3月18日に開催された「第29回 ITmedia エグゼクティブ セミナー」の特別講演に、一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授の名和高司氏が登場。「次世代グローバル成長を目指して ~X経営の時代~」をテーマに講演した。 事業モデル構築力×市場開発力が「X経営」 「マッキンゼーのコンサルタントだった1990年~2010年の20年間の日本は“失われた20年”と言われる不況の時代だったが、この間に成長している企業はあった。その企業がどのように成長したのかを学ぶ方が、失われた20年を嘆くよりも有効と考えた」と名和氏は言う。 この研究をもとに『失われた20年の勝ち組企業 100社の成功法則 「X」経営の時代』という著書を執筆しており、日本ではどのような企業が、どのような方法で不況の時代にも成長することができたのかを、いくつかの成功パターンを交えて紹介した。 勝ち組企業100社を選んだ基準は単純明