[インタビュー]日本テレネットとは何だったのか。「テレネット シューティング コレクション」を記念し,3スタジオ+αの元スタッフが当時を語る 編集部:早苗月 ハンバーグ食べ男 エディアから2023年6月8日に発売された「テレネット シューティング コレクション」は,かつて日本テレネット(※1)から発売されたメガドライブおよびPCエンジン向けのシューティングゲームを4タイトル収録したものだ。 ※1 1983年から活動し,2007年に事業停止した企業。「夢幻戦士ヴァリス」シリーズや「天使の詩」シリーズなどで知られる。なお,読みは“にほんてれねっと”であり,MSX用のパソコン通信サービス「THE LINKS」などを提供していた現存企業・日本テレネット(にっぽんてれねっと)とは別。 日本テレネットは,8〜16bit PCユーザーを中心に知られたメーカーだが,特定のタイトルや在籍していた個人はまだし
博多大吉さんがパーソナリティを務める『大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます!』は、今年3 月、11年の歴史に惜しまれながら幕を閉じた『たまむすび』(TBSラジオ)のイズムを受け継いだ番組だ。水曜日パートナーとして、メインパーソナリティの赤江珠緒アナと伴走した大吉さんらしく、番組は『たまむすび』のエッセンスを含みながらも、大吉さんの魅力たっぷりの内容に。5月某日、番組収録後の大吉さんに番組の経緯や想いを詳しくうかがった。 (構成・撮影:丸山剛史/執筆:牛島フミロウ) ●博多大吉(はかた・だいきち)/1971年03月10日福岡県生まれ。趣味:プロレス、プロレスの知識(福岡県大会2位)、ゲーム ラジオとポッドキャストは別物──先ほど番組収録を見学させていただきました。非常にリラックスして臨まれていたように見えましたが、お気持ち的には『たまむすび』とはまた違うものですか 博多大吉(以下、大吉
みなさまには、「明らかに見た記憶はあるのに、内容は全く覚えていない」という状態の作品があるだろうか? 私には、かなりある。 より具体的に言えば、「明らかに“見た”という記憶はあるのに、子供の頃の記憶すぎて内容はサッパリ覚えていない」という状態の作品が、ものすごく多い。 『機動戦士ガンダムOO』や『コードギアス 叛逆のルルーシュ』、『おねがいマイメロディ』に『絶対可憐チルドレン』……どれもこれも、「見た」記憶はあるのに、内容はよく覚えていない。だから、今こそ見直したい。特にその中で存在感が大きかったのが……………… 『BLEACH』1巻より そう、『BLEACH』なのです。 ちょうど前、アニメの千年血戦篇を見ていた時、ふと気がついたのです。私は、BLEACHを見た気がしていたけど、実は全く内容を覚えていない。というか、微塵も記憶の中に存在していない。そもそも、私はマンガのBLEACHを読んだ
山本裕介が『機動戦士Vガンダム(以下、Vガンダム)』に関わった中で、第41話はシリーズで唯一、富野由悠季との連名で絵コンテが描かれた話数でもある。その経緯と、自身が「もっとも完成度が高い」と語るこのエピソードの真髄を明かしてもらった。 ――第41話「父のつくった戦場」の絵コンテは、富野監督との連名(富野監督は斧谷稔名義)でのクレジットになっています。この作品で、絵コンテが連名でクレジットされている方は他にいないのですが……。 山本 それは、今言われて初めて気づきました。ただ、連名なのは当然で、僕はこの話の途中までしかコンテを描いていないんです。具体的には最初の戦闘のくだりまで描いて未完成のまま引き上げられたのですが、それに関しては僕にも多少言い分がありまして……(苦笑)。ちょうど富野監督がこの絵コンテをチェックするタイミングで、ワルシャワでの音楽収録が入ったんです。それで「ワルシャワに行く
