過激かつ革新的なプロモーションと、実験的でありつつもポップなサウンドで、カリスマ的な人気を誇ったアイドルグループ・BiS。今年7月、横浜アリーナで解散ライブ『BiSなりの武道館』を行い、大盛況のうちに幕を閉じた同グループの仕掛人が、マネージャーを務めた渡辺淳之介氏と、サウンドプロデューサーを務めた松隈ケンタ氏だ。BiS解散前、松隈氏は自身で音楽制作プロダクションのSCRAMBLESを設立、追って渡辺淳之介氏もミュージシャンのA&Rやマネジメントを行う事務所・WACKを設立した。2人は今後、互いに協力しつつ音楽業界にさらなる仕掛けを打ち出していくという。若き経営者となった2人が描き出すビジョンは、音楽業界にどんな風を吹かせるのか。川崎市に設けられたSCRAMBLESのプライベート・スタジオにて、編集者の上野拓朗氏が二人にインタビューを行った。(編集部) 渡辺「会社設立は、ネットで検索して見つ