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ブックマーク / www.cinra.net (598)

  • 内藤礼×茂木健一郎 認識できないものがある世界、そこにいる幸福 | CINRA

    風や熱に揺れるリボン、落下する水、小さな「ひと」、そして光——。過激なほどささやかな物と、天候や時間も含む周囲の環境との対話によって、見る人の「生」の手触りを呼び起こすような作品を手がけてきた美術家、内藤礼。瀬戸内海の豊島美術館における建築一体型の作品『母型』などでも知られる彼女の、大規模な個展『内藤礼 うつしあう創造』が、金沢21世紀美術館で開催されている。 昼間は自然光、夕方以降はわずかな明かりが照らす会場には、注意しないと通り過ぎてしまうような、けれど、一度気づくと認識を大きく広げるような、小さなものたちが並ぶ。会場をめぐり、ものと感応し合うなかで芽生えるその感覚を、作家はこれまで距離をおいてきた「創造」という言葉で語った。今回はそんな展覧会を、十数年来の知人という脳科学者の茂木健一郎が観たあと、両者の対談の場を設けた。「人に認識できないことがあるという幸福」と話す内藤が、この展覧会

    内藤礼×茂木健一郎 認識できないものがある世界、そこにいる幸福 | CINRA
  • エロか、フェチか。外林健太と青山裕企が、女性ばかりを撮る理由 | CINRA

  • BiSHから届いた胸が詰まるような手紙。全員で語る空白の数か月間 | CINRA

    <あまりに突然に 世界が 予告もなく変わり果ててしまって> そんな言葉から始まるBiSHのニューアルバム『LETTERS』には、胸が詰まるような思いが真っ直ぐに刻み込まれている。メジャー3.5thアルバムと銘打たれた新作は、シングルとしての予定を急遽変更して制作された1枚。タイアップ3曲に加え、新型コロナウイルスの感染拡大を経てグループとしての活動が止まってしまった状況のなかで制作された書き下ろしの新曲4曲を収録。表題曲“LETTERS”に加え、音楽に救われた思いを綴ったアユニ・D作詞の“スーパーヒーローミュージック”、失われた日々の輝きを思うセントチヒロ・チッチ作詞の“I'm waiting for my dawn”、スカパラホーンズを迎え向こう見ずな覚悟を歌う“ロケンロー”と、「あまりに突然に世界が変わってしまった」2020年のドキュメントを綴る楽曲が並んでいる。 7月8日には収益全額

    BiSHから届いた胸が詰まるような手紙。全員で語る空白の数か月間 | CINRA
  • 柴田聡子の言葉の正体。油断せず、心して向き合った先で生まれる | CINRA

    柴田聡子は、歌詞を書くとき「油断しないように、心してかかっている」のだと言う。その「油断しない態度」は、彼女が書く歌詞の世界にもまた、当てはまるように思う。隣にいる友人や家族や恋人が、当にはどんなことを考えているかなんて絶対にわからないし、なんなら自分だって、誰にも見せない顔を持っている。柴田聡子の歌にいつもはっと立ちすくんでしまうのは、私たちを取り囲む世界がいかに親しげであったとしても、いつだって他者であるということ、そして自らも誰かにとっての他者として、ときに世界に対して多かれ少なかれ悪の要素をはらんで関わっている可能性が、愛と明るさと真摯なユーモアをもってあらわにされているからなのだと思う。 そんな柴田聡子による、先行配信の“変な島”を含む全4曲が収録されたチャーミングな新作EP『スロー・イン』。<どうしてひとりにしてくれるの / 私は泥棒かもしれないのに / どうしてなにもかもの

    柴田聡子の言葉の正体。油断せず、心して向き合った先で生まれる | CINRA
  • 蓮沼執太とRYUTist運営が語る、コロナ以降の「アイドルと楽曲」 | CINRA

