会社員時代は仕事と生活の場を分けて発想を得ていた ――若手の時はどんな家に住んでいたのでしょうか? 佐久間宣行さん(以下、佐久間):テレビ東京のADだった頃は、編集所の近くに住んでいました。南麻布の四ノ橋付近ですね。当時は白金高輪駅がなかったので広尾駅まで徒歩15分くらいの場所。そこに家賃8万円くらいの部屋があったんですよ。今思うと、若手時代にあそこに住めたのは大きかったです。 ――編集所が近いからですか? 佐久間:それもあるんですけど、業界の匂いがしないところも気に入ってました。僕は仕事と生活は切り離したいタイプなんです。業界の人は中目黒とか六本木に住みたがるんですけど、そうなると仕事と生活が混同してしまう。 当時住んでいた四ノ橋には、昔ながらの商店街があったんです。おじいちゃんとかおばあちゃんが歩いているような街でした。休日はその商店街でもつ焼きを食べながらのんびり過ごす。心の平静を保
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