花巻市は15日、市役所のパソコンで395件のソフトウエアを無断複製してソフトウエア開発企業9社の著作権を侵害したため、標準小売額の1・5倍に相当する約2200万円の損害賠償金を支払い和解すると発表した。無断複製したソフトウエアは、指摘を受けた2010年5月まで使用。総務省が09年6月にソフトウエア管理の徹底を全国の市町村に事務連絡した後も行われており、組織全体の法律順守意識の希薄さが厳しく問われる。 無断複製は調査した職員用のパソコン1487台のうち333台で行われていた。395件の内訳は「一太郎」「ATOK」などのジャストシステムが168件、「Office製品」のマイクロソフトコーポレーションが132件など。 時期は06年1月の花巻、石鳥谷、東和、大迫の4市町合併前が258件、合併後が137件。始まった時期は「調査したが特定できなかった」(佐々木稔副市長)としている。 損害賠償額のうち、
朝ご飯の定番にしてパスタにかけたり、東北地方では汁物にも入れてしまうなど多種多様な使い方ができる食材・納豆。かつてグルメ漫画『美味しんぼ』では大阪出身の男性が納豆が食べられず苦悩するシーンなどがあり、「西の人はあまり好きではない」というイメージがあります。 それでは、実際、納豆はどのくらい好かれ、嫌われているのでしょうか。「納豆は好きですか?」とストレートに聞いたところ、以下のような結果となりました。 ・好き:67.7% ・好きではないが食べられる:19.0% ・嫌い:13.3% (リサーチパネル調べ、3万4169人が対象) 「好き」と答えた人のコメントを見ると、実においしそうな食べ方が並びます。 「おかか、ネギ、タレ、醤油を混ぜたものが大好きです」 「生玉子・大根おろし・刻みネギ・山椒の粉・醤油でまぜまぜ」 「納豆+生卵+玉ネギみじん切り+タレ+醤油+砂糖=最高に旨い」 「キム
株式会社ナレロー 〒020-0021 岩手県盛岡市中央通3-1-2 盛岡第一生命ビル8階 TEL 019-656-1706 FAX 019-656-1709
印刷 ほとんどの家屋が津波で流された高田小学校付近の地区にも、知事選、県議選、市議選のポスター掲示場が設置された=20日、岩手県陸前高田市、上田潤撮影 東日本大震災で延期された岩手県知事選が25日告示される。総務省の全面支援もあり、宮城、福島より早く全県選挙の実施にこぎ着けた。 震災直後の一つの発見が、選挙を可能にした。 役所が被災した陸前高田市と大槌町は住民基本台帳データが失われ、当初「選挙は無理」とみられた。 しかし、発生から2週間後、県市町村課の佐々木琢磨主任らががれきが積まれた大槌町役場で、泥の付いた住民データのサーバー7台を探し出した。陸前高田市もバックアップのデータがあるのを確認。その結果、有権者のデータが復活し、6月には選挙人名簿の登録にこぎ着けた。 「データが復旧しなかったら、選挙どころか他の行政事務も出来なかった」と県担当者は振り返る。 次に、被災者が避難所
March 2017 (1) February 2017 (1) January 2017 (3) December 2016 (2) November 2016 (2) October 2016 (2) September 2016 (2) August 2016 (3) July 2016 (4) June 2016 (3) May 2016 (3) April 2016 (3) March 2016 (3) February 2016 (3) January 2016 (2) December 2015 (3) November 2015 (5) October 2015 (3) September 2015 (8) August 2015 (1) July 2015 (8) June 2015 (1) May 2015 (5) April 2015 (5) March 2015 (
◇津波に街流され 岩手・宮古市田老地区 住民が「万里の長城」と呼ぶ巨大防潮堤で守られていた街があった。東日本大震災で被災した岩手県宮古市の田老地区(旧田老町)。総延長2.4キロ、高さ10メートルの世界にも類がない二重の壁は、半世紀近い年月を費やし築かれた。だがあっけなく砕かれ、街は流された。 明治(1896年)の大津波では1859人の死者・不明者を出し、浸水した平たん地で生き残ったのはわずか36人。昭和(1933年)の大津波では全被災地の3分の1に近い911人の命が奪われた。いつからか「津波田老」とまで呼ばれるようになる。 津波への恐れを、どこよりも感じ、十分に備えていたはずだった。それでも200人近い死者・不明者を出したのはなぜなのか。記者は街を歩いた。
岩手県陸前高田市にある創業200年のしょうゆ醸造会社「八木澤商店」は、東日本大震災の津波で建物や生産設備、原料を流された。だが、9代目社長、河野通洋さん(37)の元に今月中旬、1本の電話が掛かってきた。「『もろみ』は生きているよ」。しょうゆの味を決める「命」を守った研究所からだった。絶望の中、ようやく一筋の光が見えてきた。【野口由紀】 3月11日、気仙川を逆流してきた津波は堤防を越えると、容赦なく建物を押し流した。もろみを発酵させる酵母菌や乳酸菌などの微生物は土蔵によって異なり、味の違いを生み出す。八木澤商店の「命」を収めた土蔵も崩れ去った。 「何とかもろみを見つけられないか」。社員はもろみを入れた14個の木おけを探した。ようやく、気仙川の川上約700メートルのところで1個発見した。しかし、海水をかぶっており、生きているか分からない状態だった。 そんな中、北里大学海洋バイオテクノロジー釜石
