コラボレーションツールとして提供され始めた。そのインパクトをレポートする。 文書に蓄積された知識の探索から現在進行形でコミュニケーションしディスカッションすることへ。そして、組織の壁を越えた情報の共有へ――。グループウェアの使い方が大きく変わり始めた。 グループウェアに変化をもたらしたものは、第1にリアルタイムコミュニケーション機能とソーシャルネットワーク機能の搭載であり、第2にクラウドサービスとしての提供である。第1と第2の変化を備えているものをクラウド型コラボレーションツールと呼ぶことにする。 クラウド型コラボレーションツールは2009年から続々と登場している。マイクロソフトは2009年4月にSharePointおよびExchangeなど同社のグループウェア/コラボレーション製品を「Microsoft Online
報道関係者各位 2010 年 1 月 26 日 サイボウズ株式会社 (独)産業技術総合研究所、 サイボウズの大規模向けグループウェアを 1 万人規模で導入 ~ 研究所の次期情報システムの研究開発に貢献 ~ サイボウズ株式会社 (所在地: 東京都文京区 代表取締役社長: 青野 慶久 以下サイボウ ズ) は、独立行政法人産業技術総合研究所様 (所在地: 茨城県つくば市 理事長: 野間口 有 以下産総研) が組織内の運営の効率化と次期情報システムの研究のため、大規模向けグループ ウェア「サイボウズ ガルーン 2 バージョン 2.5 (以下ガルーン 2.5)」を 1 万人規模で導入 されたことを発表いたします。2008 年 4 月から弊社は、1 万人レベルの大規模な環境でもご利 用いただけるよう、スケーラビリティを向上させた「ガルーン 2」の次期バージョン「ガルー ン 2.5」の販売を開始しました
電子メールや電子掲示板などのグループウェアは、ナレッジマネジメントやビジネスインテリジェンスの普及により、ますます活発になってきた。 その究極的な目的は、情報の共有化による組織の創造性向上にある。ところが、表面的な利用度は高いのだが、本来の目的が実現していないことが多いのだ。 グループウェアの限界 一部のマニアを除いて、大抵の人は自分の知識を公表しようとは思わない。知識を公表するのは、次の条件が満たされたときに限られる。 自分が他人に示すべき知識があると認識している(自分が知っていることは、他人も知っているであろう。もっと詳しい人がいるだろう)。 それを公表することに抵抗がない(知識の独占を放棄してもよいか。問い合わせなどで面倒にならないか)。 知識を形式知として表現できる(知っていることと、形式知にできる能力にはギャップがある)。 形式知を公表する面倒をいとわない(形式知にまとめたり、デ
サイボウズは無償のWebグループウェアを2010年前半に提供すると発表した。社外の取引先や友人、家族などとスケジュールを共有できる「セカンドグループウェア」を売りに、無償公開で利用者を幅広く集めたい考えだ。 サイボウズは11月26日、社外の人や家族、友人とスケジュールやアドレス帳を共有できるグループウェアの新たなWebサービスを2010年前半に提供すると発表した。グループウェア上で特定のグループを作成し、情報を共有できる仕組みで、20人までのグループの作成は無料でできる。グループウェアのWebサービスを無償で提供することで、自社製品の潜在ユーザーの獲得を図る考えだ。 発表したWebサービスの名称は「サイボウズLive」。スケジュールや掲示板、ファイル共有といったグループウェアの機能をグループ単位で使えるのが特徴だ。利用者がプロジェクトや案件ごとに作成した任意のグループに利用者を招待すると、
サイボウズは、「サイボウズ Office」「サイボウズ デヂエ」の最新版であるバージョン8を発売した。発売に際し、「100年企業の成功ポイント」をまとめた冊子を無料で配布する。 サイボウズは2月2日、Webグループウェア「サイボウズ Office」とWebデータベース「サイボウズ デヂエ」の最新版であるバージョン8を発売した。サイボウズ Office 7を利用していたユーザーは、「サイボウズ Office 7 サービスライセンス」の契約期間中は無償でバージョンアップできる。発売に際し、「100年企業の成功ポイント」をまとめた冊子「100年企業に学ぶ、大不況時代を乗り切るIT虎の巻」を無料で配布する。 「サイボウズ Office」は、社内でのスケジュール管理や業務連絡が行えるグループウェアで、「サイボウズ デヂエ」はWeb型データベース。どちらもサーバにインストールして、各クライアントPCの
サイボウズは10月27日、岩手県の全県立高校75校が中小規模向けグループウェア「サイボウズ Office 7」を導入したことを発表した。これまでも教育機関におけるサイボウズ製品の導入事例はあるが、教育委員会主導の下、県下全県立高校への一括導入というケースは初となる。 今回の導入の経緯としては、2000年ごろ岩手県立水沢商業高等学校が文部科学省による情報化指定校となった折、当時の担当者がPC雑誌のサーバ特集で偶然「サイボウズ Office」を知り、当時の「サイボウズ Office 3」を導入したことが発端であったという。同校での導入効果を認めた岩手県教育委員会は、同県全県立高校への一括導入を決定。水沢商業校で培った活用ノウハウを他校へも伝承するため、各高校のシステム担当者を県の研修センターに集め、2日間にわたるサイボウズ Office 7の活用ノウハウ研修を行った。 水沢商業高等校で活用され
