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2024年3月7日のブックマーク (16件)

  • 柴田聡子が話す「奇をてらわない」ことと「現実的に考える」ということ。腰を据えて音楽に対峙する | CINRA

    「これほどぎりぎりまで作業したのは、初めてでした」。7枚目のアルバム『Your Favorite Things』の制作について、柴田聡子はそう話す。 これまでにない試行錯誤を経て生まれたというこのアルバムの話を聞くなかで、パラフレーズしながら繰り返し話されたのは、「奇をてらわない」ということと「現実的に考える」ということ。奇をてらわず、現実的な方法でより力強い夢を見るために、音楽家、そして一人の大人として、自身について省みることや、変わってゆくことに、柴田聡子はいま、格的に腰を据えて対峙しているようだった。 まっすぐで研ぎ澄まされた、けれども肩の力の抜けたこのアルバムが、これまで以上に音楽をつくることに邁進し、真摯に向き合おうとする姿勢から生まれたことが、インタビューを通じて垣間見えた。 ─今回のアルバムは、どんなふうにできあがっていったんですか? 柴田:前作までは自分のもの過ぎて、恥ず

    柴田聡子が話す「奇をてらわない」ことと「現実的に考える」ということ。腰を据えて音楽に対峙する | CINRA
  • 『君たちはどう生きるか』と『ゴジラ-1.0』は『オッペンハイマー』への回答だ | アカデミー賞を控え米紙が3作品を分析

    現地時間3月10日に授賞式が開催される米アカデミー賞では、「原爆の父」の伝記映画『オッペンハイマー』が最多13部門にノミネートされた。さらに宮﨑駿監督の10年ぶりの新作『君たちはどう生きるか』が長編アニメーション部門に、全米で大ヒットとなった『ゴジラ-1.0』が視覚効果部門にノミネートされるなど、邦画作品の快進撃も話題だ。 第二次世界大戦が舞台という共通点を持つこの3作品について、ニューヨーク映画批評家協会の会員である筆者が、米紙「ニューヨーク・タイムズ」に寄せた映画評で興味深い論を展開している。 『ゴジラ-1.0』でこれほど泣くとは思わなかった。 評判を聞いたときは、鱗に覆われた怪獣のクールなアクションが痛快なスペクタクル映画を想像していた。だが作は、壮大なアクションシーンに加え、第二次世界大戦終結からまもない世の悲嘆と、そこで生きる人たちの思索も描く。 『ゴジラ-1.0』モノクロ版の

    『君たちはどう生きるか』と『ゴジラ-1.0』は『オッペンハイマー』への回答だ | アカデミー賞を控え米紙が3作品を分析
  • 袖飛車講座 対三間飛車△4四銀型

  • 【新学期に読んで欲しい漫画】『夢なし先生の進路指導』に学ぶ“諦めの実学”

    「夢は人を殺しかねない」──穏やかではありませんが、今回はそんな話です。 年に数百以上の漫画を読む筆者が、時事とリンクするタイトルを紹介する連載「漫画百景」。 第一五景目は、『夢なし先生の進路指導』です! 2024年もあっという間に3月、卒業シーズンを迎えました。これまでの生活に別れを告げ、新しい出会いに胸をはずませ、夢や目標に邁進する方も多いかと思います。 だからこそ、あえて今回は、「夢は無慈悲で残酷です」と警鐘を鳴らす教師が主人公の作を紹介します。 笠原真樹による漫画『夢なし先生の進路指導』『夢なし先生の進路指導』は、小学館の漫画誌『週刊スピリッツ』で連載中。小学館のWeb漫画サイト「ビッコミ」でも配信中で、既刊は2巻。 かつて『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で、『リビドーズ』『群青戦記 グンジョーセンキ』を連載していた笠原真樹さんによる作品です。 夢の功罪がテーマで、これまでに声

    【新学期に読んで欲しい漫画】『夢なし先生の進路指導』に学ぶ“諦めの実学”
  • Creator’s Lounge/『BLUE GIANT』著者対談!! | 小学館コミック