    新潟市古町を拠点に活動する4人組アイドルRYUTistの新曲“ALIVE”が素晴らしい。蓮沼執太フィルが演奏する7分に及ぶミュージカルジャーニーの中で、メンバーの4人が美しいハーモニーや表情豊かなポエトリーリーディングを聴かせ、「今」という瞬間の刹那を刻み付ける。すでに「楽曲派」のリスナーから高い支持を集めていることも納得の名曲だ。 蓮沼のほか、Kan Sano、柴田聡子、パソコン音楽クラブといった名前も作家として並ぶニューアルバム『ファルセット』は、音楽ライターの南波一海が2016年にタワーレコード内に設立したレーベル「PENGUIN DISC」からのリリース。蓮沼と南波に加え、RYUTistファンの間では名物ディレクターとして知られる安部博明も交えて、“ALIVE”の誕生秘話を語ってもらうと同時に、「コロナ禍とアイドル」についても、それぞれの考えを聞いた。 新潟はどの県よりもアイドル

    蓮沼執太とRYUTist運営が語る、コロナ以降の「アイドルと楽曲」 | CINRA
  • 都築響一が語る、日本のファッションの面白さ、本当のかっこよさ | CINRA

    2020.06.24 Wed Sponsored by 東京オペラシティ アートギャラリー『ドレス・コード? ―着る人たちのゲーム』 おしゃれってなんだろう? パーフェクトなルックスのモデルやインタスタグラマーたちが、日々ファッション誌やInstagramを通して、しつらえのよい服やアクセサリーを身につけて理想のビジョンを提供する。そのように流通しているファッションとはいったい誰のためのものなのだろうか? そんな悩ましい疑問も含めて「ファッションとは?」を考える機会になるのが『ドレス・コード? ―着る人たちのゲーム』展だ。時代、地域、社会階層文化に紐づくファッションのコード(規範)を多角的にとらえる同展では、西欧を中心としたハイファッションのみならず、俗に言うヤンキーやオタク系の文化風俗も取り上げられている。 そんなファッションの多面性を考えるため、同展出品者でもある都築響一に話を聞く機

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  • 三宅唱が『ワイルドツアー』で描きたかった「人が恋する瞬間」 | CINRA

    CINRA.NET編集部が絶対に注目してほしいクリエイターを毎月1組だけ取り上げてプッシュする「今月の顔」。今回は映画監督、三宅唱に注目。2012年の劇場公開第1作『Playback』以来、次世代を担う存在として大きな期待を集め、昨年公開された『きみの鳥はうたえる』が2018年の日映画を代表する1作に。彼がこの作品で描き出した何気ない日常の風景は、それまでのどの日映画とも異なり、ゆるやかでみずみずしく、何より幸福感にあふれたものだった。 中高生たちの恋と青春を映す新作『ワイルドツアー』でも、日常に対する彼の繊細なまなざしは変わらない。そこに楽しさや豊かさを見出す、彼の作品の背景にあるものとは何なのか? そして三宅唱とはいったい何者なのか? 染谷将太くんに「繊細だ」って言われて、傷つきました。 ―『きみの鳥はうたえる』(2018年)は各映画賞でとても高い評価を得ました。次につながる手応え

    三宅唱が『ワイルドツアー』で描きたかった「人が恋する瞬間」 | CINRA
  • サニーデイ・サービス曽我部の純情と歌。成熟を拒み、走り出せ | CINRA

    2020年3月19日に配信リリースされたサニーデイ・サービスの新作『いいね!』には、正体不明な巨大なエネルギーがみなぎっている。このエネルギーは一体何だろうか。瑞々しい生命力や無鉄砲な肯定感、というような言葉で言い表せそうなそれは、初めて音楽に夢中になってしまったときに「何じゃこりゃー!!!?」と脳内に閃光が走ったときの記憶を思い起こさせる。 今回の取材で、曽我部恵一は「走り出したくなるような何か」という表現を繰り返し使って話してくれた。その言葉から考えても『いいね!』を形作るエネルギーは、一言でいえば「初期衝動」というようなものなのかもしれない。でも僕はそんなありきたりな言葉で片付けたくない。歳を重ねて知識や経験が身に付いていくのと反比例するように、純情は失われ、好奇心は錆つき、情熱は冷めていく……生きるということは得てして不可逆なものだが、曽我部恵一は力づくで、この世の法則を捻じ曲げる

    サニーデイ・サービス曽我部の純情と歌。成熟を拒み、走り出せ | CINRA
  • 春ねむり、愛と怒りで叫ぶ激情 この世はクソ、でも優しく生きたい | CINRA