準備が整った宮古市魚市場。午後に魚の水揚げと競りが予定されている=11日午前6時31分、岩手県宮古市、樫山晃生撮影「がんばるだけですから」と話す大井誠治さん=11日午前、岩手県宮古市の市魚市場、長野写す 大きな被害が出た岩手県宮古市の市魚市場が11日、再開した。「宮古は水産業をあきらめない。そんなメッセージを一刻も早く全国に発信したい」。震災から1カ月での復活には、漁協組合長の強い思いがあった。 この日は、朝から近郊の港で揚がったタラなどが競りにかけられる予定だったが、陸送トラックのタイヤがパンクして来られなくなったため、急きょ中止に。午後に、宮古漁協所属のトロール船などでとれた魚の水揚げと競りが予定されている。 市場を運営する宮古漁協組合長の大井誠治さん(76)は「少し残念だけど、焦りはない。まずはきょう、市場の再開を果たせたことを喜びたい」と話す。 震災が起きた先月11日。大井
宮沢賢治が名付けた北上川河畔の国の名勝「イギリス海岸」(花巻市)を出現させようという国交省の試みが今年も賢治の命日の21日にある。県内5ダムの放流制限に加え、流量をさらに減らそうと、初めてイギリス海岸を迂回(う・かい)するバイパス放水路を利用する。昨年、10年ぶりに姿を現しただけに、今年も賢治ファンの期待が高まっている。 放流制限の対象になるダムは国直轄の四十四田、御所、田瀬と、県営の綱取、早池峰の各ダム。20日午後7時ごろから総放流量を最小の5分の1の毎秒33トンに絞り込む。 さらに、今年は猿ケ石川からイギリス海岸を迂回して北上川に流れ込むバイパス放水路の取水量を増やす。東北電力の猿ケ石発電所が発電に利用しており、最大の毎秒16・7トンまで取水する。 放流水がダムから海岸に着くまでに12、13時間かかる。天候に恵まれれば、イギリス海岸は、21日の午前9時ごろから午後3時ごろの間に川
岩手県大船渡市末崎町の碁石海岸レストハウスの新メニューに、サンマのみりん干し丸ごと1本をラーメンに載せた「大船渡さんまラーメン」がお目見えした。 今月開いた試食会では「さっぱりしていておいしい」と好評だった。近隣の飲食店も巻き込んで大船渡発のB級グルメにしようと、関係者は意気込んでいる。 煮干し、昆布などのだしをスープのベースにした和風しょうゆラーメンで、直径15・5センチの丼からはみ出したサンマのみりん干しが豪快だ。メンマやネギなどのおなじみの具材に加え、ワカメが磯の雰囲気を演出、和風のスープが細い縮れめんによく絡む。ご飯も付いていて、みりん干しがおかずにもなる。 試食会に参加した民宿調理師の大和田弘樹さん(44)は「みりん干しがスープに溶け込むと、うま味が増す」と満足していた。 レストハウスの小川広文社長(56)が「サンマを使った大船渡名物を作りたい」と、3か月ほど前から開発に乗り出し
花巻市の宮沢賢治記念館で、早池峰山をテーマにした企画展が開かれている。早池峰山麓(さんろく)を舞台にしたと見られる童話「どんぐりと山猫」や早池峰山に関連した詩「山の晨明(しんめい)に関する童話風の構想」などの作品が写真や直筆の原稿とともに展示されている。 賢治に早池峰山は身近な存在だった。盛岡高等農林(現・岩手大農学部)を卒業後、地質調査を依頼されて山麓一帯を踏破。この時の体験から数々の作品が生まれた。 「どんぐりと山猫」に出てくる「笛ふきの滝」は早池峰山麓を流れる岳川の上流にある「笛貫の滝」がモデルとされ、企画展では童話の一節とともに紹介されている。 早池峰山を詠んだ詩には「山の晨明に関する童話風の構想」のほか、「北いっぱいの星ぞらに」「河原坊」などがある。 「山の晨明に関する童話風の構想」は早池峰山の美しい光景を描写し、全文と収蔵庫に保管されている自筆の原稿が展示されて
新人海女の大向美咲さん(左)と小袖妃香理さん=岩手県久慈市宇部町の小袖海岸 25年ぶりに19歳の新人海女2人が入った久慈市宇部町・小袖海岸の「北限の海女」が27日に開かれた「感謝祭」で、ウニ捕りの実演を見せた。新人2人の姿がインターネット上で「かわいすぎる」「美人すぎる」と評判を呼び、青森県八戸市で起きた「美人すぎる市議フィーバー」のような騒ぎに。感謝祭は大勢の観光客でにぎわった。(朝倉義統) この日は、午前と午後の2回、海女の潜水実演が行われ、ともに19歳の新人大向美咲さんと小袖妃香理さんら5人が潜った。その姿を観光客約300人が見学した。 小袖海岸の海女は、明治初期に始まったとされる。夫が漁に出る間、家計の助けのため妻が海に潜ってウニやアワビを捕った。50年前にはラジオドラマ「北限の海女」の舞台となった。 8月にテレビで取り上げられた新人2人の映像がインターネットに転載され、人
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く