2008/07/03 日本スケーリックスは7月3日、Linuxで動作するメールサーバ/グループウェアサーバ製品の新バージョン「Scalix バージョン11.4 日本語版」を7月10日にリリースすることを発表した。 Scalixは、メッセージングのほか、カレンダー、共有フォルダといった機能を提供するサーバ製品だ。メールは、いわゆるPOP3/IMAP対応のクライアントから利用できるほか、Microsoft Exchange/Lotus Notesとほぼ同等の操作感を備えた、MAPI対応のクライアントも提供される。さらに、AjaxベースのWebメールも利用可能で、幅広い環境で利用できることが特徴だ。また、Outlookとほぼ同一の操作感を再現している点もメリットといい、日本語版だけですでに3万以上のダウンロードがあるという。 新バージョンではモバイル対応が強化され、iモードやEZWeb、Yaho
日本トータルシステム(株)は18日、プラグインで機能拡張が可能なJava製の多機能グループウェア「GroupSession」v2.1.0を公開した。個人・法人やユーザー数を問わずフリーソフトとして利用可能で、現在同社のホームページからダウンロードできる。 本ソフトはJava製のWebアプリケーションで、動作には「Java Platform, Standard Edition Development Kit (JDK)」v5と、アプリケーションサーバー「Apache Tomcat」v5.5が必要。編集部にて、「JDK」v6 Update6がインストールされたWindows XP上の「Apache Tomcat」v6.0.16で動作確認した。 「GroupSession」は、スケジュール管理機能、掲示板・回覧板などのコミュニケーション機能、起案から決済までを処理する稟議管理機能、施設予約機能、
2008/03/06 マイクロソフトが10人規模の中小企業を対象にしたSaaS型のネットサービス「Microsoft Office Live Small Business 日本語版」を3月6日に開始した。14カ月のベータ期間を経て、ユーザーニーズに合わせてチューンアップした自信作だ。ネットを使った業務アプリケーション、コラボレーションツールはグーグルの「Google App」などが有名。Office Liveはユーザーに使ってもらえるだろうか。 ベータ版(参考記事: 無料ドメインにメール、「Microsoft Office Live」を忘れていないか)と今回の正式版の最大の違いは、機能によってエディションを分けるのではなく、1製品に統合したこと。標準機能を無償で提供し、オプション機能を有料とした。エディションを迷うことなく、「まずは無料から始めて、必要に応じて有料オプションを利用してもらえ
マイクロソフト株式会社は3月6日、小規模事業所や個人事業者を対象にしたビジネス支援オンラインサービス「Microsoft Office Live Small Business」の日本語版を、同日より提供開始すると発表した。Webサイトを簡単に公開できるほか、メール、文書共有、簡易顧客管理といった機能をパッケージ化し、基本無料で提供する。 同社では、2006年12月よりWebホスティングとメールの機能を中核にしたオンラインサービス「Office Live」のベータプログラムをスタート。約14カ月の間に約2万4000社の登録があったというが、数多くの要望や問題点の指摘を受けたという。今回はそれらの声を反映し、大きく変更を加えることで、正式サービスの開始へこぎ着けた。また、「サービスの対象を明確にするため『Small Business』を付け加えた」(業務執行役員 インフォメーションワーカービジ
マイクロソフトのOfficeソフト次期版「2007 Microsoft Office system(Office 2007)」における最大の注目株は,ピア・ツー・ピア(P2P)型グループウエアの「Groove 2007」だ。Groove 2007のベータ版を使ってみて,本当にワクワクしてしまった。こんな経験は久しぶりだ。Grooveには,既存の様々なアプリケーションやサービスを置き換える力があると感じている。どんなところにワクワクしたのか,詳しく説明させて頂きたい。 まずはGrooveの概要を紹介しよう。Grooveは,米Microsoftが2005年に買収した米Groove Networksの製品だ。Grooveの開発者は「Lotus Notes」の開発者として知られるRay Ozzie氏で,Ozzie氏は現在MicrosoftのCTO(最高技術責任者)を務めている。Grooveは「No
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