国民的童話作家・宮沢賢治(菅田将暉)の意外な一面が描かれる 視点を変えることで、それまでとは違った歴史や人物像が浮かび上がってくる。作家・門井慶喜の直木賞受賞作『銀河鉄道の父』(講談社)は、童話作家・詩人として著名な宮沢賢治の生涯を、父親の視点から描いたユニークな作品だ。「純朴な人」というイメージの強かった宮沢賢治だが、父・政次郎にしてみれば、家業を手伝うことなく浪費ばかりする放蕩息子だった。だが、そんなダメ息子のことが、政次郎は愛おしくて仕方なかった。おかしくも、せつないホームドラマとして『銀河鉄道の父』が映画化された。 生まれついてのボンボンで、純粋すぎるがゆえに常識はずれな行動を繰り返す宮沢賢治に、『共喰い』(13)や『そこのみにて光輝く』(14)から活躍が途切れることのない菅田将暉。兄・賢治の文才をいち早く認めた妹・トシに、『ラストレター』(20)の森七菜。そんな子どもたちを厳しく
塩谷瞬演じる主人公は依頼者の要望に応え、あらゆる代行サービスを行なう 血縁関係のないキャストが集まり、家族を演じる映画の世界では、血のつながらない“擬似家族”をテーマにした作品はとてもリアリティーを感じさせる。岩井俊二監督の『リップヴァンウィンクルの花嫁』(16)や吉高由里子のデビュー作『紀子の食卓』(06)は、伝統的な家族制度が崩壊した日本社会の現状を映し出した社会派ドラマだった。塩谷瞬が主演した『レンタル×ファミリー』も、レンタル家族を描いた問題作だ。しかも、劇中で描かれる“レンタル家族”を提供する会社が実在することに驚かされる。 本作の主人公・三上健太のモデルとなったのは、2009年に代行サービス会社「ファミリーロマンス」を立ち上げた石井裕一氏。2019年に石井氏が執筆した『人間レンタル屋』(鉄人社)を原作にし、本作は映画化されている。塩谷瞬演じる三上に“レンタル父親”を頼まざるをえ
撮影/星亘 『アル中ワンダーランド』(扶桑社)でアルコール依存症の日々を描き、サウナに開眼し自己と見つめ合った『湯遊ワンダーランド』(同)の作者・まんきつさん。自分自身との和解を果たした彼女が選んだ次なる題材は、最も身近な存在である犬だったーー。 愛犬のポテトちゃん、銀ちゃんと暮らす日々をユーモラスに描きながら、ルポ取材で犬のしつけ現場や、保護犬活動の現状などにも踏み込んだ新作『犬々(わんわん)ワンダーランド』(同)の第1巻が6月6日に発売。まんきつワールドの新たな扉が開いたと話題沸騰中だ。 『犬々ワンダーランド』(扶桑社) さらに前作『湯遊ワンダーランド』が、テレビ大阪・BSテレ東の7月クールでドラマ化されることも決定! サウナにハマる“きつこ”役をともさかりえさんが演じることが発表された。まんきつさんに、ドラマ化への思いと『犬々ワンダーランド』について話を聞いた。 まんきつ 1975年
これを書くためにnoteを始めたので体裁が見にくい場合が大いにあると思われます。ご容赦ください。 このnoteはさぎし氏の押韻論を、主に『YOASOBI『アイドル』の異様さの評価+常識外れの英語歌詞の問題について』と『補足記事:YOASOBI『アイドル』の英語歌詞の比較検討』を取り立てて批判した文章になります。彼の押韻の分析の仕方に問題があることは本人にTwitterで直接指摘したことはあったのですが、聞く耳を持たれなかったし、何より彼の評論を読んでアーティストらが韻(ひいては音楽)に対して窮屈な思想を持ってほしくないので執筆しました。 また、歌詞論や音楽評論の方々、YOASOBIなどのJ-popが好きな方々、HipHopが好きな方々に届けばいいなと思います(この評論で何かしらの楽曲を攻撃することはないので安心してもらっていいです)。 さぎし氏の押韻論について 読者の方々はもう既に聴いてら