    タイトルを宮沢賢治の同名詩より引用した前作フルアルバム『春と修羅』から2年、春ねむりがミニアルバム『LOVETHEISM』をリリースした。再生すると、荘厳なファンファーレの響きと、歪んだギターが絡み合う。そして、春ねむりは確信に満ちた発声で歌う――<痛みは僕を肯定せず ただ存在だけをたしかめる>。ここには、ただ「存在」がある。意味も救いも追いつけない速度で、ただ、「在る」ということ。『LOVETHEISM』は、ときに憤怒の形相で、ときに寂しそうな囁き声で、それを問いかける。「あなたは、そこにいる?」と。 人を愛するってどういうことなんだろう? 僕はあなたを許せるのだろうか? 緊急事態宣言の真っただ中で、それでも働くために外に出ていく恋人の背中を、僕はどんな顔で見送ればいいのか? わからない。悲しい。ムカつく。頭のなかを、わけのわからない感情が渦巻く。たしかなものがほしいと思う。なんでもいい

    春ねむり、愛と怒りで叫ぶ激情 この世はクソ、でも優しく生きたい | CINRA
  • ミニシアターで働く人の危機で、濱口竜介が考えた「責任」 | CINRA

    新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言や、補償が不明瞭な状況の中での自粛要請を受け、多くのミニシアターが閉館の危機に晒されている。そのような状況を受け、4月13日にMotion Galleryでスタートした「ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」は、クラウドファンディングを使って小規模映画館への支援を募っている。当初の目標であった1億円は3日で達成されたが、自粛要請が長期化する懸念も想定される。 そうした状況を受け、深田晃司監督とともに「ミニシアター・エイド基金」の発起人を務める濱口竜介監督にオンラインインタビューを実施。クラウドファンディングを実施するにいたった経緯から、まだまだ補償が明確にならない行政、公共に対しての胸中、コロナ禍で表出した日社会の課題を語ってもらった。 写真は、2018年8月のインタビューで撮影されたもの(参考:『寝ても覚めても』濱

    ミニシアターで働く人の危機で、濱口竜介が考えた「責任」 | CINRA
  • 箭内道彦×今日マチ子 藝大で学んだ、個人と向き合うもの作り | CINRA

    ものを作る上で大切なこととは。「風とロック」のクリエイティブディレクター箭内道彦と、漫画家・今日マチ子が対談。在学時期こそ違うものの、ともに東京藝術大学の卒業生である二人。その対話の中で浮き彫りになったのは、アートの存在意義であり、二人に共通するもの作りの基姿勢だった。 ※この取材は東京都の外出自粛要請が発表される前に実施しました。 自分のできることを模索した。二人が学生時代を回想 ―箭内さんと今日マチ子さんは、今回が初対面なんですよね。 今日:きちんとご挨拶するのは初めてなんですけど、実は博報堂の入社試験の面接でお会いしてると思うんです。 箭内:え! 博報堂の入社試験を受けていたんですか? 今日:金髪の派手な方が作品を見てくれて、もしかしたら箭内さんかも? と思ったのですが、緊張しすぎていて、ちゃんと顔も見られず……。もちろん箭内さんのことは存じ上げていたのですが…(笑)。 箭内:金髪

    箭内道彦×今日マチ子 藝大で学んだ、個人と向き合うもの作り | CINRA
  • 会田誠×菅付雅信が語る現代美術と教育。「居心地の悪さ」の追求 | CINRA

    最近、教育が騒がしい。小中学校の指導要領が変わって、プログラミングやアクティブラーニングの必要が唱えられるいっぽうで、大人もアートやクリエイティビティを学ぶべし、と叫ばれている。技術革新や社会変動のなかで、どうすれば人はよりよく生きられるのか。この激動の時代を、私たちは生き残っていけるのか。こんな希望と危機感が、人に教育への欲求を植え付けるのかもしれない。 渋谷PARCOの9階でスタートする10代向けの学び舎「GAKU」内に開講する「東京芸術中学」は、計15名のゲスト講師による特別授業、菅付雅信とジョイス・ラムによる座学を全40回にわたってお送りする、一風変わったアートスクールだ。同企画を主導する菅付は「最もアタマが多感で吸収力の高い中学生」を対象に、アートを教えることの必要を訴える。では、その必要性とはいかなるものだろうか? 特別ゲストの一人である美術家の会田誠を招き、両者が考えるアート

    会田誠×菅付雅信が語る現代美術と教育。「居心地の悪さ」の追求 | CINRA
  • 10周年のロロに寄せて。新作を目撃した、彼らを愛する5人が綴る | CINRA

