八月一日から、出品作家のジェンダー平等を掲げた「あいちトリエンナーレ」(名古屋市などで開催)が始まった。これを機に、現代のアート界におけるジェンダー不平等について、歴史的な視点から振り返るのもいいだろう。 現東京芸術大学の前身である戦前の東京美術学校は男子校だった。そもそも女性は国立の機関で美術教育を受ける権利がなかった。現女子美術大学の前身である私立女子美術学校などの一部の私立校や私塾が、女子学生の受け皿だった。
トップ > Chunichi/Tokyo Bookweb > 書く人 > 記事一覧 > 記事 【書く人】 分断乗り越える道を 『新復興論』 地域活動家・小松理虔(りけん)さん(38) Tweet 2018年10月14日 原発に反対か、賛成か。福島の魚を食べるか、避けるか-。「福島を語ろうとすると、すぐ二者択一を迫られて敵味方に分断されてしまう風潮がある」。街づくりの実践を通して、分断を乗り越える希望を食と観光、アートに見いだした。 福島県・浜通りのいわき市小名浜で生まれ育った。働きながら地元情報のメール配信を手始めに街づくりの活動に乗りだした頃、東日本大震災に見舞われた。 二〇一三年から、福島第一原子力発電所の沖合で希望者と一緒に魚を釣り、放射性物質を調査する「うみラボ」という活動を始めた。安全性を自ら確かめ、「なんでみんな食べてくれないんだろう、食べようとしないのは科学的じゃないって思っ
今年の小林秀雄賞(新潮文芸振興会主催)に決まった曹洞宗僧侶の南直哉(じきさい)さん(60)の『超越と実存』(新潮社)は、仏教界への問題提起の書だ。仏教の開祖ブッダが説いた「無常」の教えに注目しながら仏教史を追い、変貌した日本仏教の存在意義を問う。「私の思想遍歴の総括です」と語る。
相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者十九人が刺殺された事件で、殺人罪などで起訴された植松聖(さとし)被告(27)から三通の手紙が本紙に届いた。「意思疎通がとれない人間を安楽死させるべきだ」と、差別的な考えに変化はない。自らも障害があり、障害者支援に取り組む専門家は「価値があろうがなかろうが生きていてよい、それが人権なんだ」と、その考えを否定する。事件から二十六日で一年。「共生」を進めていけるのか、社会が問われている。 (宮畑譲、加藤益丈、加藤豊大) 手紙で植松被告は「私の考える『意思疎通がとれる』とは、正確に自己紹介をすることができる人間」と定義。意思疎通がとれない重度・重複障害者は安楽死の対象にするべきだと、事件当時からの差別的な主張を繰り返した。 脳性まひで車いす生活を送る熊谷晋一郎・東京大先端科学技術研究センター准教授(40)は手紙を一読した後、「意思疎通をとれること
現代詩人の登竜門「中原中也賞」を18歳の史上最年少で受賞した文月悠光(ふづきゆみ)さん(24)が今年からネットでエッセー「臆病な詩人、街へ出る。」の連載を始めた。アイドルオーディションに出場して詩のアイドル「ポエドル」の称号を得るなど、詩人離れした華やかな活動が目立っていたが、この連載では、自らの社会経験が少ないことを吐露。以前からは百八十度方向転換し、当たり前の日常をつづっている。 (三沢典丈) 【こちらは記事の前文です】 記事全文をご覧になりたい方は、東京新聞朝刊をご利用ください。 東京新聞は、関東エリアの駅売店、コンビニエンスストアなどでお求めいただけます。 「東京新聞電子版」 なら全国どこでも、また海外でも、記事全文が紙面ビューアーでご覧いただけます。 購読・バックナンバーをご希望の方は 「新聞購読のご案内」 をご覧ください。 掲載日やキーワードから記事を探す 「記事検索サービ
元ビートルズメンバーの故ジョン・レノンのゆかりの品々を展示する「ジョン・レノン・ミュージアム」(さいたま市中央区)の閉館が三十日に迫っている。別れを惜しむかのように写真を撮るファンの姿が目立ち、来館者は例年の十倍以上にも。同館は「一人でも多くの人に見てもらいたい」と最終日まで無休で営業している。 同館は、ジョンの生誕六十周年の二〇〇〇年十月九日、妻オノ・ヨーコさんの全面的な協力を得た公認博物館として「さいたまスーパーアリーナ」内に開館した。ジョンの直筆作詞原稿や愛用眼鏡など百三十点を展示しているほか、オノさんとの出会いや一九八〇年に射殺されるまでの生涯を紹介。国内外からファンが訪れ、今月上旬に来場者六十万人を突破した。 しかし、今年二月、入館者数の減少などを理由に九月末での閉館が発表された。同館によると、閉館の報道後から来館者が増え始め、ここ数年は一日平均百人前後だった来館者が「夏休み以降
若者をターゲットにしたラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!(SOL)」(FM東京、月−金曜、午後10時)のウェブサイトをのぞくと、恋や勉強、友情に悩む中高生の素直な心がつづられている。誹謗(ひぼう)中傷も「ネットいじめ」もない“健全”な内容。その舞台裏は−。 (石原真樹) SOLは「甲子園を目指す子、ガリ勉の子、おしゃれなギャル、いろんな価値観の子が集まる学校」をイメージして、二〇〇五年にスタート。パーソナリティーは「校長」と「教頭」、ゲストのアーティストは「先生」と呼び、日替わりのレギュラータレントは「生徒」という設定。トークや歌が中心で、ほかにネットと連動したクイズなどがある。 番組のウェブサイトには、メーンの「学校掲示板」だけでも一日に平均で六千件の書き込みがある。番組への感想や「恋人いない歴五年だよ〜」「宿題が終わらない!」などのつぶやきがほとんどで、総じてまじめな印象を受け
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