ライフスタイル連載 連載Z世代PRパーソンのキニナルTrendope 【本当は教えたくない旅行サイト】Z世代は絶対知らない、“秘密の古き良き温泉”が集う「日本秘湯を守る会」とは? 執筆者:西田織絵 ともに“最旬情報”を発信する、メンズファッション誌「smart」とNo.1 PR会社ベクトルグループの「アンティル」がタッグを組んで、今知っておきたいトレンド情報をお届けする連載「Z世代PRパーソンのキニナルTrendope」。“Trendope(トレンド―プ)”とは、「Trend(トレンド、流行)」と、最高・かっこいい・やばいなどの意味を持つ「Dope(ドープ)」をかけ合わせたsmart×アンティル流の造語。今、世の中の興味・関心を集めているドープなコトやモノを分かりやすく、そしてこれから注目されるであろうドープなコトやモノをいち早く発信していきます。しかも、ナビゲーターはアンティルで働くZ世
2007年にデビューアルバム『EXIT』をリリースし、これまでに9枚のオリジナル・アルバムに加え、コラボEPや数えきれないほどの客演楽曲を世に送り出してきたラッパー、NORIKIYO。無慈悲なストリートライフをリアルに描き出すと同時に、人生を鼓舞するポジティブなリリックも彼の魅力だった。常に皮肉とユーモアを忘れずに言葉を紡いできたNORIKIYOだったが、2022年8月に彼が逮捕されたという事件が報道された。“末端価格1億1000万円の大麻を育て売買していた”というセンセーショナルなニュース。しかし、それは彼が主張する事実とは異なる報道内容だった。判決を待つ保釈中という状況のなか、一体、逮捕をめぐって警察とどんなやりとりがなされたのか、赤裸々な訴えと共に勾留中に大半の歌詞を書き上げたという10thアルバム『犯行声明』に込めた思いを聞いた。 【写真を見る】『犯行声明』アートワーク ―今から順
──アニメ『響け!ユーフォニアム』(以下『ユーフォ』)シリーズとしては4年ぶりの新作です。『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』(以下『アンコン編』)の制作が進んでいますが、いかがですか? 石原久しぶりに『ユーフォ』を作ってみて……やっぱり「面倒!」です(笑)。 小川(笑)。僕は楽器の作画など大変だなというところもあるんですが、ドラマとしてどう見せるかが改めて難しい作品だなと思いました。当初『アンコン編』はOVAの企画として始まっていたんです。それもあって、“久美子3年生編”(2024年放送予定)へつないでいくという意味も含めた『アンコン編』がどうあるべきか、というのは考えましたね。 ──もともとOVA企画だったんですね。 石原“久美子3年生編”の2024年放送は結構先で、ファンの皆さまをお待たせしてしまうので、それまでの間に何か出したいなという話があったんです。そこで
高校生たちの等身大なスクールライフを描き、彼らの人間関係の悩みや付き合い方から多くの気づきを与えてくれるアニメ『スキップとローファー』。“日常系”と称されるような緩いテイストながら、人間的に未熟な彼らが悩み、成長していく様子が老若男女問わず人気の作品だ。 本作の空気感を生み出し、主人公でありつつ紛れもないキーパーソンである美津未を演じているのが黒沢ともよ。黒沢は『響け!ユーフォニアム』黄前久美子役でも感情の機微を見事に演じていたが、本作でも“田舎育ちでマイペース”な美津未が魅力的に映っているのは、黒沢の繊細な演技の賜物だ。 それはただ声色を作っているだけではなく、役に対しての深い解釈と演技の工夫がある。今回のインタビューでは美津未役への向き合い方から作品への思い入れ、そして声優として大切にしていることを聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】 「美津未ちゃんの
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