    2019年、ロロは10周年を迎えた。旗揚げメンバーが誰一人欠けることなくその歩みを進めてきた10年、ロロは客席に座る私たちになにを見せてきただろう。三浦直之が青春時代に受容したポップカルチャーへの偏愛やユーモアと、その奥にある懐かしさや切なさが共存し、いつかの自分の記憶までも呼び戻されるような感覚――。その正体はなんなのだろう。 今年1月から上演が始まり、現在ツアー真っ最中の新作『四角い2つのさみしい窓』においてもそのバランス感覚はありつつ、しかし、その視線は「その先」をみつめているようだった。それは、これまでロロが掲げ続けてきた「ボーイ・ミーツ・ガール」で出会った登場人物たちの、出会った「その先」を描いているような。人が出会って一緒に何かをし、寄り添ったり衝突したりしながら、続いていく関係性。それはもしかしたら、ロロとして活動するメンバー自身が向き合っていることにも繋がるのかもしれない。

    10周年のロロに寄せて。新作を目撃した、彼らを愛する5人が綴る | CINRA
  • the peggiesは明るい、楽しいだけじゃない。大人の階段を上るまで | CINRA

    前に進む10~20代の若者を応援するプロジェクト「Honda×Music バイクに乗っちゃう? MUSIC FES.」に、マカロニえんぴつ、CHAI、雨のパレードとともに参加しているthe peggies。彼女たちは中学時代に前身バンドを結成し、高校からオリジナルを作り始めると、すぐにオーディションに優勝して、高1にしてさいたまスーパーアリーナのステージに立つという、漫画のような始まり方をしたバンドだ。しかし、高校では芸能活動が禁止されていて自由には活動できず、卒業後に満を持してインディーズデビューをするも、メジャーまでの道のりは決して簡単ではなかった。 現在24歳となった3人は、Hondaとのコラボレーションでミュージックビデオが制作された“weekend”を含む新作『アネモネEP』で、「幼さ」からの卒業を宣言する。そして、それは漫画のようなファンタジーを描くのではなく、ボーカルである北

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  • 雨のパレードの上京前夜と現在。人生を変えるのは「街」じゃない | CINRA

    雨のパレードは常に聴き手に寄り添い、その人の心を救うような歌を歌い続けてきたバンドだ。最新アルバムのタイトル曲“BORDERLESS”では<愛した人 歩んだ道 何もかも全部間違いじゃない>と呼びかけているように、その目線は優しくも力強い。前に進む10~20代の若者を応援するプロジェクト「Honda×Music バイクに乗っちゃう? MUSIC FES.」に、マカロニえんぴつ、CHAI、the peggiesらとともに雨のパレードが参加しているのは、非常にしっくりくる。 Hondaとのスペシャルコラボでミュージックビデオが制作されたのは、最新アルバムに収録されている“Walk on”。インディーズ時代の名曲“Tokyo”が起点となっているこの曲で、彼らは<憧れていたこの街に 理想の自分が待っていると思っていた>と、都市の理想と現実のギャップを歌う。そこで今回は、地元の鹿児島から上京してきた当

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  • LINE MUSIC高橋明彦と柴那典が語る、持続可能なアーティスト支援 | CINRA

    エンターテイメント業界が大きな打撃を受ける現在。アーティストたちの持続可能な活動にどうリスナー側は貢献できるのか。今回、LINE MUSIC取締役COOの高橋明彦が、音楽ジャーナリストの柴那典と対談。 約6000万の楽曲やMVを、各楽曲につき毎月1回まで広告なしで無料フル再生ができる「独自フリーミアム」モデルをリリースしたLINE MUSIC。そのリリースの背景には、無許諾アプリに対する問題意識があったという。アーティストにしっかりと還元される音楽の聴き方や、ストリーミングの意義とは。正解を語るのが難しいこのタイミングだが、少しでも探っていきたい。 ※この取材は東京都の外出自粛要請が発表される前に実施しました。 単に萎縮するだけでなく、どうやって音楽を支援していくかの議論をしたい。(高橋) ―この取材を行っている3月9日現在、お二人は、今のエンターテイメントにまつわる状況をどう見ていますか

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  • TERATOTERAの10年を辿る 自分の価値観の変化こそアートの意味 | CINRA