    BLUE GIANT EXPLORER』最終第9集& 『BLUE GIANT MOMENTUM』第1集 発売記念!! 著者 石塚真一氏 × NUMBER 8氏、バディならではの“まったり”クロストーク!! 世界一のジャズプレーヤーを目指し、仙台から東京、ヨーロッパを経てアメリカへ渡った宮大(ミヤモト ダイ)の奮闘を描き続けている『BLUE GIANT』シリーズ。 このたび、アメリカ編『BLUE GIANT EXPLORER』の最終第9集と、新シリーズのニューヨーク編『BLUE GIANT MOMENTUM』の第1集が同時発売!! それを記念して、著者の石塚真一氏&NUMBER 8氏にインタビュー!! 『岳 みんなの山』で脚光を浴び、『BLUE GIANT』シリーズは累計1200万部を突破する超ヒット作となった石塚真一氏。かつては出版社の担当編集者として、現在は原作者として、作品づくりに

    Creator’s Lounge/『BLUE GIANT』著者対談!! | 小学館コミック
  • “疑惑”にさらされる「日本アカデミー賞」、読めば納得する「投票の実態」とは?

    国内に映画賞は数あれど、日アカデミー賞ほど映画ファンから“批判”を浴びる映画賞はない。彼ら曰く、「大手映画配給会社の作品が優遇されているのではないか?」「芸術性や作家性の高い映画より、話題性や著名俳優出演作が選ばれる傾向にあり、映画賞としての価値に疑問符がつく」など。そこで今回は「中の人」、すなわち投票権のある日アカデミー賞協会の現役会員3名に匿名で話を聞き、投票の実態などを聞いた。 身内が身内を労う賞 来る2024年3月8日、第47回日アカデミー賞の授賞式が行われる。既に発表されている各部門の優秀賞の中から最優秀賞が選ばれる、年に一度の映画人たちの祭典だ。ここでいう優秀賞は米国アカデミー賞で言うところの「ノミネート」、最優秀賞は「受賞作」にあたる。 日アカデミー賞のスタートは1978年。主催は日アカデミー賞協会で、家である米国の映画芸術科学アカデミーから正式な許諾を得て発

    “疑惑”にさらされる「日本アカデミー賞」、読めば納得する「投票の実態」とは?
  • 第11回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作にして、刺さる人にはこれ以上なく深く刺さる物語──『ここはすべての夜明けまえ』 - 基本読書

    ここはすべての夜明けまえ 作者:間宮 改衣早川書房Amazonこの『ここはすべての夜明けまえ』は、第11回ハヤカワSFコンテストの特別賞を受賞したSF中篇(もしくは短めの長篇といえるかぐらい)だ。特別賞は長さが短めだったり一点突破の魅力があったりで受賞する作品が多いが(たとえば過去事例で代表的なのといえば草野原々の「最後にして最初のアイドル」など)、作も「刺さる人にはこれ以上なく深く刺さる」、2100年代を舞台にした、問題まみれの家族の物語だ。 とある理由からひらがなだらけの文章で物語が始まるので面らうのだが、設定開示の順番は心地よく、すぐに作中世界へと入り込んでいくことができる。単行になる前からゲラが配られたりSFマガジンに全文掲載されたりしていたのでエモいエモいと評判だけは聞いていたのだけど、実際に読んでみたらたしかにこれはエモーショナルな物語だ。しかし、ただ感動させよう、感動さ

    第11回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作にして、刺さる人にはこれ以上なく深く刺さる物語──『ここはすべての夜明けまえ』 - 基本読書
  • 森泉岳土の本格ミステリ・コミック『佐々々奈々の究明』が面白い  新たな“安楽椅子探偵”の誕生

    かの名探偵シャーロック・ホームズとワトスン博士の例を挙げるまでもなく、古今東西、ミステリの名作にはたいてい魅力的なコンビが登場するものだ。 先月単行が刊行された森泉岳土の『佐々々奈々の究明』(上・下/小学館)もまた、そんな“名コンビ”が活躍する格ミステリ・コミックである。 主人公は、大学生の佐々々流々(さささ・るる)と、その姉でミステリ作家の奈々(なな)。あるとき、ふたりの叔父である八木沼和巳が急逝し、流々は、彼が生前暮らしていた山荘(八木沼荘)を訪れる。そして、ふとした拍子に、8年前に失踪した叔母・アヴィーのことを思い出すのだった。 果たして、叔母は当に失踪したのか、あるいは――。 八木沼荘のある長野の山奥で流々は、失われた記憶を取り戻すため、独自の調査を開始する。やがて姉の奈々が「究明」することになるその事件が、「取りかえしのつかない結末」に辿り着くとも知らずに……。 新たなアー

    森泉岳土の本格ミステリ・コミック『佐々々奈々の究明』が面白い  新たな“安楽椅子探偵”の誕生
  • 写して - 山本登 | 少年ジャンプ+

    写して 山登 今年で高校卒業となる洲崎和は誰しもがいい感じに写りたいもの――“卒業写真”の撮影に臨む。過去の出来事から和には譲れない写真姿の一線があるのだが、校則に阻まれてしまい、人生最大のピンチに立たされることに…!小さいかもしれないが当人にとっては大切なもの、そんな一瞬を切りとった山登先生の鮮烈なデビュー読切登場!!