    アーティストも、ボランティアも、鑑賞者も、それぞれが変わること——。JR中央線の高円寺~国分寺間で2010年より展開されている『TERATOTERA』は、作品主義、コンセプト主義とも、まち作り目的とも違う、関わる人の変化にこだわり続けてきたアートプロジェクトだ。 アーティストである作り手と「テラッコ」と呼ばれる市民ボランティアは、一緒に企画を作り、日頃から事や会話を楽しみ、立場を超えて交流。さらに、そのテラッコがイベントの運営主体となるなど、「ボランティアの顔が見える」特異なアプローチも行ってきた。 今回はそんな『TERATOTERA』の歩みと考え方を、ディレクターで、活動拠点である東京・吉祥寺のスペース「Art Center Ongoing」代表の小川希さんに聞いた。アートの内と外の境界が揺らぎ、互いに滲み出すような、その活動を通して見えてきた景色とはどんなものなのか。 10年前、アー

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  • 内山拓也監督が語る、Uru、平井堅、King Gnuの話題MVの裏側 | CINRA

    美しくスタイリッシュな映像と、受け手の想像力を掻き立てるストーリー、リアルで魅力的な人物描写によって、まるで1映画のような余韻を残すミュージックビデオを発表している映像作家の内山拓也。今彼が世間から注目を浴びている事実は、手掛けたミュージックビデオの再生回数からも如実に伺うことができる。 スタイリストから転身し、フリーター時代に撮った初の長編映画『ヴァニタス』で『PFFアワード2016』の「観客賞」を受賞。その後内山が生み出す作品は、ジャンルや手法こそ違えど、常に「人」とその「関係性」にフォーカスを当てているのが特徴だ。「どんなジャンルの映画だろうと、大半は結局のところ青春映画だと思っている」と言う彼の定義する「青春映画」とは、一体どのようなものだろうか。 今回CINRA.NETでは、内山拓也の名を世に知らしめたKing Gnu“The hole”や平井堅“#302”、そしてドラマ『テ

    内山拓也監督が語る、Uru、平井堅、King Gnuの話題MVの裏側 | CINRA
  • 韓国映画のヒットの変遷。『シュリ』から『パラサイト』まで | CINRA

    昨年ポン・ジュノ監督の『パラサイト』が『カンヌ国際映画祭』のパルムドールを受賞し、続いて今年2月に発表された『アカデミー賞』で作品賞を含む4部門を受賞した。そのことで、韓国映画が言語の壁を超えて世界で認められるに至った背景に注目が集まった。 そんなとき、よく見かけたのは「韓国は国内市場が小さいから、海外に観客を求めているのだ」という主張である。果たしてそれは当なのだろうか。稿では、1997年のIMF危機(韓国通貨危機)以降の映画の中で、韓国国内で500万人以上(韓国の人口の約10分の1にあたる)の動員を記録した作品を中心に、韓国における国産ヒット映画の変遷を見ていきたい(以降、動員数は1万人以下切り捨て表示とする)。 (メイン画像:『パラサイト』 ©2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED) 『シュリ』のヒット。

    韓国映画のヒットの変遷。『シュリ』から『パラサイト』まで | CINRA
  • CHAI、学生時代を振り返る。軽音部時代を語り、日本の就活を斬る | CINRA

    「ドアを開けよう! 外へ出よう! 走り出そう! 私はどこにだって行ける」――そんな言葉を発するCHAIの声を、最近テレビなどから耳にした人も多いはず。 3月6日に公開され、12日よりテレビでも放送されているHondaのCMに出演中のCHAI。CMに起用されている楽曲“NO MORE MAKE”は、昨年2月にリリースし海外メディアでも高い評価を得たアルバム『PUNK』以来の新曲だ。 Hondaは現在、前に進む10~20代の若者を応援するプロジェクト「Honda×Music バイクに乗っちゃう? MUSIC FES.」を実施中で、CHAIの他、マカロニえんぴつ(インタビュー記事)、雨のパレード、the peggiesが参加中。この先“NO MORE MAKE”のミュージックビデオも、Hondaとのスペシャルコラボで制作されるという。 CHAIへのインタビュー前編では、キャンペーンのテーマと重ね

    CHAI、学生時代を振り返る。軽音部時代を語り、日本の就活を斬る | CINRA