    写して - 山本登 | 少年ジャンプ+
  • ムジカテーハ - 音楽を、もっと。

    2024-10-06 2024-10-05 ポスト・ボッサの旗手ジョン・ローズボロ、妙々たるアンサンブルで魅せる新譜『Fools』 2021年のデビュー作『Human Nature』が絶賛され、新世代の有力なボサノヴァ・ミュージシャンとして名乗りをあげたNYのSSWジョン・ローズボロ(John Roseboro)が待望の2枚目となるフルアルバム『Fools』をリリース。メイ・シモネスをはじめブルックリンの実力派の友人たちが強力にジョン・ローズボロをサポートしており、前作でも味を出していた程よい塩梅のユルさはそのままに、アンサンブルの魅力も楽しめる極上の一枚となっている。 2024-10-05 2024-10-03 レゲエとボサノヴァに恋するクロード・フォンテーヌ、程よい軽さが心地よい新作『La Mer』 レゲエとボサノヴァを60〜70年代のフレンチポップ・テイストで歌うアメリカ合衆国のシン

    ムジカテーハ - 音楽を、もっと。
  • 「お風呂が全面ガラス張りで、丸見えだった(笑)」20歳で“昭和ラブホ”にハマった女性(26)が語る、1人でラブホ巡りをする理由 | 文春オンライン

    各地に残る昭和のラブホテルを巡っている、昭和ラブホ愛好家のゆななさん(26)。北海道から沖縄まで、全国100軒以上の昭和ラブホを1人で訪れるほどの偏愛ぶりだ。今年3月29日には、自身の“昭和ラブホ愛”を詰め込んだ著書『回転ベッドを追いかけて』も出版した。 今回、そんなゆななさんに取材を申し込んだところ、「私のお気に入りの昭和ラブホで話しませんか」と返信があった。指定されたのは、埼玉県川越市にある「Hotel SunPearl(ホテルサンパール)」。

    「お風呂が全面ガラス張りで、丸見えだった(笑)」20歳で“昭和ラブホ”にハマった女性(26)が語る、1人でラブホ巡りをする理由 | 文春オンライン
    akihiko810
    akihiko810 2024/03/07
    ラブホめぐり著書「回転ベッドを追いかけて」
  • ニューエイジ再評価の今、「癒し系」と呼ばれたディープ・フォレストに耳を傾けるべき理由 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    ディープ・フォレスト(Deep Forest)がビルボードライブ東京に初登場。活動30周年記念の特別公演「BURNING TOUR 2024 – 30th Anniversary」が4月8日(月)・9日(火)に開催される。世界各地の民族音楽とダンス・ビートを掛け合わせ、日でも90年代に一世を風靡したフランス発エレクトロ・グループを今こそ再発見すべき理由とは? 音楽評論家の柴崎祐二に解説してもらった。 ※追記:ディープ・フォレスト来日公演のチケットプレゼントを実施中、詳細は記事末尾にて。 今から約4年前の2020年6月、過去に発表された重要アルバムを徹底解説する米音楽メディア・Pitchforkの名物企画「Sunday Review」で、とあるコンピレーション・アルバムが紹介された。1994年、『Pure Moods』というタイトルの元、Virginからリリースされたそのアルバムは、ヒーリ

    ニューエイジ再評価の今、「癒し系」と呼ばれたディープ・フォレストに耳を傾けるべき理由 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
  • 滝沢洋一と「マジカル・シティー」が起こした世界的シティ・ポップブーム“47年目の真実”【Vol.1】奇蹟的に発見された大量のデモテープ - まぐまぐニュース!

    数年前から世界中で大ブームを巻き起こし、今やスタンダードとして定着した感のある音楽ジャンル、シティ・ポップ。最近では、大滝詠一、竹内まりや、松原みき、吉田美奈子、角松敏生などの楽曲が国内外で再評価され、再発のアナログ盤がチャートにランクインするなど、ブームの熱は冷めることなく続いています。音楽業界では山下達郎と大貫妙子の在籍したバンド「シュガー・ベイブ」が“シティ・ポップの先駆け”ということになっていますが、シュガー・ベイブとほぼ同時期に活動しながら、最近までその存在さえ知られていなかった「あるバンド」をご存じでしょうか。その名は滝沢洋一と「マジカル・シティー」。彼らこそが、昨今の世界的シティ・ポップブームの礎を築いた重要なバンドであることが、約3年近くに及ぶ関係者たちへの取材によって明らかになりました。この取材を通して見えてきたのは、音楽に情熱を燃やしていた男たちによる「奇跡的な出会いの

    滝沢洋一と「マジカル・シティー」が起こした世界的シティ・ポップブーム“47年目の真実”【Vol.1】奇蹟的に発見された大量のデモテープ - まぐまぐニュース!
  • プリキュアとポケモンの「名付け」にはパターンがあった…超人気アニメから見えてくる「音声学の醍醐味」(川原 繁人,川添 愛)

    ――書は、言語学者である私が近年抱いている「読者の方々に、ことばの様々な側面について、もっともっと知ってもらいたい、そしてもっともっと考えてもらいたい」という想いを前提として、4人の「ことば」のプロたちと語り合った対談をまとめたものです。歌人・ラッパー・声優・言語学者/小説家、彼女ら・彼らがことばとどう向き合っているのか、それを言語学の視点から解釈するとどうなるのか、対話を通してこそ浮かびあがってくる発見と興奮が書にはつまっています。―― 『日語の秘密』はじめに より 気鋭の言語学者が「ことばの達人」に出会ったら――。思わず誰かに話したくなる、日語の魅力とことばの楽しみ方が満載の対談集! ※記事は川原繁人『日語の秘密』から抜粋・編集したものです 「3人の学生が来た」と「学生が3人来た」は何が違う? 川原 川添さんは、日人が日語を使っているときに頭の中で何が起きているのかを研

    プリキュアとポケモンの「名付け」にはパターンがあった…超人気アニメから見えてくる「音声学の醍醐味」(川原 繁人,川添 愛)
  • ムーンライダーズが特異なバンドであり続ける理由 優れたリスナー、先鋭的なディガーとしての鈴木慶一の功績

    ムーンライダーズが特異なバンドであり続ける理由 優れたリスナー、先鋭的なディガーとしての鈴木慶一の功績 ムーンライダーズは、日音楽史において最も特異なバンドの一つである。「現存する日最古のロックバンド」(中心メンバー鈴木慶一が2023年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した際の贈賞理由に記載)と言われるとおり、長大なキャリアを持っているのだが、その音楽性は作品ごとに異なり、一貫した味わいを保ちながらも得体の知れない広がりを示し続けている。こうした活動が後続に与えた影響も大きい。鈴木慶一ソロのプロデュースも務めた曽我部恵一(サニーデイ・サービス)や、近年のムーンライダーズに参加している佐藤優介(カメラ=万年筆)と澤部渡(スカート)を筆頭に、永井聖一(相対性理論)やアーバンギャルド、ゆるめるモ!や3776、空間現代といった面々も影響を受け、ムーンライダーズのトリビュート盤やリミックス集に参加

    ムーンライダーズが特異なバンドであり続ける理由 優れたリスナー、先鋭的なディガーとしての鈴木慶一の功績
  • 『セクシー田中さん』で描かれた「性被害とアフターピル」。作者が残したメッセージとは?(小川たまか) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    田中さんはベリーダンスの衣装に着替えて派手なメイクをしてもやっぱり40代相応のシワがある女性だし、特別美人なわけでもありません。 そしてAIのように正確に経理をこなす「しごでき」の一面を持ちながらも、自分に自信がなく、気を抜くとすぐに友達や恋人ができたことのない過去を思い出して背筋が曲がりがちです。 けれど主人公の(倉橋)朱里は、そんな田中さんに惹かれ、憧れます。 田中さんとは真逆のタイプである朱里もまた、自分に自信のない面を持つひとりの女性です。 朱里は23歳で、子供のころから「ぶっちゃけ引くほどモテた」くらいかわいく、明るい性格。婚活目的で合コンに参加すれば、すぐに男性から連絡先を聞かれます。 けれど、自分は男性からなめられがちだから「モテる」と知っていて、「今」の若さをフル活用しなければすぐ相手にされなくなるのではないかという焦りがあります。 モテるけれど交際してきた相手と心から通じ

    『セクシー田中さん』で描かれた「性被害とアフターピル」。作者が残したメッセージとは?(小川たまか) - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